看護師なんて、早く辞めたかった。
白衣の天使が白衣を脱ぐには、まず、白衣をなぜ着たのかからお話するのがよいかと思います。
そしてまずは、「ナース」について知ってもらいたいと思います。
ナースは漢字表記すると、昔は看護師ではなく看護婦でした。師長さんではなく婦長さんでした。豆知識的に知ってもらう為にコトバンクさんで調べてみました。
看護師 かんごし nurse
厚生労働省の免許を受けて,傷病者や褥婦の看護や診療の補助を行なうことを業とする人。女性は「看護婦」,男性は「看護士」と呼ばれていたが,2001年に保健婦助産婦看護婦法が保健師助産師看護師法に改正されたのに伴って,2002年から男女とも「看護師」に統一された。
わたしたちが子どものころ、「看護婦さん」ってなりたい職業ベストスリーに必ず入ってた氣がします。私のお姉ちゃん世代は、キャンディキャンディが看護婦さんだったのも印象深いのではないでしょうか。
「婦」から「師」への変更は、女性・男性関係なく働く職業になったこともありますが、ナースの地位向上の為とも言われています。
「師」って、医師と同じで先生とか教える人という意味でもあります。漢字の変化からも分かるように、ナースの仕事内容の変化もあります。
ナースは療養のお世話、心のケア、白衣の天使・・・・そんなイメージからキツイ・汚い・危険の3Kとされる仕事になり、今ではなんと「9K」とも言われています。9Kの内情は、過酷・給料安い・休暇が取れない・帰れない・婚期が遅れる・化粧がのらないだそうで、最期の方はかなりこじつけのようにも感じますが、大きくうなずくナースも多いことでしょう。
日々進化する医療について行く為には、医師並みの勉強が必要ですし、ICT導入に伴い、紙のカルテが電子カルテになりました。記録が簡単になった分、記録しなければならない項目や規制も増え、時間通りに帰ろうと思ったら、とてもひとりひとりの患者さんに笑顔でニッコリ挨拶して、手を添えて話を聴いて背中をさすって、辛いときはいつまでもベットの傍らで見守ってくれる・・・なんてことはとてもじゃないけど出来ませんよね。
また、日々進化する医療の反面、家に帰れない介護が必要だったり寝たきりの高齢者のケアも看護師の仕事になっています。実は「えっ!?そんなことも看護師さんの仕事なの?」という事も沢山あるんですよ。
「ナースになりたい」と思った時、ここまでの事を想像してナースになることを決める人はどれくらいいるのでしょうか?
のん調べによると、「昔からナースになるのが夢だった」率は以外と低く、「お母さんがナースだったから」「先生に勧められて」「資格が欲しかったから」「食いっぱぐれがないと思って」などの理由が増えています。
特に最近では、一旦大学まで出たけれど就職出来なかったり、一旦社会に出たけれども思うような仕事に就けず資格を取り直す、という人も増えています。
一般的な話はこの位にして、のんがナースになった理由はなんだと思います?
「白衣の天使にあこがれて」
なんてカワイイ答えを期待してしまうかもしれませんが・・・
「なりゆき」
です。
もしくは、
「家族が敷いたレールに乗った」
とも言えるかもしれません。
あ、がっかりしちゃいました?
でも、そこには、こんな理由があるのです・・・・
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