Q.勇気の鍛え方ってありますか？ → A.ありません。

【Q】勇気の鍛え方を教えて下さい。

つい最近、読者さんから

「勇気の鍛え方ってありますか？」

というご質問を頂きました。

これに対する僕の回答は

「ありません。」

(...スパーーーンッ)

完。

だと、めっちゃ冷たいやつなので、
ちゃんとフォローも付け加えてご返信しました。

まず、結論から言いますと
勇気の鍛え方などこの世に存在しません。

勇気の度合いというのは、
「安心の担保」の度合い比例するからです。

━━━━━━━━━━━━━━
                安心の担保…
━━━━━━━━━━━━━━

…なんだそれ

ザワザワザワザワ…

…
…
…

安心の担保とは、

あなたがこれさえあれば

安心して生きていける！
挑戦していける！

いわば、人生の虎の巻みたいなもの。

この虎の巻(安心の担保)のカタチは
人によって様々です。

莫大な財産かもしれないし
優秀な人脈かもしれないし
秀でたスキルかもしれないし
お金を生み出す仕組みかもしれないし

人によって様々。

この安心を1つでも確保しておくと、
いざという時にそれを担保に
人生をかけた挑戦をすることができます。

人はその姿を見て

「なんてあの人は勇気があるだ！」

と言うんですね。

勇気なんてみんな持ってないし、
持ってないものを鍛える事はできません。

果敢に挑戦していく人が
持っているとすれば、それは勇気ではなく

「安心」

です。

安心を1つでも確保しておくと
行動のハードルがぐんと下がり

「えい、やっちゃえっ！」

と行動できてしまいます。

宇宙一わかりやすい例えでお話しましょう。

仮にあながが、手取り15万円の

1日15時間労働
休みは週1
昇給なし
ボーナスなし
退職金なし

という最高にファンキーな会社で
働いていたとします。

毎日毎日…劣悪な労働環境で働き
身も心もボロボロ…

辞めたくても辞めれない…

あぁ…自分の人生はこんなものなのか…

といつものように卑下していた時…

＼ピカーーーーーン／

目の前がいきなり神々しい光に包まれ
その中から現れたのは...

身長、体重、胸囲、頭周り、足の長さ、
全ての数値が【129.3】の

全身青い毛で赤っぱなで胸元に鈴をつけた
青タヌキのような猫型ロボットが
鎮座しているではありませんか...

(すぐさまイメージできたそこのあなた、想像力…豊かですよ。)

モゾモゾとお腹につけたポケットから
何かを取り出し

「お金製造機〜〜〜」

とコミカルな声とともに
聞いてもいないのに
アイテム名を発してくる青ダヌキ。

それに戸惑うあなた。

真顔で差し出してくる青ダヌキ。

受け取るあなた

青ダヌキ
「なぁ、このアイテム使って国家予算分のお金を生み出してみろよ！(ニカっ)」

━━ 本家とは正反対にダークサイドに完全に落ちている青ダヌキ

あなたは言われるがままアイテムを使い…

ドバドバドバドバドバドバ…

溢れんばかりの諭吉で目の前が真っ暗に…

※
この物語はフィクションです。
実在の人物・団体・事件とは一切関係ありません。

国家予算分のお金を手にしたあなた…

さぁ

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会社を辞めますか？辞めませんか？

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…
…
…

1億%辞めますよね（笑）

辞めない人はただのドMです。

これって、

“勇気があるから”

辞めれるのでしょうか？

違いますよね。

「お金」という安心を手にしたから
辞めるという行動をスパッと決断できた訳です。

ですが、人が見れば、

「スゲー、あいつ勇気あるなぁ」

となる訳です。

つまり、“勇気がある人”は

オーディエンスが勝手に
作り出した虚像であり、

当の本人は勇気があるとは
1ミリも思ってないのです。

思っていてもどこか
無意識に安心を確保しているはずです。

ですから、勇気は鍛えられません。

勇気というものがあるとするならば、
これさえあれば生きていけるという安心を確保する事です。

 安心と勇気はニコイチのラブラブカップル

じゃ、お前が確保している安心はなんなんだ？

ともしかしたら気になる方も
いるかもなのでお伝えしておくと、

僕の安心は

“失敗の数と経験値”

です。

ビジネスを始めて7年の間だけでも
相当な失敗と経験を得ましたが、

もっと言うと
生まれてから今に至るまでの
全ての失敗と経験が今の勇気を形成しています。

失敗というか…

子供の時から人が選ばない選択肢を
率先して選んできた人生なので
苦労はしましたよ（笑）

多数決の世の中ですから
マイノリティーに属した時点で
非難されたり、

「お前は人とは違うレッテル」

をバシッと貼られちゃうわけです。

今でこそ人と違う人生を
歩んできて良かったと思いますが、

子供からしたら、少数派の人生て
この世の終わりじゃないですか（笑）

子供の世界の正義は大多数なので、
そこに属しないと生きていけないみたいな。

すっごい細かいことでいうなら、
国語の4択問題で、誰も選ばないような
選択肢を自信満々に手を挙げて発表すると

その瞬間、「あいつヤベェ..」ですよ。

多くの人は望んでも選択しない人生を
なぜか自然と選択してここまで歩んできたので、
失敗と経験値は無駄に豊富なのです。

人生というサバイバルがあるなら
トップレベルで生き抜ける自信はありますね（笑）

そんな中、ビジネスを始めて、
自分が当たり前にしてきた経験や考えが
称賛される時があったんです。

自分からしたら、「なんでそんなことで？」
と思ったのですが、

“無難な選択肢を取った経験しか持っていない人がほとんど”

だったのです。

ですから人とは違う選択肢を
自然と取ってきた自分は本当にラッキーでした。

子供の頃はコンプレックスでしたが、
ビジネスを始めて認められたんです。

“人が経験していないことって価値が生まれるんだ”

と。

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経験しない事こそ人生最大の損失だな。

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と今までの人生を通じて教わりました。

僕はこれっぽちも勇気はないですが、
100人中、99人が選択しないようなことでも
ワクワクしながらやっちゃえます。

勇気がどうこうではなく、
それが成功してもダメでも

「経験」

という財産が残るから。

それは、自信に繋がり、安心へと変わる。

だから、また挑戦していけるのです。

よく行動力すごいですねとか
なんでそんな勇気あるんですか
とか聞かれますが、

勘違いですよ（笑）

僕にはこれっぽちも勇気はありません。

ジェットコースターも乗れないし
お化け屋敷も入れないただのへたれ野郎ですから。

これに挑戦したらどうなるだろう。

成功するかなぁ…失敗するかなぁ…

という、

利益と損失という表面上で
挑戦するか否かを決めているのではなく、

成功しても失敗しても、
100%経験はできます。

つまり、僕にとって
100%手に入るものなので、

挑戦しないことがゼロ、つまり最大の損失なのです。

僕にとって安心と勇気はニコイチで、
安心を確保するから勇気が生まれ挑戦でき、

挑戦した結果、安心(経験)の数値が上がるので、正のループが生まれます。

豊かにならざるを得ない環境を作り出しているのです。

どんなに小さくても安心を手にすることが
目の前の行動の選択を決断する勇気が生まれますので。