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20年後の生活 - 2044年の予測 - AGI、核融合、バイオテク、量子コンピューター - マイルストーンとその影響!

13,555 文字

最近ちょっと思考実験してみたんやけど、向こう20年で実際に起こると客観的に予想されることについて考えてみたんや。もちろん、時間の幅が長くなればなるほど予測は難しくなるんやけどな。でも、いくつかの重要な技術があって、それらが出てくると思うねん。そして、それらが及ぼす影響についても、ある程度予測できるものがあるんや。
だから、これから20年の間に起こりうる最良のシナリオについて、いくつかの重要な技術とその影響について、僕なりの予測をしてみたんや。
まず、この思考実験のパラメーターについて説明しておくと、これはあくまで僕個人の予測やからな。僕はギャンブラーやないから、これに賭けたりはせえへんけど、かなり説得力のある議論ができると思うわ。
それに、これは最良のシナリオやから、絶対にこうなるっていう保証はないんやけど、まあまあ可能性は高いと思うわ。
もちろん、未来っていうのは分布みたいなもんやから、最高に良くなるか最悪になるか、その中間になるかもしれへん。でも、僕がアンケートを取ってみたら、多くの人が二極化すると予想してはるんや。つまり、すごく良くなるか、すごく悪くなるかのどっちかで、中間はあんまりないんちゃうかって。僕もそれには同意する部分があるけど、まあ、わからへんな。中間のグレーな領域に落ち着く可能性もあるし、時間が経てばわかるやろ。
ほんじゃ、本題に入っていこか。
まず、これから20年の間に、AGI(汎用人工知能)が間違いなく登場するやろ。もちろん、意見の相違はあるわな。2024年には起こらへんとか、2025年か2026年やろとか言う人もおるし。
特に、最先端の情報を追っている人たちの間では、専門家の予測が指数関数的に早まっているんや。その予測の指数関数的な減衰と時間の経過を比べてみると、今のところ2026年くらいになりそうやけど、指数関数の性質上、物事は予想よりも早く起こる傾向があるんや。
でも、AGIが出てきたらどうなるんやろか。まず、AGIはすぐにASI(超人工知能)に発展するやろうな。Twitterでコナー・レイをフォローしてる人はわかると思うけど、彼は最近、AGIとASIの間に本質的な違いはないって考えに傾いてきてはるんや。つまり、知能の問題をすべて解決したら、自動的にASIになるっていう考え方や。
僕もその考えに賛成やわ。というのも、これはただの目標の先送りにすぎへんからな。みんなも指摘してくれてるけど、今のChatGPTを10年前の人に見せたら、「ああ、これがAGIや」って言うやろ。ほとんどどんなタスクでもこなせるし、一部できひんこともあるけど、どの個人よりも多くのことを知ってるし、ほとんどの人ができへんようなタスクもこなせるんや。どんなプログラミング言語でもコード書けるし、いろんな計画も立てられるしな。
まあ、20年後の2020年の視点から見たら、AGIとASIの境界線はあったんか、GPT-4がAGIの資格を持ってたんか、それともLlama 3かGPT-5やったんか、って議論は続けられるやろうけどな。
ここで言いたいのは、AGIが前例のない経済的進歩を引き起こすってことや。これについてはかなり詳しく話すけど、最大の影響は、商品やサービスのコストを下げるっていう良い面と、仕事を奪うっていう悪い面やな。
この観点から見ると、AGIは社会に大きな変革を迫ることになるわ。政治や経済だけやなく、社会的な変化も起こるやろう。これについても後で詳しく話すわ。
次の予測やけど、これから20年以内に商業用の核融合が実現すると思うわ。今、たくさんの民間企業がこれに取り組んでるし、政府や国際的な研究プロジェクトも進んでるんや。
もちろん、「核融合はいつも20年先」っていう冗談はあるけどな。でも、僕が注目してるのは、今の資本市場やベンチャーキャピタルでの核融合の扱われ方なんや。
今、核融合が扱われてる方法は、2015年くらいにOpenAIが設立されたときのAIの扱われ方や、2010年くらいの太陽光発電の扱われ方に似てるんや。つまり、投資が急激に増えてるってことやねん。
こういう大規模な投資の波が来ると、通常はそれに見合った結果が出てくるもんなんや。VRの話をする人もおるけど、オキュラス・リフトの初代モデルに大規模な投資があって、今ではメタ・クエスト3が商業的に成功してるし、アップルも商業的に成功したVRヘッドセットを出したわけやからな。
