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Jリーグ人材 プロ化の必要性 ~私が人材をテーマにした訳~

お久しぶりです。
きのたけ です。

気が付いたら最後の投稿から5ヶ月も経ってました。
下書きを見たら文頭には「明けましておめでとうございます。」と書いてありました(笑)

さて、自己紹介にも書いてありますが、私の学校での研究対象は主に人材です。
ではなぜ人材に興味をもったのか、そしてそこからJクラブの人材に焦点を当てようと思ったのかについて書いていこう思います。


人材マネジメントとの出会い

私が人材という分野に興味を持ったのは高校2年のとき。
当時の私は体育祭と球技大会の企画運営の責任者を任されていました。

私の学校では生徒主体で様々な行事が企画運営されており、体育祭や球技大会のみならず、学園祭や総会も生徒が1~100までを担っています。なので普通であれば「先生→生徒」の指示体系が母校では「生徒→先生」の指示体系になっています。

当然その分の責任は大きくなります。一つの指示ミスや計画ミスがあると最終的な本番当日での影響が自分に返ってくるだけでなく、学校全体への影響にもつながるわけなので。

当時の私はそれまで中学で学級委員を3年間やったり、部活では部長を任されていたりと責任者になることは多かったものの、「本当の」責任者になるのは初でした。そんな環境の中、いかにチームをまとめ、いかに事前準備などの計画を遂行し、いかに当日をスムーズに乗り切るかを考え、実行するのは当時の私にとってワクワクやドキドキが止まらない経験でした。

その中でも私が特に興味を持ったのがチームビルディング(マネジメント)でした。

どうしたらみんなが頑張れるのか、どうしたら会議で意見をもっと言ってくれるか、あの人が活躍できる場ってどこだ、あの人の性格が生かせる場はどこだ etc..。

あれこれ「人」ついて考えているうちに「人材マネジメントって面白い!!」って思うようになったのがきっかけでした。


「人材」 × 「Jリーグ」

時を同じくして私の生活の中心には「Jリーグ」がいました。毎週毎週大好きなクラブの試合を楽しみにして生きていたぐらい重要なものでした(もちろん今も)。

丁度その頃は大学受験が控えており、何系の分野に行こう迷っていた時期でした。人材に興味を持ったぐらいなので学部は経営。「どうせだったらJリーグ(スポーツ)に関連する経営を学べるところに行って、Jクラブに就職しよ♪」ぐらいの軽い気持ちで「人材」×「Jリーグ」の素ができました。

それから1年後、私は見事に希望する大学に入れず第5希望の大学に入ることになりました(浪人する気力は残されていませんでした)。

でも私の熱意は変わっていなかったので自分で色々調べたり体験したりして自分なりに研究してみようと考えました。

そして研究を進めていくうちに一つの事実を知りました。

それは「人材不足」

これは人数の問題ももちろんありますが、それだけでなく能力的な問題も含まれます。

Jクラブは知名度は高いですが、冷静に考えれば中小零細規模の企業です。雇える人数には限りがあります。だからこそ戦える人材が欲しいのですが、プロスポーツ業界はITや金融と比べてしまうと市場は安定しませんし、勝敗や昇降格にも大きく左右されますし、なにより給料も安く労働環境も声高々とホワイトと言えるものでもありません。

そしてそれはクラブのカテゴリー(J1、J2、J3)が下がっていけばいくほど顕著になっていきます。

ではなぜ今プロスポーツ業界は成り立っているのか。

それは「やりがい」です。

私のような「Jリーグ大好き!クラブに貢献したい!」という方々の思いで成り立っているのです(もちろん全員ではありませんし、全てのクラブに当てはまることでもありません)。

このような現状が多かれ少なかれあるのは事実です。ですがこれではいつまで経っても人材は不足したままです。「Jリーグ愛半端ない人」×「優秀なビジネスマン・ウーマン」×「労働環境が現状以下でもOK」な人材が世間にどれだけいるでしょうか。

この国のサッカーが次の領域(W杯ベスト8以上、世界リーグランキングベスト10以上など)に進むにはビジネス面からのアプローチが必要不可欠なのだと思っています。そのためにもいかにしてそういう人材が来やすい環境をつくるのか、そして育て上げるのか。

これが「人材」×「Jリーグ」を研究しようと思った過程です。


最後に

後半部分ではJクラブの現状を書きましたが、もちろん全てのクラブに当てはまることではありません。私自身が実際に働いている人や経験者の方に聞いてみたり、そういう話をしてくださる講演での話をもとに一個人の感想として書かせていただきました。

今後はアウトプットを重ねていく中で、少しでもほんの僅かでも現状が変えられるような方法を見つけ、論文にしていきたいと思います。


ありがとうございました。






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