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iZotope RXの超超超基本・操作編

RXを初めて触ったときに、その機能の多さとクセのある独特な挙動に戸惑った経験のある方は少なくないのではないだろうか?

ここでは初めてRXに触る人のために、操作の基本となる再生セクションとツールセクションを簡単にまとめてみた。ツール系は除外し、操作系のコマンドのみにしぼって紹介したい。マニュアルもあるが少々わかりにくいので、マニュアル代わりにチェックしていただければ幸いだ。

なお、ショートカットのあるものについては説明の最後に「[ ]」で追記している。

再生セクション

再生セクション

再生・録音関係のコマンドが配置されたセクション。選択した周波数部分のみを再生する機能や、ループのオンオフ、停止した位置から再生する挙動など、地味に役立つ機能があるので要チェックだ。

Input Monitoring

内部モニタリングのオンオフボタン。通常は「オフ」でOK。[Option + I]

Record

録音ボタン。

Rewind

ファイルのど頭に戻るボタン。[Return, Home]

Play

再生ボタン。[Space]

Play frequency selection

☆選択した周波数部分のみを再生するボタン。

Enable looping

☆ファイルまたは選択範囲のループのオンオフボタン。[Command + L]

Playhead Followers Playback

☆停止した位置から再生を続けるボタン。[Command + R]

ツールセクション

ツールセクション

ズームや範囲選択などを細かくおこなうセクション。

Zoom in

画面をズームインする。[↑、Command + =]

Zoom out

画面をズームアウトする。[↓、Command + -]

Zoom to selection

選択した範囲を最大でズームインする。

Zoom out to show entire file

ファイル全体までズームアウトする。[Command + 0]

Zoom tool

ドラッグした部分を最大でズームインする。[Z]

Grab and drag tool

マウスをドラッグして画面を移動する。[G]

Instant process

オンにすると右の箱の挙動を瞬時に(レンダリングせずに)適用できる機能。[I]

Time selection tool

時間範囲(横軸)を選択するツール。[T]

Time-frequency selection tool

時間と周波数を四角形で選択するツール。[R]

Frequency selection tool

周波数(縦軸)を選択するツール。[F]

Lasso selection tool

時間と周波数をなげなわで選択するツール。[L]

Brush selection tool

時間と周波数をブラシで選択するツール。[B]

メモ:Ctrl/Commandを押しながらマウス・ホイールを動かすことでブラシのサイズを変更できる。

Magic wand selection tool

クリックした周辺の倍音を自動選択するツール。[W]

Select harmonics

Magic wandなどで選択した倍音の上下の倍音を選択するツール。[Shift + Command + H]

View clip gain

RX上でボリュームオートメーションが描けるツール。[Command + G]

便利な機能

[Shift] - 選択範囲を追加する。
[Alt/Option] - 選択範囲から除外する。
[Ctrl/Cmd] - 選択範囲を変えずにプレイヘッドを動かす。
マウス・オーバー: 選択範囲をマウスでドラッグして動かす。

まとめ

以上、RXの基本操作を簡単にまとめてみた。機能系はまた別の記事で紹介したいと思う。

では、よいDTMライフを!

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