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「感じがいいvibes」は就活でも結果が出ると思うし、オジオバほど学ぶべき

過去7年間で約200人ほどの外国人の方(正社員もアルバイトもいろいろ)と働いてきましたが、中でも日本に留学中のアルバイトスタッフからはたくさんのことを教わりました。職場での言動的なことから仕事を覚えるスピードや理解力、モチベーション維持やスケジュールのセルフマネジメントまで、それはもう国籍年齢人種に関わらず「できる子はできる」というのが私の印象です。

何と言うんでしょうか、職場でのトレーニングや教育以前に働く素地ができているような学生さんがいて、これまでのアルバイト経験の有無はほぼ関係ないような。

もちろん人の考え方や価値観は人それぞれだし、学校、家庭、自国の文化といったファクターは大きいと思います。ただ過去5年間、このような「できる子」要素にプラスして、ただならぬ「感じがいいvibes」を発信している人達がいるのもまた事実。この方々、私の超個人的な定点観測では全体のごく少数でありながら毎年一定数(2~3%くらい)存在していて、彼らから学ぶことが結構あるなぁと感じます。

彼らの共通点はさまざまあるんですが、結論から言うと就活を始めてから決まるまでのスピードがめちゃくちゃ早いこと。こちらからすれば今から就活?と驚くほどのスロースターターでも、vibesの吸引力!?と思わざるを得ないくらい、超難関な就職先にあっさりとゴールを決めてくるのです(難関だからイイという訳ではありませんが)。

正直、世間ではかなり大人世代な私から見ても、世の中の不条理と不公平さみたいなものを感じてしまうくらいの引き寄せっぷりですが、この不思議な吸引力を発揮している人の特徴はこんな感じ。

「感じがいいvibes」な人たちの日常

・誰に対しても公平で笑顔で接している
・挨拶がめっぽうきちんとできる
・フレンドリーでありながら、礼儀正しい
・職場の人と適度な距離感を取るのが上手(深入りし過ぎず仲良くなれる)
・たとえ日本語が上手でなくとも、ハキハキと話す
・人を馬鹿にする態度を取らない
・自分の優秀さを誇示しない

書いてみるとえらく普通ですね。もう躾レベルでごく普通で当たり前の社会常識です。けれど彼らはこれが毎日普通にアンバランスなくできる上、これだけに納まりません。これだけでも毎日実践するとなるとわりと難しかったりするのに。

よくありませんか?職場でもAさんは話しかけやすいけど、Bさんには話しかけにくい、みたいなこと。これは上司だから、部下だからということは関係なく「感じがいいvibes」な人は、なんだかオープンマインドな雰囲気を漂わせていて話しかけやすいし、さらにはこんな特徴も。

・不平不満は言わないが、疑問はしっかりと提示できる
・商売上起きうる理不尽に対して理解度が高い
・スケジュール管理が上手
・自分の意志を伝えることが上手
・本当に実行してOKなことかどうか、確認することを怠らない

これ、やっぱり「できる人」ってことじゃん!ってなりそうですが「感じがいいvibes」を発信している人達は、この共通点のほかにも人としての温かさみたいな雰囲気を漂わせているんですよね。私の勝手な分析では、どんな事象であっても「人を責める(攻める)」ことを選択肢に持っていない。

仕事上うまくいかないこと、納得のいかないことでもケンカ腰だったり、「いかにも不満持ってます」みたいな態度ではなくフラットに穏やかに「どうしてそうなの?」と疑問として真摯な姿勢で他者に問うことができる。

もう、とってもスマート!!

ゴリゴリの昭和でスパルタな世界で生きてきた私からすると、すごく素敵だなぁ…… とただただ関心してしまいます。

年長者ほど学ぶべき

こういうことって40代以上の大人ほど学ぶべき姿勢ではないかな、と思います。若い人たちのスマートさ、他者へのリスペクトを上手に表現できる姿勢や人との距離感。ついつい上から目線でモノ申す的な昭和人ほど、大至急身につける必要があるんじゃない?と。

人間40にもなると、ただでさえいらぬ存在感や威圧感を職場という公共の場に与え、勝手に説教を始めてしまうんですから。

エラそうにする前に、若い人達がとっても気を遣って接してくれていること、もう少し気づいてもいいはず。

かくいう私も職場では独特の存在感があるらしいので(それが何を意味しているのかは誰も本音で言ってくれない)、本気で気を付けないといけないところです。昭和世代はしっかりと学び身に着けるべきアティテュード。

「素敵な奥さん」(←昭和世代の女性ならご存じ?)ならぬ、「素敵な上司」への道のりは簡単ではありませんね。大人もちゃんと成長せねばなりませぬ。






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