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ミスiD2021 ファイナリスト選考へ向けて

こんにちは、きららです。Twitterをご覧の皆様ならご存知かと思いますが、実は私(キムチ公海賊団)は講談社様が主催している『ミスiD2021』というコンテストに参加しています。現在なんとセミファイナルまで進出してしまい、嬉しさと驚きでいっぱいだったのですが、早いことにもうすぐ次のファイナルへの進出者が決定する時期となってきました。

ところで、私の身の回りの友人たちは大抵私がミスiDに参加していることを知るとびっくりします。どうも「ミスiDに参加している一般的な女の子像」と「私自身のパーソナリティ像」が合致しないみたいです。巷における「ミスiDに参加している一般的な女の子像」の代表例として、大抵の人々は「メンヘラ・地雷系」を一番に思い浮かべるのではないでしょうか。次に某アイドルグループのような、「治安上等系・飲酒タバコOK」的な女の子像も最近流行していますね。

一方で、「私自身のパーソナリティ像」として、他人からの評価と自己評価を合わせると「体育会系インテリバグ女」という言葉がしっくりくるんじゃないかなって思います。私ルックス自体は結構地雷感が強いんですけど、性格は割と努力と根性でどうにかなると思っている体育会系で、義理人情を大切にしています。あと脳味噌自体は賢くはないんですけど、気合で国公立芸大卒業後アメリカの大学院に在籍しているので、学歴的にインテリだと自他共に評価しています。まぁ、バグ女の部分はよく分からないんですけど、普通に論理的に喋っているだけのに「酔っ払ってる?」と引かれる事が多いので。シラフです。

要するに「きららちゃんって内から外まで強さでできてる物体なのに、ぴえんなミスiDに殴り込みに行っている」と、よく不可解に思われているんですよ。その感想自体はめちゃめちゃ確かにって私も同感です。

でも、冷静にミスiD2020の募集要項を見ていただくと分かるんですが、そこには「ぴえん系メンヘラ募集・第二のZOC募集」とか全く書いていないんですよ。年齢・国籍・プロアマ不問…などなど、自由かつ柔軟なオーデイションであるとしか明記されていないんです。つまり、「ミスiDに参加している一般的な女の子像」なんてものはただの先入観で、Twitterだけで断片的に情報収集するSNSピーポーの幻想だということです。

ですが、ミスiD自体がもう既に何年も続いている企画なので、ある程度受賞する方の傾向はあるんじゃないかなぁと私なりに思っています。そして、その従来の傾向に、応募番号 No.793 きらら(キムチ公海賊団)は当てはまらないとも考えています。だってキムチ公海賊団ってなんやねんって感じじゃないですか。一応映像制作メインで応募しているのでこのグループ名を付け足したんですけど(映像って1人じゃ作れないんで)、そもそもこの名前で「スンッ…とした透明感美人のグランプリ枠」が手に入ると思っていませんし。

おそらく応募者の中でもトップクラスに意味不明な存在であることは確実ですが、それは裏を返せば「まだ誰にも侵されていない未領域」であると言えます。未知の存在は不快ですが、同時に好奇心を掻き立てるものであると自負しています。あまり言ってる意味がよく分からない、という方はもうネトフリでストレンジャー・シングス見てください。私たちのミスiDにおける立ち位置はいわば「裏側の世界」、映像作品を手伝ってくれているキムチ公海賊団員達は「デモゴルゴン」、きららは「マインドフレイヤー」です。

最後にアピールタイムとして、私たちのセールスポイントをあげておくならば2つあります。1つは映像制作への思いです。最近ミスiDの参加者で映像制作を謳っている方をお見かけします。映像好きな仲間がたくさんいることをオーディションを通して知れたことはよかったのですが、「オーディションのために個性の付加価値目的だけで映像やってんな」っていう方もいらっしゃいます。一方で私たちは制作しか得意な事がない悲しい生き物ですし、才能と努力で道を進んでいきたいとバカほど真剣に考えています。バカすぎて守銭奴の私ですら今年映像のために数十万円借金してしまいました。まあバカほど真面目とよく言ったもので、一応芸術大学でそれなりに映像の勉強を経験したので「映像制作してます!」って言えるスタートラインくらいの技術力はあります。

2つめは…社会に対する鬱憤の溜まり具合ですね。別に映像できるんだったら仕事なんていくらでもあるし、現在も少しずつお仕事はさせていただいています。てか、映像制作能力が人より高いからと言ってミスiDに応募するのはお門違いにも程があります。今や Adobe Premiere なんてYouTubeで誰でも勉強できるんだから。でも、私たちにとって映像制作は「ご飯を食べていく手段」のみならず「自己表現の手段」です。自分の映像技術力の範囲を超えて、「面白い事がしたい」「意思を伝えたい」「会社のババアに復讐したい」と常に企んでいます。自分たちの生きている社会を敏感に感じ取り、その表現の手段として映像を真剣に楽しんで日々制作しているんです。その企みの末に生まれた映像作品達が、果たして面白いのかどうかは鑑賞者に委ねられますが、誰か1人にでも刺されば喜ぶ変態がいてもいいんじゃないんでしょうか。

私はミスiDというオーディション自体を普通に楽しんでいるガチのエンジョイ勢です。だって自分の制作物や文章が、大森靖子さんや吉田豪さんなどの目に入ったらそれだけで面白いじゃないですか。毎年応募できる自由なお祭りと勘違いしているくらいです。もうすぐファイナル進出者が発表されますが、ミスiD2021「異端の愉快犯枠」をどうぞよろしくお願いします。

*トップ画のイラストは大学の先輩が描いてくださりました!かわいいでしょ。

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