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企業側の面接ミスマッチ解消術

国民の所得が増えて
より多くの商品サービスを需要することで、

供給が追いつかずに価格が上がる、
ディマンドプル型のインフレに転じることで、
日本経済は好転するとされています。

では、いざ需要が増えた場合、供給側がある程度、
価格や業務量を調整できれば良いですが

人手不足で顧客対応に追われ、
疲弊している現場がほとんどです。

今回は労働力確保のため、
少ない応募者を採用に繋げるための
面接ミスマッチ解消術について紹介します。

日本の全国求人掲載件数は、
コロナ前2020年1月、約230万件でしたが、
コロナショックにより
2020年6月、約113万件まで減少しました。

その後、経済活動が再開し、
2022年2月、約241万まで回復し、
2023年1月、コロナ前を上回る約268万に増加。

企業は労働力確保のため求人を出していますが、
労働人口が少ないため、競合との差別化に苦戦。
採用活動が進まないケースが多いです。

また現在は、コールセンターや
チャットボットによる効率化が進み、
面接前の電話質問で採用率を上げていますが、
双方求めていない面接はお互い非効率です。

そこで、面接ミスマッチを防ぐため、
企業側が取り組んでいる
【面接ミスマッチの解消術】を紹介します。


【1】希望シフトが合わない
企業側のメッセージ
『面接時に希望シフトを伺います。
 双方の条件を確認しましょう』

仕事を探している人は、
自分希望のシフトで働けるか気になります。
ちなみにシフトは、
勤務日数、曜日、時間、期間です。

受かるか受からないか分からない段階で
いきなり店舗に行く不安、何を聞かれるか
分からない不安もあります。

事前にお互いの希望シフトをすり合わせることで
お互い落ちついて面接ができるようになります。


【2】人柄が合わない
企業側のメッセージ
『面接では過去の職務経験(初バイトもOK)、
 働きたい理由(家が近いでもOK)を伺います』

人が答えやすい「過去」の話をしながら、
求人を見て最初に思った内容で良いので
志望理由を教えてください。など質問します。

何を答えるかよりも、
本当に心から発しているか、
楽しそうか、笑顔になってるかを
見ることができます。


【3】経験が合わない
企業側のメッセージ
『〇〇ができる方であれば
 ほとんどの方が書類通過しています』

例えば、Excelスキルがある人を募集する際、
「Excelでデータの入力ができる方」と
「Excelでデータの集計や表作成ができる方」 
では同じスキルでもレベル差があります。

改めて、コロナ明け求人掲載件数が
増えている採用環境が厳しい中で、

企業は、応募者を選ぶのではなく、
応募者から選ばれる立場であることを認識し

業績貢献がてきる、長く活躍できる
人材を採用・活用することが求められます。

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