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忍者を探しに伊賀に行ってみた

210428-46☆忍者というのは古来から活動する黒幕的なものらしいが未だに見たことがない。世の中の近代化が進み忍者の数が減ったことが原因かもしれない。しかし、もしかすると忍者が多くいるといわれる伊賀国ではまだ多くの忍者が活動しているのかもしれない。ということで我々一向は忍者を求めて、三重県伊賀市に足を運んだ。

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(Wikipediaより参照)

伊賀に着いてまず驚愕したのがこちら。通称、忍者列車と呼ばれる。果たして忍者も電車で通勤するのだろうか。電車に装飾されたキラリと光る目がこちらを見ている。夜でも決して敵を見逃さないような眼差しが我々を見つめるようだ。車内はどうか…しかし忍者の姿は見られなかった。

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(Wikipediaより参照)

なんとびっくり、忍者屋敷というものがある。ここを拠点に忍者達は活動しているのだろうか。しかし、忍者たるものがこんな堂々と屋敷を構えているとは間抜けなものである。内部はからくり扉が随所に見られさすが忍者屋敷というだけのものがある。だが、肝心な忍者の姿は無かった。いるとしても忍者の格好を真似ただけの観光客だけだった。

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(Wikipediaより参照)
やはり忍者はいないのかと、半ば諦めながら街をウロウロしているとなんとワンボックスカーの上に巨体忍者がいるではないか。さっそく話を聞いてみようと思ったも残念。これはミニバス忍者号というボランティアの語り部の方々が運行する周遊バスだった。しかしまた、ピンクを纏った忍者とは中々奇抜なデザインである。

あちこち見て回っているうちに日も暮れてきた。結論から言うと、忍者はいなかった。いや、見つけられなかった。さすが天下の伊賀忍者だけあって我々素人が簡単に見つけられるほどのレベルではなかった。そう言い聞かせて日夜、我々の知らないところで奔走する忍者に心を寄せながら伊賀をあとにした。

追記
未だに日本に忍者はいるものだと信じ込む外国人にそんなのはもういない、と諭すのが定番だが、姿見せない忍者がいないと言い切れるのだろうか。忍者探しの修行は終わらない。

絹掛

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