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実験1日目. スクーバダイビングの「ナビゲーション」とコーチングの共通点について

私はPADIオープンウォータースクーバインストラクターという民間資格を有している。フィリピンでダイビングを初めて、生徒さんを教えた経験もある。今日はこの話題から、コーチングの「意図」という話に繋げていく。

ナビゲーションについて。「アンダーウォーターナビゲーション」という言葉を聞いたことがあるだろうか。やってる人はもちろんご存じと思うが、要はダイビング中に迷子になることなく、楽しむための技術といえばおおよそ間違いはないだろう。

アンダーウォーターナビゲーションは、水中コンパスを使う。方位磁石。初めは陸上で練習して、その後、水面や水中で実践する。

この時、とても大事なことがある。泳ぎながら「手元のコンパスだけを見ていてはいけない」ということ。進む方向をコンパスで確認しながら、実際の目標地点に目を向けながら、進んでいく。あのサンゴまで、あの砂地まで、という風に。

この時、もしコンパスだけに注目して泳いで行ったら...。

いわば水中歩きスマホ。何かにぶつかるかも知れず危険。さらに、いつのまにか自分自身が横方向に流されていたりすると、思った場所にいけず迷ってしまう危険性もある。

この話を書いてみたのは、コーチングに似ている話があるなと思ったから。コーチングで学んだ「意図」というのはこれに似ていると思う。

「意図」。決してたどり着くことはなかったとしても、自分がそちらを目指していくよという方向性。私でいえば、「自分と周りの人がそれぞれに、いい味出して楽しく生きていく世界」というのが「意図」。そこに実際にたどり着くかどうかではなく、そこを目指して進んでいくコンパスのようなもの。

コンパスと同じで、手元(今頑張っていることなど)にだけ注目していると、行き先の方向(意図)と違う方向に進んでいるかも知れない。

だから、実際の目標物を捉えながら、自分が進みたい方向を見据えてやっていくことは非常に大事だと思う。

逆に、進みたい方向性に沿った行動を行っていくことも大事。自分の進みたい方向性はわかっているのに、適切な目標設定ができていなかったり、そこから適切なマイルストーンを設定できていなかったりということがよくある。

コンパスだけでもだめだし、目標物だけを見ていてもずれているかも知れない。この辺は、わかっていると思ってもできていないことに気づくこともあるし、本当に言葉だけで説明するのは無理なんだろうなと思う。

日々の生活に盛り込んでみて、いいぞ俺と進んでは時に検証し、ズレに気付いたり修正したりの連続が肝心なのだろうと私は思う。

ラフなまとめ。進みたい方向と、そこに向けたアクションを自分で知っていること、それを検証しながら進んでいくことが重要

おしまい

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