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[Intro]6min or 1h?

ついこの前読んだ記事にこんなことが書いてあったんですよ。

日本の社会人の勉強時間は平均6分/日。

週末等ありますが、それでも一週間に1時間もいかない。

そんなことあるか〜と思ったんですよ。

でも自分を振り返ると、仕事に疲れ果てて家に帰るとベットになだれこむ自分、飲み会はしごして終電逃してタクシーで帰る自分、早めに帰宅して撮りためた番組を見る自分、そして週末にはひたすら遊び、飲み歩き、寝たいだけ寝る自分....そんな自分しか思い出せませんでした。

それがダメだったとは思ってないんですよ。ただ、シンプルにショックだったんですよね。

自慢ではないんですが、大学時代、イギリスの割とな名門校に通ってたんですよ。大学選手権優勝常連の空手部の主将もしていて、週5でトレーニングしながら、平日は基本的には8-10時間ぐらい勉強してたんですよ。

まるで引退前の受験生の様な生活。

金曜日の夜と土曜日は派手に遊んでたんですが、日曜日がくるとまた机に向かって...

その頃はその生活がいいとか思ってもなくて、もはやエンドレスな勉強に嫌になってた部分もあったんですけど、それでも毎日大分な充実感を得ていたんですよ。

日本に帰国して、社会人になって早1年とちょっと。

あっという間に社会人というものに飲み込まれていたんだな、とハッとしました。

そして日々感じていたモヤモヤの原因の1つはこれだったんだな、と。

私の会社は外資系の日本支社を建てたばかりなので、基本的に半年で独り立ちするということもあって、(大きな口をきくようですが)大分慣れてきちゃってたんですよね。

そして突然押し寄せる不完全燃焼感(これはおそらく運動不足からもきてる)となんとも言えない不安な気持ち。

でも結局は仕事に忙殺されて、どうすることもできずまた仕事と飲み会と睡眠不足の渦に飲まれて言っていたのですが...

そんな中、1ヶ月の長期休暇を得てハワイにきたんですよ。(長くなるので経緯についてはまた改めて。)

最初の1週間はテレビ、Youtube、Netflix、アマプラ等を気が済むまで行ったり来たりして。このnoteも始めてみたり。

いつかラジオとかやってみたいな〜とかぼんやり考えてた時に、ふと、でも何を話すのだろう、と。自分に何が話せるのだろう、と。

その時ようやっと、「勉強する」っていう発想に戻ってきたんですよ!

そうと決まれば早いので、ガンガン調べたんですよ。前々から次の仕事はCSRとかCorporate Sustainability関連に行きたいと思っていたので、ビジネス向けのオンラインコースを探して、その日のうちに支払って。

(...ちなみに取っているのは、Sustainability戦略の授業で、Macquarie University のオンラインMBAコースの一部の様です)

やる気がありすぎたのか1週間分のコースを2日で終わらせちゃったんですよ。後々考えると、必要とされる熱量の倍ぐらいを注いでいたみたいなんですが。

昔から勉強は嫌いなタイプではなかったんですが、ガーッと3−4時間ぐらい自分の脳を新しい分野に突っ込んで現実の世界から隔離される感じと、week1のテストをパスして何かを達成していく感じが、

あぁ、久しぶりだな

と。久しぶりに人生が充実した感じと、新しいことを学んだという喜びと...そしてなんとなくですが、久しぶりに自分が好きだな、と。

嫌いだった訳ではないんですが、なんだか自信が無くなっていたんですよね、特に社会人になってから。

自分を誇らしく思う瞬間は、あったとは思うんですよ。自分で言うのもあれなのですが、仕事での成績はアジアのトップ3には毎月入るぐらいで、多分他の人よりも倍ぐらい稼いでたんです。毎月の成績発表と給料日はすごく気分がいいんですけど、月初はまたノルマ達成率が0になった自分のボードをみて嫌な気持ちがよぎったり。

結局は他の人からの称賛とか、他の人との比較とか、現金化された自分の成果でしか、自分を誇りに思えていなかったのだな、と。

成功や幸せの定義は人それぞれだと思うのですが、私の場合、そう言った称賛や給料だけでは不安になるんだな、と。

どれだけ働いて、どれだけコミッションを上げても、何かが「足りない」と感じ続けるんだな、と。

そしてそれを埋めるのは、「自分が成長している」「知識が増えている」と言う実感とそれまでの努力の過程だったりするのかもなあと気づいたんですよね。

そんな訳で、オンラインコースに今日も取り掛かっていて、日本に帰って仕事に復帰しても1日に1時間は必ず、仕事が詰んでても、飲み会がチラついても、自分の知的成長の為の努力をしようと、すなわち勉強しよう、と固く、固く、心に決めた次第です。



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