歌声喫茶ともしびの歴史についての記事を読んで思ったことをつらつらと書いてみたりする
ひろせめぐみさんのブログのこちらの記事を読ませていただきました。
内容についてはともしび(お店として、文化集団として)の歴史について。
とても優しく温かく簡単な単語で言葉を紡いでいるので、一見とても軽い記事です。だからこんな感想をつらつらと書きなぐるほどの事じゃないかもしれません。でも、私はこれを読んで思ったことを忘れたくないなぁ…と思ったのでここに書き記しておこうと思います。
私が歌声喫茶ともしびと出会ったきっかけはBabyBooです。町田駅で小田急線から横浜線に乗り換えるときに聞こえたハーモニー。近寄ってチラシを受け取って横浜線の改札にたどり着いたときに学校であった嫌なことを全部忘れてた…ってな具合で音楽ってすごいなぁ~と体感させてくれたコーラスアカペラグループです。
なので、最初はBabyBooがマンスリーライブやってるから行く…みたいな感じでした。
だけど、何度かお店に伺ううちにそんな事思わなくなったんですよね。なんだかわかんないけどお店のことが大好きになっちゃったんです。
この記事を読んで、その《なんだかわかんないけど》の部分が府に落ちたというか…答え合わせをしていただいた気持ちになっちゃったんですよね。
ともしびが掲げた「ひとりぼっちの青年をなくそう」というスローガン
今の時代はSNSが発達して世界中の同じ趣味の仲間と好きな話題で簡単に繋がることができます。
でも…私には何かが物足りなかったんですよね。
多分、自分が思っていた以上に孤独だったんです。
仕事に追われて頭のなかがいっぱいになって…仕事で会う人とは仕事のコミュニケーションしかとれない。人と会ってるのは《私》じゃなくて《仕事をしてる私》なんですよ。なんでもないただの《私》はきっとすごく孤独だったんです。だから、会議が終わったあとにともしびに行った。仕事の疲れは生ビールで胃に流し込んで明るい歌で発散した。すごく勝手だけど、ここにいていいんだなってホッとできたんです。
だけど、私が生まれる何年も前に「ひとりぼっちの青年をなくそう」なんてスローガンを掲げていたんですね。勝手に居場所にしてたけど、それでよかったんだって…これまた勝手に答えとして受け取ってるだけなんですけどね。
そして、《共に生き合う》という言葉。
多分、私と同じように孤独な気持ちになってしまう若者っていると思うんです。それはきっと生き合えてないからなんですよね。そりゃ、一人の力では生きていけないですけどね。でも、《個》と《個》が一緒に生きてるだけで《共》じゃないんですよね。プライバシーとかプライベートゾーンとか色々あるけど…心のどこかに孤独な気持ちがあるなら、あと一歩踏み込んで生き合っていったらいいんじゃないかな、それはきっと素敵なことなんじゃないかな…なんて。素敵ですよね、《共に生き合う》って言葉。
席と席に壁がないから、共に声を合わせるから、二度と同じメンバーの同じハーモニーの同じ歌は歌えないから…歌声喫茶だから。《共に生き合う》ことで孤独な気持ちが少しでもなくなるなら…私が歌いたいと思う理由はここにあるのかな なんて思ってみたりなんかしちゃったりして~。
いつの時代も私と同じように思う若者がいるだろうし、そんな若者がいつの時代でも歌声喫茶にたどり着ける未来にしたいなぁ。
つらつらとアウトプットしたら何が何だかよくわかんなくなりましたけど。
どこかで 心がしんどくて孤独な気持ちで寂しくて歌が好きな人がいたら 歌声喫茶ともしびで一緒に歌いましょう。
誰かにとっての選択肢のひとつになりますように の願いを込めて、自分自身の気持ちの書き記しと共にネットの海に垂れ流すことにします。
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