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自分自身を「賢く優秀な人たち」側に置きたい人々の話

先日、Twitterのほうで話題になった現代ビジネスの記事。
なんか、触れたら負けなような気もするけど。せめてもの抵抗として、記事リンク貼らん。

内容としては、今時のエンターテインメント作品とそれを観る人々を題材に、「バカな観客が増えたのかな〜」そして「バカを仲間外れにしない作品ばっかりが売れるような世の中になっちゃったね〜」みたいな話を、取材の形で書いたものでありました。

私としてはですね、あんまり好きな内容じゃなかったな。

この記事そのものが嫌いだったと言うよりはですね、この記事に対して続々と「わかる!」と言ってる人々の、なんでしょうね、まあ、その、タイトルの通りでありまして、「自分を優秀な人間だと思いこんで他人を見下している人って……」なんですけど。

この記事に共感する人たちがなんで疑いもなく「自分はこの記事でバカとか幼稚と書かれている側の人間ではない」と思い込めるのかが、正直言ってよくわかんないんですよね。

その「自分はバカ側ではない」っていう確固たる自信ってね、申し訳ないけど、「この記事が表現するところのバカ」じゃないと持てない気がするんですよ。

たとえば私なんかは絵を描く人間なんですけど、すこしへんな絵を描くので、「こわい」とか「よくわかんない」はけっこう言われるんですね。
こういう絵ですけど。

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これさ、絵としての意図、わりとわかりづらいと思うんですよ。

でもね、「意図が分かりづらいから素晴らしい」っていう解釈って、マジで頭悪いじゃないですか。
これはシンプルに、「よくわからない絵」以上でも以下でもないと思うんですよ。
それが全てで、「受け手が幼稚」とかじゃないと思うんです。

そこをね、「受け手が幼稚」っていう方向に落とし込んで自分を守る、製作側あるいは「昔はよかった」勢の怠慢がダサいなーと思うんですよねえ。
難しい作品も、それを好む人たちも、今でも山ほどいるわけで。
そこをディグるだけの体力を失った人々が、「人々」っていう表面だけを見て「バカや幼稚な人間が増えた」って言ってるだけだと思うんですよねえ。

たぶん、遠視なんですよ。老眼とも言うね。
ディティールが見えてないんだと思う。

それか、全体的な技術が上がってお手頃価格になってきて、「つくる」っていうハードルが下がってきてることに、焦ってるのかな?
自分の特色が埋もれていく〜って。

上等ですよ、全体的な市場価値、クオリティが上がってるってことだ。

創作界隈の未来は明るそうだな!

また。

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くさもときのこ(キノコファクトリー)

くれるものはなんでももらうわたくしでございます。

わいわいわ〜い
くさもときのこです。キノコファクトリーという名義で絵を描いたり歌を歌ったりします。シェアアトリエ&ギャラリーはじめてしまいましたねえ https://kinocofactory.work/workshop.html