【自他境界と感覚過敏と雨の日のうた】
半年ほど前の2019年の年末に、ネズミくん（長男）と２人してインフルエンザで寝込んでいる最中に降りてきた、雨の日のうた。これは実は私にとって【自他境界線】をしっかり引き直すための歌です。
人に共感しすぎるHSP？そんな傾向のある私が自分に言い聞かせるために書いた歌。
隣の人が嘆き悲しんでいてもそれは私の感情ではないしその人のダメージを一緒に背負う責任はないしそのことに罪悪感を感じなくてもいいんだ、と歌いながら再確認するための歌。
そんなこと改めて書くまでもなく普通は当たり前の事なんだろうけど、脳の情報処理機能がポンコツな私は、自他境界線が曖昧になると容赦なく周りの人の負の感情のダメージを貰うし、気がつくと自分でも理由の分からない罪悪感に苛まれているし、なぜか夕飯が喉を通らなかったり、心当たりが無いのに胃が猛烈に痛くなったりする。
だからこの歌を作って以来、【自他境界が緩んでるな】と思ったらいつでもこの歌を口ずさむことにしている。私のお守り。
雨の日は全体に調子が悪くなりがちだから、雨の日に紐付けされてるこの歌は色々都合が良い。
あと、これよく世間の認識との齟齬を感じるんだけど、HSPって私の解釈だと周りの感情を自分の感情だと脳が誤認識してしまう【情報処理能力の不備】だから、ざっくり繊細な人、と日本語に訳すと違和感がある。（これは医学的な根拠のない個人の主観的な見解です）
感覚過敏という意味では繊細なのかもしれないけれどそれは機能面の問題であって情緒面ではなく、【＝気遣いができる人】ではない。（もちろん中には気遣いができるHSPの人もたくさんいるのだろうけど）
むしろ私に関して言えば、単に【自他の感覚の区別がつきにくい】というだけで、気が利かないし、デリカシーは無い。（残念だ）数字を見ると色がついて見えてしまう共感覚に近いものがある。脳の誤作動であり、完全にオートで起こるために他者の感情の流れ込みの制御は難しい。
精神や体調の調子の悪い時ほど感覚過敏はひどくなる。今まさに絶不調、さらに寝不足。最悪。
不調の時は聴覚過敏や視覚過敏は倍増し、PCの画面は眩しくてほとんど真っ暗まで落とさなきゃ見ていられないし、蛍光灯のシリシリいう音で頭が痛くなるし、特定の周波数の音（女性と子供の声）で中耳が動く音がゴリゴリして本当に不快。そしてそこへ他人の感情が意味不明にどーっと流れ込んでくる。
視覚過敏も聴覚過敏も自他境界の崩壊も、脳の情報処理機能が低下してるから起こるわけで、私の場合ほかの感覚過敏とHSPの悪化は連動する。
私が周りのケンカを収めるのはあくまでも自分のため。穏やかに過ごそうと呼びかけるのはあくまでも自分のため。考え方を工夫してポジティブに暮らせるアイデアを発信するのはあくまでも自分のため。いい人でもなんでもなく、どこまでも自己中心的な考えなのだ。全ては他人の感情を丸ごと貰ってしまう自分が心地よくあるために。
調子の良い時にはスルーできる周りの負の感情も、HSPが悪化している時はスルーできない。なんとか解決（排除）しようと余計な事をしてしまう。
自分が負の感情を貰いたくないばっかりに、周りのたまたまネガティブな感情に支配されている人を宥めようと変にポジティブな事をわざわざ言いに行ったりしてその人の神経を逆撫でして怒りを買ってしまうというトラブル。これは完全に私が悪い。
そもそも人にはネガティブな感情を爆発させる権利があり、それが自分に影響するとしたら自分の方が離れるのがスジであり、わざわざ相手のところへ出かけて行ってヤメテクレと言う権利も筋合いもないのだ。これは本当に。
何回やったかな、このパターン。イザコザが嫌いなくせに、わざわざ燃えてるところへ首を突っ込んでヤケドするというわけのわからんアホな振る舞い。我ながらアホアホすぎてホント凹む。ダメージを貰いそうになったらスッと離れればいいのに。そしてその雨が降り止むのをそっと黙って待てばいいのに。
あ！と思った時にはもうあとの祭り。やっちまったら毎度胃が痛くて吐きそうになる。ズブズブに自他境界が曖昧なこんな夜は、自分への戒めとして脳内で無限ループで歌います。それではお聴きください、「雨の日のうた」。
