何をやってもうまくいかない人うまくいく人

何をやってもうまくいかない。
こんな人は周りにいないだろうか。
逆に何をやってもうまくいく人
こんな人も周りにいるだろう。

こんな経験はないだろうか?
あの人は出来そうな雰囲気がある。
仕事ができるんだろうな。
あの人はスポーツで日本代表だったらしい。
人間としても素晴らしいのだろう。

我々は常に自分の持つ色眼鏡を通して世の中を見ている。
難しい言葉で言うと認知のバイアスやハロー効果などと表せるだろう。

私たちは人の一つの能力(見た目、運動、仕事など)をみて他の能力を、見誤ってしまう傾向がある。
逆にこれを正しく理解することで、人を見る目、さらには成功への道筋が見えてくるだろう。

今回は人生は運より実力より「勘違いさせる力」で決まっている ふろむだ著
をよんだ私の学びを共有させていただく。

私はこの本から三つのことを学んだ。

1直感は基本的に当てにならない。

人の直感は先に述べたように認知のバイアスに汚染されている。
そして人は、難しい問題にぶつかったときにデフォルトの選択をする傾向が非常に強い。
例えば転職すべきか、会社に残るべきかという選択肢があるとする。
近年転職が増えてきているとはいえデフォルトは会社に残ると想定する。
この時、人は会社に残るという判断に下駄を履かせて転職と天秤にかける。
もちろん転職が明らかに魅力的なら転職を選べるが、認知のバイアスの力はなかなかに強い。
この本では、国別の脳死者の臓器提供意思表示について言及し、二極化している傾向を例に挙げている。
このように難しい決断では人は保守的になってしまうのである。
デフォルトの選択肢と他の選択肢が同じくらい魅力的なら他の選択肢の方が魅力的である可能性が高いということは心にとどめておいて欲しい。

2認知のバイアスを利用して勝つ方法

実力だけでは成功することはできない。
錯覚資産を増やす事でより成功できる。
錯覚資産とは、認知のバイアスによって実力にはかされたゲタのことである。
実力→環境→成功→錯覚資産の順番のサイクルは誰でもイメージできるだろう。
しかしながら成功はこの他にも
錯覚資産→成功
錯覚資産→環境→成功
の二つのサイクルがある。
このように実力を通る成功のサイクルは一つだが、錯覚資産を通る成功のサイクルは3つになる。
これだけでも実力より錯覚資産が成功に寄与していることはわかる。

3「人に好かれるこそ」最強の錯覚資産

我々は複雑かつ迅速な決定を求められる時、好感度で判断してしまう。
人は好きな物はメリットが多く、デメリットを少なく見積もり、嫌いなものはメリットが少なく、デメリットが多いと感じる傾向がある。
会社での人事評価が結局は好き嫌いで決めてるだろ!
って思ったことがある人はたくさんいることだろう。
全く同じことが起きているのである。
上司は好き嫌いで評価をつけてる意識はない。脳の働きがそうさせているのだ。

まとめ

以上か私の三つの学びだ。
最近は実力の時代?
そんなことはない。
今も世の中には欺瞞に満ちた判断が多くされていて、皆認知のバイアスにのぼせているのだ。
この記事を読んでくれた皆んなはこの世の中をどう生きるのか。
この三つだけはおさえておいてほしい
1.まず直感を疑うこと。
2.錯覚資産を貯めることで成功が成功を生んでくれること。
3.錯覚資産の第一歩は好かれること。
これをおさえてこれからの人生を生きてほしい。

最後に

この本はまだまだ学ぶべき点が隠れています!
是非手に取ってみてください!