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カリフラワーに愛を込めて

カリフラワーとブロッコリーって、似ているようで似てない野菜だと思いませんか。白と緑という色もそうだけど、食感が違います。カリフラワーはブロッコリーより味が淡泊な気がして、どう料理しようかいつも考えあぐねていました。

これまでのうちの定番カリフラワー料理と言ったら、ホワイトシチューかグラタンに混ぜるか、「やせるおかず作りおき」にのっていた「蒸し炒めして生ハムと一緒にオリーブオイル+レモン汁に漬けておくやつ」の3つだけでした。ちなみに最後のは家族の好みに合わず、わたししか食べません。レパートリーも少ないし、そもそもあまり売ってないから使わなかったんですよね~

それが!

これ、おいしそうじゃないですか!

かもめさんのエッセイ自体は心にしみる物語でしたが(名前のわからない息子さんはなぜかイメージの中で高倉健で再現された)、レシピは、これ、好みじゃないかな~~? 食べたいな~~~

と言っている間にみなさん、どんどんどんどんと作られる。

早いなあすごいなあ(おまえが遅いのだ)。でもスーパーにカリフラワーがひとつもないよ? いつも夜の7時近くになって慌ててスーパーに駆け込むので売れちゃってるのかな。とにかくこのところ一度も見たことがなかったんです。

やっと手に入ったのが3月も後半になってから。半分に切ってパックされたのが棚に1つだけ残っていました。460円したけどいいんだ。カリフラワー半分で460円! 4ドルちょい。3.9ユーロ。(注:本日のレート)

それから、こいつは「いいソーセージ」を使わないと美味くないぞ、という予感がしたので探しました。よく売ってる粗挽きウィンナーじゃ(たとえシャウエッセンでも)心もとなかったのです。でかいやつがほしかった。フランクフルトみたいな。でもそう思ってみると近所のスーパーにはあんまり肉々しいぶっといソーセージは売っていないのです。うちが田舎だから? 東京では売ってるのかな?

ジョンソンヴィルで手を打つか、と思いながらうろうろしていたら、地元メーカーの太めのフランクが目に付きました。よし、君に決めた。高いので普段は買いません(汗)。今日はとことん太っ腹だぜ!

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かもめさんのレシピ通りにカリフラワーを小房に分け、ニンニクを刻みます。ソーセージの油で炒めると美味とのことで最初にソーセージを投入。ついでに冷蔵庫に残っていたベーコンも投入。じわじわと火を通してからいったん皿に取り、その油にオリーブオイルをプラスしてニンニクを入れました。オリーブオイルの分量? そ、それは、見るのを忘れたわ。

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あれ、これものすごく早く炒まっちゃわない? (ちゃんとレシピには書いてあった) 

うわやばいやばいニンニク焦げちゃう!とパプリカを大量投入。パプリカの量もいい加減。(主婦ってみんなそうだよね? ちがうの?)
パプリカ粉末、無いかと思って買っておいたら以前のがたくさん残っていました。うむむ、前、何に使ったんだろう? トマト煮かな? ニンニクはすぐに焦げちゃうので慌ててカリフラワーも全部投入、弱火にして蓋して炒め煮しました。いいんだよね、これで? 30分炒めるって、ただ炒めてるだけじゃなかなか火が通らないんじゃ? レシピ……えっと、もうこのあたりは全然見ていない。

でも、できた!

塩気が少し足りなかったので家族の評価はいまいちだったのですが、わたしは好きですね。だって塩気はソーセージからも出るじゃないの。ヘルシーで、しんなりはしているけど歯ごたえも適度にあって、ソーセージとの相性抜群。野菜がもりもり食べられる感もうれしい。もっとパプリカもいっぱい入れれば良かったかな。次はそうしよう。というか、ちゃんと分量を見よう。

ところがですね。

この次の日、なんと怪しかった奥歯が猛烈に痛み出したんです。しかも昨年、親知らずを抜いてすっかりよくなったはずのあたりが。

痛いよ~~痛いよ~~~鎮痛剤も効かないよぉぉぉぉ

ツイッターで叫んだらたなかともこさんが慰めて下さって……。その節はお世話になりました。ぺこり。痛みに激弱なんです。痛いとすぐ叫ぶ。おさわがせしてすみません。イイネくださったかたもありがとうございます。このあと歯医者に行って良くなりました。歯周病だそうです。歯磨きがんばるわ。きっ!

パプリカ粉末もまだ大量に残っているので、またカリフラワーを見つけた時に作ってみます。今度はもう少し塩を足そう。それから世間が落ち着いたら街に出かけて、デパ地下でぶっとくて肉々しいソーセージを探してみます。


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