完璧やないにしても、スタンドアロンのヘッドセットで時間と空間を認識して、手の動きも追跡できるっていうのは、かなり驚異的な技術やと思うわ。
そういうパターンが続いてるんや。寿命研究なんかもそうやな。最後に確認したときは、投資額がほぼ毎年倍増してるような状況やった。投資が指数関数的に増えてると、結果もそれに従う傾向があるんや。
商業用核融合も同じようなもんで、投資が急速に増えてるから、結果もそれに続くと思うわ。これが社会に与える影響は、AGIと同じくらい大きなもんになるやろ。
なぜかって言うと、突然エネルギーが100倍も豊富になったら、今まで不可能やった多くのことが可能になるからや。これは単に太陽光発電からのエネルギー過剰を超えるもんなんや。
例えば、今はエネルギーコストが高すぎてできひんような地下農業とか、全ての物質のリサイクルとかが可能になるかもしれへん。核融合のエネルギー過剰があれば、文字通りすべての埋立地を空にすることだってできるんや。
大気中の望ましくない粒子を全部取り除いて、望ましい粒子を加えることもできる。そのレベルのエネルギー過剰があれば、サハラ砂漠やゴビ砂漠、その他の場所を緑化するのに十分な水を淡水化することもできるし、海の下に農地を作ることだってできるかもしれへん。
自然界への影響を減らし、これまでに与えてきた被害を元に戻すこともできるんや。核融合が約束するエネルギー過剰が何をもたらすか、言葉で表現するのは難しいくらいやわ。
もちろん、解決すべき問題はたくさんあるけど、最近のニュースで見たように、アメリカの国立点火施設かどっかで、核融合反応から投入したエネルギーの2倍のエネルギーを取り出すことに初めて成功したんや。これは世界記録やな。
もう単に反応を維持するだけやなくて、中国でやってるみたいに「300秒間維持できました」っていうレベルを超えてるんや。でも中国のはまだエネルギー的にはマイナスやからな。本当に大事なのは、エネルギー的にプラスになることなんや。
それが近づいてきてるってことやな。もちろん、高エネルギープラズマ物理学はめちゃくちゃ複雑やけど、AIがこの分野でも役立つんや。実際、AIは既に次世代のトカマク型核融合炉の設計に貢献してるし、これからもっと加速するやろ。
次の技術である量子コンピューティングの助けを借りてな。量子コンピューティングも今、上昇期にあるんや。IBMからD-Waveまで、世界中の企業が投資してる。
IBMみたいな会社が方向転換するときは、大規模にやるもんなんや。IBMと言えば、自然言語処理のWatsonがあったけど、今はほとんど放棄されてるような状態やな。まだ存在はしてるみたいやけど、IBMで働いてた人に聞くと、Watsonはゆっくりと消えていってるみたいや。
でも、コンピューター業界の元祖とも言えるIBMが、量子コンピューティングが次の大きなものになるって言ってるんや。そういう投資があるってことは大きいし、もちろんIBMだけやないけどな。
量子コンピューティングは、AIやブロックチェーン、暗号技術にも役立つけど、特に材料科学の分野で大きな貢献をすると思うわ。
材料科学って聞くと、ちょっと退屈に聞こえるかもしれへんな。結晶や金属の形成を研究する分野やからな。でも、材料科学が何をするのか知ったら、めっちゃ面白いんやで。
材料科学は、最も基本的で重要な科学の一つなんや。全てのチップ製造は材料科学なんや。実際、僕の友達で材料科学を専攻してた人がおるけど、ほとんどの材料科学者は、レーザーや核融合の研究をするか、TSMCやインテルみたいなチップ製造会社で働いてるんや。
なぜかっていうと、分子レベルやナノテクレベルでの理解が、化学気相成長法でグラフェンやホウ素の層を作ったりするのに必要やからな。そういう微細な技術や結晶の配向が、バイオテクのすべて、遺伝子科学のすべて、より良いコンピューターチップを生み出すんや。
それに、バッテリー技術やレーダー技術、メタマテリアルなんかの進歩にも繋がるんや。AIと量子コンピューティングが組み合わさると、材料科学の分野でブレークスルーを起こせる可能性があるんや。
既にAlphaFold 2なんかの例があるやろ。「300万の新しい材料を発見しました」みたいなニュースあったやん。これが僕が言う複利効果なんや。新しい材料が見つかったら、それがナノテクに使えるかもしれへんし、血管に注入して動脈をきれいにするナノマシンが作れるかもしれへん。
