見出し画像

ドイツで大怪我した話①

こんにちは!いつもお読みくださりありがとうございます。雑貨ブランドkin.iro.hitodeを運営しているMarinaです。ドイツ留学時代のお話をゆっくり綴っております。前回までのお話で無事に美術大学に合格し、ドレスデンの芸術大学に通うことになった私でしたが、入学して間もなく、大怪我をしてしまいました。その時のお話を書こうと思います!
※現在は完治しており、元気に毎日働いておりますので、大丈夫ですよ♪

雪の日は気をつけよう。

それは、ドイツの大学は秋始まりなので、秋に入学し、クラスメイトとも馴染んできた冬の日でした。その日は朝から雪が降っていましたが、もう雪にも慣れていました。私は画材を購入してから、大学へ向かう予定でした。

特殊な紙を購入するため、その日はいつもの画材屋ではなく、行ったことのない画材屋に向かっておりました。今思うと、そんな偶然が重なって、、人生って不思議だなと思います。その画材屋は大きなショッピングモールの地下にありました。

1階から地下へ続く大きな階段。その階段を降りていくと、画材屋の入り口が見えました。「(画材屋が)あったあった!」と注意を逸らした瞬間、、

階段の途中で、滑って転んでしまったのです(汗)

未知の激痛

な〜んだ 転んだだけか。という感じなのですが、人生で感じたことのない激痛に、「これはやばいぞ」と思いました。腰が痛すぎて動けませんでした。私は叫びました。

「Hilfe!」
(ドイツ語で助けて!って意味ですが、まさか自分がこれを叫ぶことになるとは思いませんでしたね、、涙 教科書に載ってたけどさ!!!)

階段下にいた優しげなお婆さんが、走ってきてくれました。お婆さんの走る姿がスローモーションで見えましたが、危機的状況下でそう見えるのか、本当にスローだったのかは分かりません。。

みんな、てきぱきと助けてくれる

すぐに守衛さんらしき男性が抱きかかえ、階段上まで運んでくれました。お姫様だっこ?のような形で持ち上げられている間、痛みがすごく楽になり、、、その後椅子に座らせてくれたのですが、痛すぎて座れません、、もうずっと持ち上げててください(泣)

どこからともなく、分厚いマットレスのようなものが運ばれてきて(本当に一瞬で現れた)、「飛び降り自殺する人を受け止めるやつみたい、、ドラマでみるやつ、、」と思いましたが、マットレスの上に寝るのはとても楽でした。あのマット、なんだったんだろう、、。

そして一瞬で救急車が到着。

「保険証はあるか?」

保険証の確認をしないと何もできないという感じでした。私は大学生用の国民健康保険に加入したばかり。(旅行者用の保険証から切り替えていたのですが、不幸中の幸いです)保険証が確認されると、担架に載せられ、救急隊員に口笛を吹きながら運ばれました。ドイツ人、すぐ口笛吹く

最後にずっと見守ってくれていたスローモーションのお婆さんが、
「気をつけてね、無事を祈るわ。これ落ちてたわよ、、」
と、手袋をそっと渡してくれました。

(おばあちゃん、これ私のじゃないーーーーー!!!)

でもありがとう、おばあちゃん。。。
今思うと、救急車がくるまでずっと見守ってくれてたおばあちゃん、優しすぎますね。。

つづく。。。

次回は、救急病院のお話です!(響きが全然楽しくなさそう、、ごめんなさい、、笑)


私にとって、人生観が変わってしまうほどの大きな出来事でした。今は心身ともに回復して、よくお酒の席で話すネタにしているくらいです(笑)
こんな大変なこともありましたが、現在は日本で雑貨ブランドkin.iro.hitodeを運営し、楽しく過ごしております。

Shopにも遊びに来ていただけたら嬉しいです。SNSでの記事のシェアやご感想も嬉しいです!!いつもありがとうございます。

Twitter:https://twitter.com/kinirohitode
Instagram: https://www.instagram.com/kin.iro.hitode
Web Shop: https://www.kinirohitode.com


いただいたサポートは、お花や本を買ったり、心を豊にするために使わせていただきます。