#31【時間論と共に】誰でも簡単に長生きする一つの方法
長生きする方法について書く。誰でも簡単にできることだ。
しかしその前に、時間の話がどうしても大事なので先にさせてほしい。
(長生きする方法だけ知りたい人は最後まで飛ばしてください)
僕たちが生きるうえで時間というものは大事である。
僕たちの存在自体が時間に規定されているからである。
空間と時間の軸によって僕たちは存在している。
しかしこの時間というものはなかなか不定なものである。
時計というものが努めて時間を定めようとするが、時間は本来意識のなかにあり定まらないものなのである。
私たちは期限に追われて社会生活を送り、決まった時間に起き、決まった電車に乗る。
これらは全て時計が管理している。
時計があってはじめて時間は定まったものになり、自己と他者とで共有できる。
しかし時計というものがなければ時間は不定であり、他者と同じように共有できない。
自己というものは時間がたてば他者になるので、同じ時間を過ごすものは誰ひとりとしていなくなる。
楽しいと時間が過ぎるのが早いとか、苦しい時は長く感じるだとか、
夜なかなか眠れないでいるとあっという間に日が昇っているだとか、テスト直前5分の時間はゆっくり流れるだとか
全て道理なのだ。
その時々で変わる自己という他者に、どんな時も同様に時間が流れるわけがない。
結局、時間は認知の細かさによって変わる。
脳の状態によって変わる。
夜更かしするとあっという間に日が昇るのは脳の働きが鈍っており時間を認知する間隔が長くなっているからだし、
テスト終了直前に時間が長く感じるのは極度の集中状態において時間を認知する間隔が短くなっているからである。
だから真の意味で長い時間を生きたいのであれば、脳の状態を良い状態にキープして集中力を高めればいい。
集中力を高めて長生きする方が妙な薬など探すよりよっぽど科学的だ。
そして結局、脳の疲れをとる方法は睡眠しかない。
だからあなたが長生きしたいのであれば「良く寝ること」を心がけばよいだろう。
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