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レコーディング関連

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宅録のルーティングについて

宅録のルーティングについて

DTMerなら当然、宅録でプロ品質のレコーディングができてしかるべき、そう考える人も多いのではないだろうか?

都度スタジオを予約するのもよいが、機材の運搬や移動時間、費用を考えると、自宅でおこなえた方が圧倒的に有利だろう。

ただ宅録するにしても、制作している部屋を完全防音に施工して(200〜300万かかる)そのままレコーディングできる人は多くはないのではないだろうか?また制作する部屋が狭い場合

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マスターレコーダーでスタジオ品質のマスター音源を作ろう

マスターレコーダーでスタジオ品質のマスター音源を作ろう

DTMで制作した音源をリリースしようとしている方なら、DAWでトラックをバウンスする際に音質が変化/劣化してしまい困った経験があるのではないだろうか?

DAWのバウンス処理は問題が多い。MIDIトラックをオーディオトラックにしたり複数のオーディオトラックを2mixにバウンスしたりする場合、DAW内ではデジタル的な演算処理が発生し、その演算が完璧でないため音に悪影響を及ぼしてしまう。そのため、オー

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レコーディングの勉強部屋⑤エレキギターのレコーディング

レコーディングの勉強部屋⑤エレキギターのレコーディング

今回はエレキギターのアンプ録りについて。

マイクはアンプ録りでは定番のSM57とMD421を使用して、プロのエンジニアの方とレコーディングのテストを実施。学んだポイントについてご紹介していきたい。

最重要ポイントギターのアンプ録りで最も重要なことは何か?

それは、スピーカーの中心がどこかを正しく把握しておくことだ。特にスピーカーが一発しか搭載されていないアンプは、アンプの中心から少しずれた位

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レコーディングの勉強部屋①ベースのレコーディング

レコーディングの勉強部屋①ベースのレコーディング

レコーディングの勉強を始めたのでシリーズ記事にしていこうと思う。第一弾はベース。例えば生録の場合はDIとアンプ録りをブレンドした音作りが一般的だが、どのような点に注意していけば良いのだろうか?

DIの必要性DI(ダイレクトボックス)は、インピーダンスを変換して機材間のマッチングを取るために使用されるが、実はDIが重要なのはインピーダンスマッチングだけではない。音質にも大きく影響するのだ。そのため

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レコーディングの勉強部屋②ボーカルのレコーディング

レコーディングの勉強部屋②ボーカルのレコーディング

今回はボーカルレコーディング時に注意すべき点についてレコーディングエンジニアの方に話を伺ってきたので、記事にまとめていきたい。4本のマイクを使用してテストレコーディングしつつ、マイクによる違いやボーカルレコーディングでありがちな罠についても語ってもらった。

今回使用したマイクは以下の4本。個人的にはノイマン系をもっと試したかったが、とりあえず手近にあるものを揃えてみた。

audio techn

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レコーディングの勉強部屋③サックスのレコーディング

レコーディングの勉強部屋③サックスのレコーディング

レコーディングシリーズの第3弾。今回はサックスのレコーディングについてレコーディングエンジニアの方にお話を伺ってきた。サックスといえばテナーサックスとアルトサックスの出番が多いが、今回は都合によりバリトンサックスでテストをしている。

バリトンサックスは音域が低いという点のみならず、背丈が大きいため管全体から出る音の範囲が広いのが特徴だ。そのためレコーディングテクニック的にテナー、アルト、ソプラノ

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レコーディングの勉強部屋④アコースティックギターのレコーディング

レコーディングの勉強部屋④アコースティックギターのレコーディング

レコーディング勉強シリーズ。今回はアコースティックギターのレコーディングについて考えていきたい。

アコギはマイクの設定がシビアだといわれており、単にトーンホールの前にマイクを置くだけでOKというわけではないという。今回はNEUMANN KMS104を使用して、エンジニアの方と実験しながら音がどう変わるのかを検証していった。

アコースティックギターの特徴そもそもの話になるが、アコギは「個体差が非

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