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【解説!】投扇興(とうせんきょう)ってなに?【日本の伝統的な対戦ゲーム】

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「投扇興(とうせんきょう)」 #とは

日本の伝統的な
対戦型のゲームです。

余りの面白さに賭け事に使われ、
江戸・明治時代に何度か
禁止された
程でした。

遊び方

「枕(まくら)」に立てた「蝶(ちょう)」に「扇(おおぎ)」を投げて遊びます。

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「扇」「蝶」「枕」によって
作られる形で点数を競います

投扇興-05
投扇興-03
投扇興-04

それぞれの形には主に源氏物語の帖の題名が付けられており、流派によって様々な形に、名前・点数が付けられています。

的である「蝶」「枕」を真ん中に置いて、左右から交互に決められた数の扇を投げあい、お互いの点数を競います。

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道具の詳細

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蝶(ちょう)

的のことを「蝶(ちょう)」と呼んでいます。
イチョウの葉の形をした、布張りの両脇に鈴を垂らした物が一般的です。下には五円玉数枚を入れた錘がついています。
大きさは、流派によっても異なりますが、9×9cm程度。 その他にも木製の物や、和紙で小銭を包んだおひねりの「花」と呼ばれる的を用いることもあります。

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枕(まくら)

的である「蝶(ちょう)」を乗せる台のこと。主に桐材を使用します。絵が描かれている物、筆で文字が書かれている物、友禅紙を貼った物などがあります。大きさは流派によっても異なりますが17.5×9×9cm程度です。

「枕(まくら)」に「扇(おおぎ)」が当たってしまうと、「枕(まくら)」を傷つけた、という意味で「過料(かりょう)」つまりマイナス点が付いてしまいます。

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扇(おおぎ)

多くは投扇興専用の規格で作られたものを用います。 流派により異なりますが、閉じた時の長さが約25cm、開くと幅が約40cm程度の骨8本の物を用います。
またこの扇は紙の重さに対して、骨を薄く少なくして、軽量化させることにより、ふわりと飛ばせるようになっています。

動画

実際に遊んでいる様子はこちら!

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落語家の金原亭世之介が友人の日出郎 (blog) を通じて落語を通して芸能各界の仲間を集めた会『天狗連参る』でも、投扇興を行なっています。

落語に止まらず日本文化の遊戯も楽しもうと、この度「投扇興」の集まりでは日本で一番大きな浅草観光連盟「東都浅草投扇興保存振興会」に「天狗連」として加盟しました。

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子供の自由研究
外国人の日本体験
レクリエーション

様々な場面にぴったりの遊びです。

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