商店街が生き残っていく戦略を考えてみよう
こんにちは。
本日は、「商店街が生き残っていくための戦略」についての投稿をしたいと思います。
1.本記事でのゴール
読者の方々が本記事を読み終えた時のゴール(状態)としては、下記となります。
・日本の商店街の現状や問題点を把握している状態
・今後、商店街が実践すべき戦略や施策を理解している状態
なので、そのことを念頭に置きながら、ご覧いただければと存じます。
それでは、進めていきましょう。
2.活気がなくなっていく商店街
最近、次のようなニュースを見ました。
兵庫県神戸市になる元町商店街にある『ふとんのつゆき 神戸もとまち店』が閉店する、というニュースです。
同店は、創業1921年の老舗寝具店で、神戸もちまち店がオープンしてからは50年以上になるそうです。
今回のニュースだけでなく、最近では、商店街に構える店が次々と閉店し、多くの商店街に活気がなくなってきていると感じていることがあります。
時代の流れと言ったらそれまでなんですが、それでも寂しいですね。
そこで、本記事では、日本の商店街が抱える課題と、その課題を解決するための施策について話していこうと思います。
3.商店街が抱える課題
まず、商店街は本当に衰退しているのか、を見ておきましょう。
こちらのデータは、中小企業庁が出している調査結果ですが、商店街(商店街振興組合、事業協同組合等)を対象に、最近の景況感のアンケートを取ったところ、「衰退している」が36.5%、「衰退の恐れがある」が30.7%と、衰退を感じている回答が全体の67.2%を占めています。
つまり、商店街の過半数以上が、衰退、もしくは、衰退のリスクを感じているのです。
では、そんな商店街は、一体、どのような課題を抱えているのでしょうか?
私は、次の3つが主な課題だと考えているので、順番に見ていきましょう。
(1) 消費者のライフスタイルの変化
消費者のニーズやライフスタイルが変化していることは、商店街が抱える課題の1つです。
近年、共働き、核家族化、リモート勤務の普及等、消費者のライフスタイルは、従来に比べて、大きく変化してきました。
また、余暇時間に利用・体験する娯楽サービス(動画配信サービス、SNS等)も増えてきている中で、商店街で時間を過ごすことが少なくなっています。
実際、消費者の余暇活動(プライベート時間での活動)のランキングを見ると、読書、動画鑑賞、音楽鑑賞、外食、ウォーキング等が上位に占める一方で、辛うじて「商店街へ行くこと」が含まれているであろうウィンドウショッピングの順位は、なんと14位でした。
消費者の余暇活動は、多様化しているのです。
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