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麻痺側下肢の支持性を高めるためのリハビリ戦略

皆さん、こんにちは。理学療法士のきんたろーです。

本日も、臨床に活きる神経系の知見をシェアしていきたいと思います。

本題に入る前にお知らせです。

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僕は現在、自費リハビリ施設の経営とリハビリテーション養成校の非常勤講師をしており、近年は主にInstagramとブログを中心にリハビリテーションに役立つ知識(痛み系・神経系・思考系)の発信を行っております。

明日の臨床に役立つ知見をゆるっとお伝えしておりますので、良ければフォローをお願いします(^^)

また、昨年よりパラごり君が運営している神経系に特化したオンラインサロン『はじまりのまち』にも参画させていただき、脳卒中をはじめとする神経疾患に対するリハビリテーションから慢性疼痛の神経科学まで最新知見をシェアしています。

『はじまりのまち』内では毎月セミナーも開催しており、今月(27日20時~)は…
【運動に必要な神経メカニズム〜前編〜】というテーマで、ヒトの運動制御に必要な神経科学的な側面を2ヶ月かけてじっくり丁寧に解説して行きます。

これから、神経系を深く勉強して行きたいと考えている方にとって入り口となる、とっても大切な部分になりますのでご興味ある方はぜひご参加ください。

『参加』は上に添付している「はじまりのまち」URLから!

それでは、今日の本題に入っていこうと思います。
本日お伝えする内容は、麻痺側下肢の支持性が低下している患者様に対するリハビリテーション戦略の一方法論の提案です。

現在、以下のような症状の改善に悩んでいるセラピストの皆さんは、ぜひ最後までご覧ください。
※本記事は2022年3月に『はじまりのまち』にて投稿した内容です。

・立ち上がり動作時に、麻痺側の足部が浮いたりズレたりする。
・立ち上がり動作時に、非麻痺側優位となった動作が多い。
・麻痺側で立っているのが怖いと感じている。

麻痺側下肢の支持性を高めるためのリハビリ戦略

麻痺側下肢の支持性とは何か?

臨床現場では、「麻痺側下肢の支持性がー」と言う言葉が頻繁に飛び交っています。

しかし、ここで一つ改めて考えたいこと。それは…

『麻痺側下肢の“支持性”って何か?』という問いです。

なんとなく分かっているようだけど、じゃあこの『麻痺側下肢の支持性』が具体的にどのような状態を指しているかを説明できるかというと、「いまいち言語化できないかも…」と感じる人が多いのではないでしょうか?

そこで、本題に入っていく前にまずはこの『麻痺側下肢の支持性(特に支持性の部分)』に関しての解像度を上げていきたいと思います。

とはいえ、麻痺側下肢の支持性は明確な定義というものがないというのもまた事実であるので、ここでは一旦僕が考えている『支持性』についてを言語化していきます。

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