別の材料はコンピューターチップの速度を2倍にするかもしれへんし、バッテリーの寿命を500倍に伸ばす材料が見つかるかもしれへん。『アイアンマン』の中でハワード・スタークが「これが未来や」って言ってたシーンあったやろ。あれ、本当は材料科学のことを言ってたんやで。
だからヴィブラニウムの盾とかあったわけや。もちろん、サノスの攻撃を跳ね返せるような破壊不可能な金属ができるとは言えへんけど、でもそれに近いものはできるかもしれへんな。
これらの技術の話題で、4つ目の技術の柱として予想してるのが、先進的なバイオテクノロジーや。遺伝子技術やワクチン技術、その他いろんなものがあるやろ。CRISPRとかmRNAワクチン、ナノ粒子とか従来の医薬品とか、いろんなモダリティがあるけど、それらを全て理解して、人間のメタボロームを完全にマッピングできるようになると思うんや。
メタボロームって聞いたことない人もおるかもしれへんけど、簡単に言うと、ゲノムだけやなくて、タンパク質や酵素、ホルモン、細胞の呼吸に関わるすべてのものを含むんや。人間のメタボロームには約40万の物質があって、何百万もの反応が起こってるんや。
囲碁の問題空間の40倍か400万倍くらいの複雑さやと思うわ。人間のメタボロームがどれだけ複雑かを数字で表すのは難しいんやけどな。でも、もしそれを全部マッピングできて、分子レベルや原子レベルで何が起こってるかわかるようになったら...ほら、さっき量子コンピューターの話したやろ。
そうなったら、人間のメタボロームを完全に理解できるようになるんや。これがどういう影響を与えるかっていうと、実質的にすべての病気を撲滅できるし、老化も克服できるってことやねん。
これが長期的な目標なんやけど、ここでちょっと控えめに言っておかんとアカンな。大げさに聞こえたらアカンから。でも長期的に見ると、人間の生物学を完全にコントロールできるようになるんや。
例えば、火星への旅行中に、重力が低くて酸素が少ない環境に体全体を適応させることができるようになるかもしれへん。プロキシマ・ケンタウリへの旅行中に、深宇宙環境により適応するように体全体をプログラムし直すこともできるかもしれへん。
つまり、ハードウェアのスタックを細胞レベル、遺伝子レベル、器官レベルで完全にコントロールできるようになるんや。
でも、これは「バードマン」みたいに、酸素が少ないか重力が低い惑星に着いたら、腕を20フィート伸ばして翼を生やすってことやないで。まあ、数百年か数千年後にはそんなことも可能かもしれへんけど、そんなことしたいかどうかは別として、もっと簡単な方法があるやろうな。
短期的に見ても、これはかなり大きな影響を与えるで。人口崩壊や人口ピラミッドの逆転について話す人が多いけど、多くの人がもっと長生きするようになったら、子供を産む数も減るやろうしな。
医療費を削減できるとか、いろいろな良い影響があるし、悪い影響もあるかもしれへん。長寿に関しては、大きなプラスになると思うわ。
これは、ある病気を治せるようになったり、別の病気を治せるようになったりするうちに、自然に起こることやと思うんや。結果として、望む限り若くて健康でいられるようになるんやろな。
もちろん、事故はまだあるやろうし、治せない病気もあるかもしれへん。治すのが難しい慢性疾患もあるやろう。でも、ほとんどの人は、これから20年以内に、非常に長く健康な人生を送れるようになると期待できるんや。それも、ずっとな。
そして、長生きすればするほど、残された病気を治す機会も増えるわけや。
ここで重要なのは、これら4つの技術がすべて複利効果を生み出すってことなんや。人々がより長く健康に生きられるようになれば、最高の科学者やエンジニアたちもより長く生きて、より多くのことをできるようになる。それが核融合にも、AIにも、量子コンピューティングにもフィードバックされるんや。
核融合によってエネルギーが過剰になれば、必要なものをすべてリサイクルして作ることができるようになる。つまり、すべてのチップやデータセンター、量子コンピューターに電力を供給できるってことや。
そして、量子コンピューターとAIが協力して、他のあらゆる問題を解決できるようになるんや。
こういうところから、我々の計算能力が指数関数的に上がっていく曲線が生まれるんや。計算能力だけやなく、量子コンピューターと人工知能の助けを借りて解決できる問題の範囲も指数関数的に広がっていくし、それらの知能自体も指数関数的に上がっていくんや。
