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友添敏之Mリーガー計画

文・友添 敏之

わたくしMリーガーになりかけていました

敗者のことなんか誰も覚えていないよ。どれだけ良い闘いをしても、どれだけ紙一重でも、どれだけ大舞台でも。
光が当たるのは勝者だけなのです。


書いてて悔しさがぶり返してきたやないか!

いきなり何なの?ってなると思いますが、アレです。
MリーグEX風林火山メンバーオーディションのことっす。

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もうほとんどの人が覚えてないと思うけど、わたくしMリーガーになりかけてたんですよ!

つい半年前、2021年7月23日のお昼までは、Mリーガーに一番近い男だったんすよ!
冷静に書き出したけど、思い出してたらどんどんヒートアップしてきた危ない。
もうベテランみたいな貫禄で、今期のMリーグで大活躍している松ヶ瀬Pやけど、ちょっと何かが違ったら僕があそこに立っていたかもしれない。これはそんな友添が綴るMリーガーに憧れる地方プロ雀士のお話です。

プロ雀士してたら、特殊な事情がある人以外、ほー―――っとんどの人はMリーガーになりたいと思います。
僕も当然そうです。

そんな僕がMリーガーになるために今どんなことを考えているのか、どんなことをしているのかってのを書いていくっす。
さてまずは、Mリーガーになるにはどんな方法があるかを考えてみましょう。
目からウロコの超裏技みたいなんを除くと多分4つ。
① 対局で結果を出して声が掛かるのを待つ
② プロ活動全般で認知、人気を高めて声が掛かるのを待つ
③ 今回のようなオーディションで勝つ
④ スポンサーやチーム関係者との繋がりから入り込む
これを検証していきましょう。

地方プロ雀士(僕)の目線で。

①「対局で結果を出して声が掛かるのを待つ」

無理!
いや、無理ってのはちょっと大袈裟に言ってますが、現実的に考えるんなら不可能と言っても良いレベルです。
ひとつ例を挙げると日本プロ麻雀協会の金さん、すごい強いし結果もめちゃ出してた。

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ずー-っとリーグ戦で好成績を残してA1リーグにいて、協会の最高タイトルである雀王を獲得。その上なんと最強位にもなったんです。

すごすぎ。
けどMリーガーには現段階ではなっていません。

解説も上手いし、実力はもう完全に申し分ないのに。良い悪いじゃなく事実として。
ここまで極端ではないけど、あの人強いよね、この人実績あるよね、と言われているプロでも選ばれていない人が山ほどいます。あぁ。
つーことは、プロ8年目、獲得タイトルは第38期新人王のみ、

新人王優勝

そして最高位戦日本プロ麻雀協会来期B1リーグの僕が結果で近々選ばれようと思ったら、發王位最高位戦クラシックマスターズ王位日本オープンBIG1RMUクラウンくらいを2~3年以内にまとめて獲らないといけません。
興奮して羅列したけど、この7つのタイトル戦はそれぞれ参加者500~2000人くらいいます。事実上不可能なことは明らかです。
よって①の作戦は不可。

②「プロ活動全般で認知、人気を高める」

これは①よりはいけそう。
難しいけど可能性はゼロではないかな。
ほんじゃあ実際どーやんのってことですが、やっぱり僕のような地方プロは特に難しい。露出増やすのも難しいし、自然な繋がりを作っていくのがすごい難しい。

そこらへんウロウロしてなんとなーく出会っていくようなことができないので。
なので、僕は最強戦実行委員長の金本さんにいきなりDMしました。8月に。
これ言って良いのかわからんけど、最強戦に出るにはどーしたら良いのかって質問しました。そしたらなんと、すごい丁寧にお返事くれてZOOMでサシで時間取ってくれたんです。ミーティング設定までしてくれて。すぐさま何かってことにはならんかったんやけど、食指にひっかるようなアピールをしたら予選に推薦することは絶対にできないってこともないよってなことを聞いた気がします。
最強戦は最強なのでそれを踏み台にするなんてあまりに恐れ多いことやけど、②の方法でのMリーガー化を果たすための手段の一つとして僕は動きました。
特に実績のない地方リーガーがいきなり大舞台に立てることはまあないけど、DMしたことでこのコラムを書かせてもらう機会ももらえたのかなと思います。瓢箪から駒。
これ書いちゃうと金本さんのとこに連絡がドバドバいきすぎてパンクするかもしれないのと、僕のアドバンテージが活かせなくなるなるから秘密にしたかったけど書いちゃいました。
この②のパターンからってのが、今からMリーガー目指すんならアリなんじゃないかと思うっすね。ぜひ皆さんも考えてみてください。頑張れば誰でも平等にチャンスあるし。

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