【雨の日のうた】
雨がふってる
アタシの人生と何ら関係なく
雨がふってる
不器用に闘ってる人がいる
Woo 笑ってもいいかしら 君が泣いてるのに
笑ったらダメかしら 君を励ますのに
雨がふってる
アタシはただその音を聴いている
雨がふってる
だれかが悲しんでる音がする
Woo笑っても泣いても地球は回ってるし
笑っても泣いても明日は来るんだし…
雨がふってる
アタシはカタツムリを探している
雨がふってる
不器用なトモダチが嘆いてる
Woo笑っても泣いても地球は止まんないし
笑っても泣いても明日は来ちゃうんだし…
笑ってよ君が大好きだし
笑ってよその方が可愛いし
雨がふってる It is rainy day
アタシはただその音を聴いている
雨がふってる It is raining outside
だれかが嘆いてる
雨がふってる It is rainy day
アタシの人生と何ら関係なく
雨がふってる It is raining outside
不器用に闘ってる
雨がふってる It is rainy day
アタシは晴れるのをただ待っている
雨がふってる
「虹が出ればいいのに」と思っている…
■雨の日のうた
https://youtu.be/lwksZrQkfSU
■コード譜写真リンク（蛍光ペンのコードがC調、私がいつも弾き語りするのはC調です。前奏レレレ（D D D）から始まり歌い出しはC）
https://twitter.com/kirakiramamama/status/1309463104518934528?s=21
＃写真とか思考の断片とか
https://twitter.com/kirakiramamama/status/1309178481343893508?s=21
＃3時間＋2時間睡眠…とにかく寝たらちょっとはマシになるから今夜は早く寝よう…寝られるならば。
今私は不調の波に襲われてて、色々あってかなり凹んでたんだけど、仕事帰りに本屋に立ち寄って買った、岸田奈美さんの「家族だから愛しているんじゃなくて、愛してたのが家族だった」を一気読みしたら、随分と気持ちが軽くなった。
岸田さんも内外に色々、ほんともーかなり色々ある人。でもすごく前向きに生きている。今回凹んだタイミングでたまたま手元にあって、めちゃくちゃたくさん勇気をもらった。
きっとこの本はこれから落ち込んだ時に何度も何度も読み返すと思う。そして私はちょいちょいやらかしてどすーんと落ち込むのです。つまり今後きっと暗記するくらい読み込むことになると思う＝コスパ最高。いやはや、良い本を買いました。出会いに感謝。
最後に、自分に幻滅すると人の役に立ちたくなる、他者承認が欲しくなる弱い私は、歌のほかに、こんな日を救ってくれたり、生活がラクになったりする、誰かの役に立ちそうな三種のアイテムを紹介して、今日のメタメタな日記を終わろうと思う。
■岸田奈美さんの新刊…マジでめっちゃ癒された。仕事帰りに立ち寄った本屋さんに３冊入荷していた。エッセイのコーナー。最初どこにあるか分からなくて探し回った。マニキュアがオシャレで可愛い店員さんに声をかけたら「この本Twitterで話題ですよねー」と言われてすごく誇らしかった。（親戚脳）
■バブ・ピースフルハーブ（ベルガモットジンジャー・ナチュラルラベンダー・サンダルウッド・ユーカリ）…私はサンダルウッド（白檀）が一番好きだけど、早々と使い切って今あるのはベルガモットとユーカリで、今日はユーカリにしました。これを入れるとお風呂上がりが毎回感動するほどいい香りで、なんだか高級な人間になった気がする…今日もめちゃくちゃ癒された。
■マスク・スペーサー…実家で貰ったのだけど、これをマスクに内蔵させるとめちゃくちゃ息がしやすい。特にウォーキングとか走ったあとの呼吸が荒くなっている時に本当に息がラク。毎朝ネズミくんを学校に送るのに半分ランニングみたいな状態の私は、毎朝の息苦しさから解放されました。繰り返し使えるしすごく良い。