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普通の旅行とVan Lifeの旅はどう違うのか?~Van Life体験記Vol.4~

おはようございます。木下雄斗です。

私は小さな時から旅行が好きです。6歳のころ初めてアメリカに行ったのが初めての旅行でした。日本語が通じない人、見た目が全く違う人がいることに大きな驚きとすこしの恐怖感がありました。なんでもない会話ではありますが、母親が7つ上の姉と話している際に、「日本人は外人、外人とよく言うけど、彼らからしたら私たちが外人。でもそんなことも気にしてないんだよねー。」と言っていたのが、未だに記憶に残っています。その時にある意味、自分を客観視すると同時に、世界の一部であることを認識したような気がします。

また、国内旅行では、5歳のころに隣町に旅に行きました。その日は、家を出た瞬間から楽しかったことを覚えています。それは一歩一歩が自分の認識している世界から抜け出し、成長している実感と身の丈以上のことができている感覚でした。5歳の時の他の記憶はほとんどありませんが、その日ははっきりと鮮明に覚えていることから、どれほど衝撃的だったかが分かります。公園に行ったことも、近くのスーパーマーケットで買ったガリガリ君まで、鮮明に覚えています。まさに冒険の旅だったのです。

数々の旅をしながら、今の旅行スタイルを考える時、少し寂しく感じることがあります。それは、非常に「受動的」であることです。

最近では、画像や動画もSNSに上がっており、簡単にどんな場所かを理解することができます。だからこそ、目的地も実は選ばされていることも多いのではないでしょうか。また、目的地が決まれば、そこへの行き方は基本的に最短距離になります。まるでそこまでの道はテレビでみるロケのようにはしょれるものならはしょりたい。食べるものもWeb上で誰かが言っている「評価の高い」ものであり、誰かの後をなぞる旅なのかもしれません。評価を見てから決めるのももちろんいいですが、できれば「自分が決めた目的地、そこに行くまでをどう楽しめるか。」を考えて、自分らしい旅を作りながら、そのプロセスも楽しめるように参考にするくらいがいいですね。

また、目的地となった場所もすでに期待値も高く、たしかにきれいだね!でおわることもしばしば。もちろん生で見たほうが素晴らしい!と思うことも多いですが、加工された写真の方が美しいと感じることもどこかであるのではないでしょうか。それが、なんとなく物足りない旅を作っているような気がしています。

しかし、私がやりたい旅の形は、現地とのかかわりながら、想像していないことを受け入れ、楽しめる旅なのです。現地にいる旅行客でも現地の人との会話から目的地を決めたり、自分の興味を持ったものから選択して、全て自分の選択であると言い切れるような旅をすれば、自然と幸福感や満足感が高まると考えています。

だからこそ、Van Lifeでは自分の興味を引くものを運転していて見つけることや、ローカルの土地を感じて好きになったから、目的地やスケジュールを変えて滞在期間を延ばしたり、もともとの目的地からも解放された、自由な旅をしたいのです。すると、プロセス自体を楽しめることができます。また、他人の評価ではなく、自分がどう感じるかを大事にした旅になります。

人生においても、目的地が目標だとすれば、それに固執しすぎることはないのではないかと思います。その目的地までの向かい方や、そこでの出会いを大切にすることで、目的地が変わることも受け入れられることで、それ以外の可能性をつぶすことなく楽しみながら目的地に迎えることができれば、より自分らしく生きることへつながるのではないかと思っています。

Live your life since it is your own journey.ですね。

ではまた!

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