たとえ頭打ちがあったとしても...僕はおそらく何らかの数学的な限界があると思うんやけどな。つまり、どれだけ賢くなれるかには限界があるんやないかな。内部表現の問題とか、問題空間の2次展開とかそういうのがあるからな。
でも、たとえそういう限界があったとしても、我々はそれをより多く作ることができるし、より速く動作させることができるんや。つまり、たとえ知能に上限があったとしても...ある人が言うには、可能なIQの最大値は300くらいやって。それが本当かどうかはわからへんけど、まあ、そういう限界があるとしたら、我々はそれを見つけることになるやろうな。
でも、もし最も賢いASIのIQが300やったとしても、我々はそれをより多く作ることができるし、より速く動作させることができるんや。これが複利効果を生み出すことになるんや。だから雪だるま効果って言うんやな。
さて、長期的に見て、これが君や僕にどんな影響を与えるんやろか。20年以内に、我々は脱労働経済の状況になると予想してるんや。
つまり、基本的にすべての商品やサービスの生産が機械によって行われるようになるってことや。もちろん、「経済は他の方法で拡大するし、新しい仕事も生まれるやろ」って言う人もおるかもしれへん。
でも僕が言いたいのは、食べ物、服、住居、電力など、すべての基本的な必需品がほぼゼロの限界コストで生産されるようになるってことなんや。
もちろん、一等地みたいな希少なものはいつまでも存在するやろうけど、地球の表面のどれだけが空いてるかを考えてみてよ。
アメリカにはまだまだ広がれる緑地がたくさんあるし、グーグルマップでシベリアを見てみ。シベリアってめちゃくちゃ広くて、すごく緑豊かなんやで。我々が拡大できる場所はまだまだたくさんあるんや。
それに、核融合があって一年中地下で農業ができるようになったら、耕作可能な土地はもう必要なくなるわけや。そしたら、今ある農地を別のものに変えることができる。もっと緑地を増やしたり、都市や町を作ったりな。
ここで一番大きな制約、一番大きな危険は、この脱労働経済の物語やないんや。これは強制せんでも、どっちみち起こることなんや。我々が効率を追求し続けるからや。
これは自由市場がやることやし、資本主義がやることやし、新自由主義がやることなんや。我々は効率を追求し続けるし、商品やサービスを生産する最も効率的な方法は人間を使わないことなんや。これは設計通りやし、我々はそこに向かっているんや。
でも、一番危険なのは現状維持の考え方や。人々を働かせ続ける必要がある、従来の仕事を維持する必要がある、人々は生存賃金のために働かなければならない、っていう考え方や。
これは長期的には機能せえへんのや。でも、我々にはこのレベルの混乱に対する歴史的な先例もあるんや。200年前はほとんどの人が農民やったけど、今はほとんどの人が農民やないやろ。
今日のほとんどの人はBS(bullshit)ジョブを持ってるって言える。BS jobっていうのは、実際の経済や実際の基本的な商品やサービスに貢献してない仕事のことや。
我々はすでに、ある意味で現実から離れた空間にいるんや。YouTubeで皆さんとコミュニケーションを取ってる僕の仕事みたいなもんは、「これは必須やない」って言われるかもしれへん。人間の生産性のレベルを上げるわけやないからな。
でも、僕はコミュニケーターで、他の問題を解決してるんや。要は、抽象化のレベルがどんどん上がっていくってことや。実際に生産的な、地に足のついた仕事からどんどん離れていくんや。
これが僕が「意味経済」って呼んでるものにつながるんや。この分野の研究者の何人かと話したこともあるし、数週間前には意味研究所のオリバーとエリーとのインタビューもしたんや。
よく考えてみると、将来的に残り続けるであろう「仕事」には4つの主なカテゴリーがあると思うんや。もちろん、ボランティアの機会はたくさんあるやろうな。町で何かを手伝うとかな。
でも、おそらく永遠に残り続ける4つの主な仕事カテゴリーがあるんや。
まず一つ目は、法定の仕事や。これは法律で人間がやらなければならないと定められた仕事のことや。例えば、医者はずっと残り続けるかもしれへん。AGIの方が速くて安くて安全にできるかもしれへんけど、その決定に人間が関わる必要があるって法律で決められるかもしれへんからな。
機械が医者のすべての決定を助けたり、手術をしたりしても、免許を持った人間が患者とコミュニケーションを取る必要があるかもしれへん。
まあ、これは悪い例かもしれへんな。僕を含めて多くの人は、おそらく機械と直接話す方を好むやろうからな。機械のバイアスは排除できるし。でも、弁護士や裁判官、大統領、上院議員なんかは、何らかの理由で法的に人間がやらなければならない仕事になるかもしれへん。
