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運動器の書籍紹介〜Center of the body 体幹の謎を探る


こんにちは!近畿アウトプット会の増永です。

今回は、おすすめ書籍紹介〜運動器編〜ということで、

僕がおすすめしたいのは、体幹の機能が中心に書かれた

The Center of the Body―体幹機能の謎を探るです!!

どちらかというと体幹の運動機能について書かれています。


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この本のオススメのポイントは、

1.触診・アプローチ方法がわかりやすい
2.姿勢・動作ごとの体幹機能について充実している

1. 触診・アプローチ方法がわかりやすい

体幹機能に関わる内腹斜筋・外腹斜筋・腹横筋だけでなく、体幹の運動に伴って影響を受ける大臀筋、中臀筋、股関節内転筋、広背筋、前鋸筋といった筋肉についても触診方法から筋連結による各筋肉の運動との関連付けにも触れられているため、臨床との一致がしやすいこともオススメのポイントです!!

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2. 姿勢・動作ごとの体幹機能について充実している

*背臥位、腹臥位、座位、立位、ステップ、歩行といった基本動作について研究結果をもとに図表を用いて、分かりやすく書かれているところ**です!!

今までの体幹に対する見方が一変しました。そして、各姿勢における前方リーチ、側方リーチといった動作の絵で示され、実際の評価場面がわかりやすく示されています。

例えば、立位・座位での側方リーチでは、外腹斜筋・内腹斜筋の機能は全く異なることや収縮形態も重心の位置によって遠心性・求心性が変化すること等詳細に書かれています。

また、歩行やステップ動作の筋活動にも触れられており、動作分析をしていく際にも知識として持っておくと臨床の診え方が変わると思います。


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3.まとめ

『姿勢ごとの筋収縮なんて考えてみれば分かることでしょっ!』と言われるとそれまでなのですが、、、

*想像でのイメージと実際の臨床場面での解離*って結構あるものです。
それを*科学的根拠*を示した上で、その知識を臨床場面での評価・治療に結びつけやすい形で書かれています。*体幹について臨床と知識が一致させることができる本*であることに間違いないと思います。


体幹機能の基本を学ぶにはかなり重宝する書籍であると思います。

是非、ご一読ください。


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