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みされぽ 〜天から舞い降りた、夏休みの課題〜

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ミッション系市立中学から出された夏休みの宿題…それは、教会訪問。中一の美沙は親友と一緒に恐る恐る教会に足を運ぶと、そこから美沙に不思議な出来事が起こり始める。生きていることの意味… もっと読む
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#女子中学生

6章 ー 祈り ー

 週末のその日、美沙は意図的に時間を取って【空白】を作ることにした。理由は、牧師さんのメッセージの中で印象に残った言葉からだった。

「静まって、わたしが神であることを知れ。」

「静まり、なにかをすることを止めることで、神が語り、働かれる空間・スペースを作ることができるのです。」
 確か牧師さんはそんな風に言っていたように記憶している。

「祈りとは、耳を傾けることです。目に見えない神の語りかけ

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7章 ー ガード ー

「おーっす、美沙!」

「千尋ちゃーん。」

 地下鉄のホームで待ち合わせた二人は、蒸し暑い天気だったからか、やたら肌の露出の多い服装だった。千尋は明るいミントグリーンのノースリーブに編み目の粗い上着を羽織っていた。ホットパンツからすらりと伸びる長い足にふり返る男性もいた。美沙はふわりとした明るいオレンジ色のスカートにパステルイエローのキャミソール、胸に白いウサギのマークをあしらった柔らかいグレー

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8章 ー 性 ー

 その晩、美沙は眠れなかった。

 だんせい。

 男性。

 ダンセイ。

 ぐるぐるぐるぐる。

 10時半を回っていたが、美沙はがばと起き上がり、上着を羽織って1階へ降りていった。

「あら美沙、眠れないの?」
 母がリビングで帳面をつけていた。

「うん……。」

 すとん、と母の隣のとなりの椅子に座る美沙。視線はテーブルに落ちたままだ。母はちら、と美沙を見たが、すぐに帳面に目を戻した。話

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