#23【死が怖いあなたへ】死は尊く美しい
多くの人は「死」というものを忌避しているように思う。
死をすべての終わりと捉え、絶対悪と捉えているようにも思える。
しかし、僕はそう思わない。
死というものにある意味、尊さも感じる。
死とは生の終わりである。
誕生を祝うのであれば死を祝ってもよいと思うのである。
入学も卒業も等しく祝うのと同じように。
人生で一度しかないイベントでありすべての人が等しく持つイベントである。
「生」で人は決して平等になれないが、死んだときはじめて平等になれるのではないかとさえ思う。
ものがなくなるということ。失うということに恐れを抱くのならこう考えれば良いではないか。
「死を得る」と。
死後の世界が存在するかはわからない。
この世をさまようのかもしれないし、天国に行くかもしれない。
それとも永遠に走馬灯を味わうのかもしれない。
僕にはなにもわからないが大きな変化が訪れるのは必至であろう。
「人は老衰などではなく退屈で死ぬのだ。」というのは自粛期間中に持った詭弁のような自論であるが、
もしそうだとしたら、人生を味わいつくした老人は最後に最高の変化を求めて死ぬのかもしれない。
僕はまだ生きているうちにやりたいことがあるからまだ死ねない。
しかし「死」への憧れを持ち続け、「生」に退屈したのならその時初めて死んでやろうと思う。
※別にスピリチュアルな人間ではありません。悪しからず。
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