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過集中からの「引きはがし方」

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発達障がい×過集中(2018年1月 第2回) 過集中からの「引きはがし方」

前回のnoteで、発達障害当事者の私に起こっている「過集中」について述べました。


おそらく当事者以外は言葉すら知らないと思うので、まずは一般論と自分の例を説明しました。
そこで今回は、過集中から「引きはがす」ことはできないのか?その方法について考えてみました。

過集中は自分でコントロールできない

前回、いちど過集中になると、集中力が切れるまでずっとそのままだと説明しました。
自分でコントロールできないので、疲れ切ってしまうまで延々と没頭し続けます。

自分で切り替えができないと、仕事や勉強でかなり困ります。ほんとうに寝食も、他のやらなきゃいけないことも忘れます。没頭具合がひどすぎて体調を崩す人もいるようです。

自分でコントロールできないなら?

自分でできないということは、自分で努力してできるようにするか、他の力を借りるかしないといけません。おそらく、大人になってから発達障害の診断を受けた人だと、自分で努力してというのはなかなか難しいと思います。


なぜなら、たびたび過集中になることが「当たり前」だから。当たり前になっていることを変えるのはかなり難しいし、変えることが逆にストレスになることもありますし。挑戦するのは見極めが必要だと思います。

そこで、他の力を借りることが重要になってきます。自分以外のものに、過集中から引きはがしてもらうのです。

自分以外で過集中から「引きはがす」には

他の力を借りることについてですが、
「もの」と「人」どちらかになると思います。
まずは「もの」でできる方法を紹介します。私が効果あったもの、なかったもの含めてです。

スマホのタイマー・目覚まし機能
これは効果ありませんでした。私の場合、過集中は音で邪魔できないのです。
音の大きさは調節できますが、スマホの音量には限度があります。スマホの最大音量では無理です。とくにバイブ音は効果なかったです。

しかも、タイマーや目覚ましを設定するには「いつ鳴ってほしいか」時間を逆算しなきゃいけないですよね。私はそれが苦手です。ちゃんと計算して設定しているつもりなのに、過集中から抜けなきゃいけない時間を過ぎて設定してしまった…なんてこともしばしば。いつも同じスケジュールで進んでいれば、いちど設定するだけでいいんだろうけど、いつまで過集中が続いているのかわからないので…なかなか難しい。

パソコン・スマホ画面に警告画面が出るアプリ
音では気づきませんが、目の間で「やめろ!」と文字が出れば「はっ!」となります。
パソコンやスマホを使っている時にしか使えない方法ですが、時間になったら警告ポップアップが出るアプリを入れています。しかし私にとってなかなかのストレスなので(笑)パソコン作業のあとにマストの用事が入っているときに使ってます。

「あとちょっと!」をやめる
タイマーや目覚まし、警告ポップアップを設定していても「あとちょっと!切りのいいところまで!」とだらだら続けがちです。過集中で乗っている時は「もっとやりたい!もっと!」ってなりやすい。自分で区切りがつけられないからですね。
普段から「あとちょっと!」を潔くやめることを心がけていると、過集中での悩みも楽になるかもしれません。時間的にでも疲労的にでも「ああやばいな」と感じたら、やめたほうがいいです。
…これができれば過集中で悩む人いませんよね。意識しすぎると思い悩んでしまいそう。私もそうでした(笑)

つぎは「人」にやってもらう方法。

過集中を物理的に強制終了

自分で終了できないんだったら、他のものに強制終了してもらったほうがいいです。
たとえば…

パソコンなら決まった時間に完全シャットダウンするように設定してもらう。部屋の電気を消してもらう。

身体ごとゆすって「もう終わりだよ!」と知らせてもらう。頭がぶんぶんなるくらいしてもいい。

例えば、家でごはんや寝る時間になったのを知らせる時も、部屋の外からじゃなくて、本人のとこまで来て身体ごとゆすったほうがいいと思う。そうしないと、いつまでたってもご飯食べないし、寝ない。私はこっちの方法のほうが効果あります。

とくに会社では、自分の障害を把握してもらってから、作業が変わるタイミングやお昼休憩、ミーティングや終業前に身体ごとゆすって過集中から引きはがしてほしい。それか、完全に仕事内容・休憩・始終業のタイミングを職場全体で統一してほしい。自分だけ別行動してたら障がいがあってもさすがに気づく。万一自分で気づけなくても、周りからは一目瞭然だと思うので、過集中から引きはがしやすいと思うのです。

私的にはこういう方法が考えられますが、当事者がまわりの人と考えれば、きっともっといい方法が見つかると思います。過集中の傾向にもいろいろあるので、それにあわせて対策することの必要性を感じています。

私は「人」「もの」と分けて考えましたが、その両方を組み合わせて対策するのもアリなんじゃないかと。タイマーや目覚ましの時間設定が苦手だと言いましたが、過集中やスケジュールを把握したうえで他の人にやってもらえば、仕事をふっとばすこともなくなると思うのです。

過集中で起こる「困った」や、発達障害特有の「苦手」をカバーできるものがあれば、過集中なんてデメリットでもなんでもないはず。やはりひとりで解決するのは難しいので、周りの協力が必要なことだと思います。当事者はもちろん、それに対する感謝の気持ちを忘れないほうが円滑にすすむと思います(私が言えることじゃない)。

2018年1月は「発達障害×過集中」というテーマでもう1回以上更新予定です。


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