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7月初旬より日本からヨーロッパ旅行が可能に?経済成長予測最大-7%に下方修正 #80新型コロナウイルスとドイツ 2020.06.04

ハイライト:
7月初旬より日本からヨーロッパ旅行が可能に?
経済成長予測最大-7%に下方修正

6月6日(土)は以下を記録します。

1.ドイツ国内の現状の数字
2. ドイツとベルリンのできごと

1. ドイツ国内の現状の数字

■ロベルトコッホインスティテュート(以降 RKI)の報告

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陽性判明者数 183,678名(+407)
死者数 8,646名(+33)
回復者数   168,900名(+400)

6月6日午前に取得されたデータです。

再生産数ですが、4日平均の値を比較した数値と、7日平均の値を比較した数値のそれぞれをお伝えしますと、

4日平均で比較した場合
 R=0.68(変動範囲 0.56~0.83)
7日平均で比較した場合
 R=0.83(変動範囲 0.76~0.93)

ということで、10人の感染者が次に6〜10人に感染させるリスクがあるということになります。

なおベルリンの再生産数ですが、昨日付のレポーとでは再生産数が0.62であったと記録されています。

そのほかの指標
直近7日間の住民10万人あたりの陽性判明者数は2.6人
陽性判明者のうち死亡者の割合は4.7%

参照元:https://www.rki.de/DE/Content/InfAZ/N/Neuartiges_Coronavirus/Situationsberichte/2020-06-05-de.pdf?__blob=publicationFile
https://www.berlin.de/sen/gpg/_assets/service/pressestelle/2020/mai/sengpg-pandemieindikatoren-20200605.pdf

2.ドイツとベルリンのできごと

7月初旬より日本からヨーロッパ旅行が可能に?
まだ検討段階ではあるものの、6月末にEUのシェンゲン地域内での移動の自由が取り戻されるということです。

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一方それ以外の国からの入国制限については、現在7月1日まで延長される予定としています。
ということは裏を返せば7月上旬から緩和される可能性があるということですね。

こちらの内容は来週欧州委員会で提案されるということです。
チェコにおいては昨日時点でドイツ・オーストリア・ハンガリーとの国境を開いています。

参照元:
https://www.tagesschau.de/ausland/reisefreiheit-coronakrise-101.html

2020年の経済成長予測に下方修正が入りました。
今回の発表ではGDP成長率が -6%〜-7%の見たてということです。

以前の動画で、3月末にドイツのマクロ経済開発専門家会議の特別報告書にて示された今後の経済成長に関しての3つのシナリオというのをご紹介しました。
チャートはこちらの通りで、

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シナリオ1として経済成長が比較的良好なケースは青のラインで示されており、こちらは-2.8%、シナリオ2として規制緩和がより長く想定された場合の成長率が-5.4%と予想されたラインがオレンジのラインです。

今回の成長率の見たてからすると5月時点ではシナリオ2と3が考えられていましたが
今回の発表ではシナリオ3の成長予測に近づいているのかもしれません。

参照元:
https://www.sueddeutsche.de/wirtschaft/konjunktur-wirtschaftsweise-korrigieren-konjunkturprognose-nach-unten-dpa.urn-newsml-dpa-com-20090101-200605-99-313535
https://note.com/kinokoisho/n/nf7f9fb825db3

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