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紙の新聞・雑誌が生き残っていく戦略を考えてみよう

こんにちは。

本日は、「紙の新聞・雑誌が生き残っていくための戦略」についての投稿をしたいと思います。


1.本記事でのゴール

読者の方々が本記事を読み終えた時のゴール(状態)としては、下記となります。

・紙媒体の現状や問題点を把握している状態
・今後、紙媒体が実践すべき戦略や施策を理解している状態

なので、そのことを念頭に置きながら、ご覧いただければと存じます。

本記事を読み終えた時のゴール(著者作成)

それでは、進めていきましょう。


2.女性誌「ハルメク」の編集長が語る紙媒体の未来

最近、次のような記事を見ました。

雑誌の休刊が相次ぐなか、部数を約14万部から44万部に伸ばした女性誌「ハルメク」の編集長である山岡朝子さんが、いかにして過去最高の部数を実現したのか、見据える紙媒体の未来とはどのようなものか、を語った記事です。

休刊、発行部数の減少等、ネガティブな話題が多い紙の新聞・雑誌ですが、そういった紙媒体は衰退していくことは避けれらないのでしょうか?

そこで、本記事では、紙の新聞・雑誌が抱える課題と、その課題を解決するための施策について話していこうと思います。


3.紙の新聞・雑誌が抱える課題

紙の新聞・雑誌は、一体、どのような課題を抱えているのでしょうか?

私は、次の3つが主な課題だと考えているので、順番に見ていきましょう。


(1) デジタルメディアの普及
1つ目は何と言っても、デジタルメディアの普及による、紙媒体の衰退です。

インターネットの普及により、オンラインニュース、SNS、電子書籍の利用が増えており、これにより、紙の新聞・雑誌の読者数や売上が減少しています。

こちらのデータは、日本新聞協会が公表したものであり、2022年の一般紙の総発行部数は3,000万部を大きく割り込み、2,800万部台まで落ち込みました。

また、この5年間で失われた部数は1,000万部であり、毎年平均200万部ずつ減少している計算になるそうです。

そして、今後もこのペースが続けば、15年後に紙の新聞は日本から消えてしまうと予測されています。

新聞の発行部数の推移と予測

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