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KINEMAS、フジロックで飯を出す。第4回(全10回)

出店の準備をする。

「オアシスエリア」に決まったことにより、発行されるパスの枚数が確定。11枚のパスが割り振られるとのこと。11人以上スタッフを入れたい場合は、12枚目からは有料で購入しないといけないというルールでした。長い日程を拘束することになるので、参加できる人はおのずと限られてきます。KINEMASのメンバーを中心に、後はフジロックに来てくれそうな人を一人ずつ誘って行きました。フジロックそのものの魅力のおかげで、割と早く10人が確定。残りの枠も、準備を進めていく中でおのずと決まりました。およそ半分が京都から、半分が名古屋からの参加での11人です。

2019年7月。京都で「祇園祭」があります。ここで「万屋」が出店するというので、研修を兼ねて来れるメンバーでその手伝いをすることにしました。実際にフジロックで提供する焼きそばやかき氷を準備。そしてテナントの看板となる幕。事前にリョウギが知り合いに頼んで発注してくれていました。ロゴは書家の永田 灌櫻(ながた かんおう)先生が書いてくれました。その幕を掲げ、同じロゴで僕が発注しておいたTシャツを着て祇園祭がスタート。ちなみにこの日は僕らのライブもありました。場所の条件や設営の部材等、フジロックとは設備や条件も勿論異なるのですが、いざ作業を始めてみると・・・思ってたより難しい、おそらく難しくなると思わなかった部分が難しいぞ、と。ここで一度経験しておいて良かったです。

事前の仕込みなど、ほぼ京都に在住のメンバーにお任せしてしまいました。また、移動も苗場に向かうにはまず京都で荷造りをしないといけないので、その荷造りも。京都のメンバーには特に多大な負荷をかけることになってしまいました。この企画の中で、なんと業務用冷蔵庫も購入しました(笑)。レンタルするより安いということでしたので。あと冷凍車のレンタルやトラックのレンタルも。ほとんどリョウギが取りに行って、更に返却もしてくれました。特にトラック系はマニュアル車だったのでドライバーも限られていて、更に普段マニュアル車に載らないメンバーばかりだったので大変でした。

何が大変って、重い荷物を運ぶとか、車を手配するとかは勿論なんですけど・・・多分、「何をどのタイミングで手配するかを決める」「何をどれだけ用意するか決める」等、スケジュールや分量の管理と、一つ一つの分量を決めるってことが大変でした。結果的にこの辺の読みが非常に難しかったです。フジロックの現場は天候にも左右されるし、会場も山の上だから事前の準備も未知の世界なので、他のフード出店を経験されている方でも、一般的な出店とは別のハードルが沢山あります。最初は誰でも難しいとは思うのですが、それプラス僕自身未経験で判断基準もないので本当に無力でした。

リョウギに出店の手配をお願いしている間、僕は名古屋で「FUJIROCKERS.ORG」のインタビューを受けたりしていました。元々オルグの所属でフジロックのオフィシャル撮影に入っているカメラマンとおつき合いがありまして、その方に現場のピークタイムや、内部の事情等々をリサーチ。思っているよりピークタイムが違っていて、これも事前に聞いておいて良かったです。とにかくグリーンステージのトリが終わった後、そして隣のレッドマーキーが終わった直後に人は大量に流れてきます、と(実際その通りになりました)。更に、2018年に出演したオアシスエリア・オフィシャルラジオブースでの出演を、2019年も僕ら会場にいるということで(笑)、同様に出演させていただけることになりました。なので出店の傍ら演奏もするという非常にレアなケースになりました。

あとは、祇園祭の前に、バンドの台湾ツアーがありまして。その中で「FUJIROCKERS BAR TAIPEI」という、台湾でのフジロックファンイベントへのバンド出演が決まっていました。そこで、実は東京のフジロッカーズバーや台湾のフェス等で何度かお会いしているFUJIROCKERS.ORGのボス、花さん(花房浩一さん)との再会や、フジロックの会場内の装飾を担当している「MADBUNNY」のアキさんにもお会いしました。花さんは僕の中で「ONE PIECE」の白ひげ的な方。僕が行きたいと思っているような場所には大抵行っていて、既に大冒険をしてきた超先輩という感じです。アキさんははじめてお会いしたんですがめちゃくちゃ親切にしてくださいまして、とても感動しました。

このイベントは台北の「華山1914文創園区」という場所で行われました。ここに「Alleycat's Pizza」というお店を構えるMarkと、「虎山音楽祭」という冬フェスの主催者のSeanがオーガナイザーです。二人もFUJIROCKERS.ORGのスタッフとして毎年フジロックに訪れているようです。僕も2018年のフジロックがきっかけでSeanと出会いました。

さて、ペーペーの我々。やってみないとわからないことばかりなので、とりあえず腹だけ括りました。体力と根性と気合だけを武器に、いよいよフジロック突入です。

(続く)


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