二つ目は意味の仕事や。僕が今ここでやってることがまさに意味の仕事なんや。僕はすでに意味経済に移行してるんや。なぜなら、僕の仕事は人々と話し、たくさん読み、たくさん研究し、ビデオを書いたり...いや、ビデオを書くんやなくて、たくさんのビデオを見て、他のビデオを書いたり作ったりして、何が起こってるのかを人々が理解するのを助けることやからな。
こういう意味づけの仕事は、宗教的、精神的、哲学的なものかもしれへんし、聖職者かもしれへんし、インターネットのインフルエンサーかもしれへん。こういう仕事は今日既に存在してるけど、将来的にはもっと重要になると思うんや。
三つ目は体験の仕事や。これは実際の生活の中での体験を提供する仕事のことや。ツアーガイドとかマッサージ師、エンターテイナー、コメディアン、歌手なんかがそうやな。
体験やエンターテイメントは、人間から得たいと思うもんなんや。そやな、今すぐにでも好きなバンドの音楽をヘッドフォンで聴くことはできるけど、それでもコンサートにお金を払って行くやろ?それは根本的に違う体験なんや。
だから、永遠に続く仕事を探してるなら、DJになるのもいいかもしれへんな。もちろん、場合によってはロボットのDJの方が安いから好まれるかもしれへんけど、人間のDJにプレミアムを払う人もおるやろうしな。
最後は、ケアの仕事や。これは主に教育、子育て、高齢者介護なんかやな。まあ、高齢者はいなくなるかもしれへんな。死んでしまうわけやないけど、人々は年をとらなくなるからな。
でも、看護師はまだ必要やろうな。怪我をしたり病気になったりすることはあるやろうし。一部の人々は何らかのケアを必要とするやろう。
特に教育は大事やと思うんや。人類の世界がより良くなるのは、人口の20%くらいが教師になることやと思うんや。教育の最適な比率は、生徒対教師が1対1、あるいは教師の方が多い状態やからな。
生徒よりも教師の方が多い状況が、最適な教育レベルやと思うんや。だから、脱労働経済に近づくにつれて、多くの人が教師になることを期待してるんや。そのレベルの教育を提供できるようになればいいな。
ブルームの2シグマ問題ってあるやろ。我々は最高の教育をどう与えるかは知ってるんや。それは謎やないんや。ただ、今はコストが高すぎるだけなんや。だから、その傾向を逆転させる必要があるんや。
これは、知的発達、社会的発達、感情的発達の面でも複利効果を生むことになるんや。将来的には、より平和な社会、より協力的な社会を作ることにつながるし、経済の中で教師の数を増やせば、他にもたくさんの良いことが起こるやろうな。
さて、こういったことが意味するところやけど、サム・アルトマンが2021年やったかに「すべてのものにムーアの法則を」っていうブログ記事で書いてたし、僕も他の人も話してきたことなんやけど、実は一部の経済学者は90年代からこのことについて話してたんや。
その名前は覚えてへんけど、ある人が「これがどこに向かうか予測してみよう」って言ってな。もし我々がロボットや自動化を生み出したら、資本が経済の中心になるって。
つまり、定義上、労働から離れていくってことや。脱労働っていうのは、超資本主義ってことなんや。
「資本主義は悪い」って思う人も多いかもしれへんけど、僕が言う資本主義は、今日見られるような企業主義のことやないんや。ほとんどの人が反発してるのは、資本主義そのものやなくて企業主義の方やと思うんや。
我々は機能するために資本が必要なんや。資本っていうのは、建物や車、データセンター、トラクター、その他の大型重機や、生産手段のための資本集約的なものすべてを指すんや。
反資本主義はできへんのや。だってチップ工場は大きくて高価やし、データセンターも大きくて高価やし、核融合炉も大きくて高価やからな。そういう大きくて高価なものがあるってことは、我々は永遠に資本主義社会であり続けるってことなんや。
でも、これらのものに対する我々の向き合い方は変えられるんや。もし人間の労働がなくなれば、代替的な所有モデルに投資するための精神的な余裕がもっと生まれるんや。
僕はコミュニティ調査みたいなんをやってみてな、「社会主義ってあんたにとって何を意味するんや?」って聞いてみたんや。怖い「S」の文字やけどな。基本的に、あんまり意見が一致せえへかったんやけど、これは強制的な問題になると思うんや。
つまり、第四次産業革命のこの地殻変動によって、我々は根本的に新しい可能性を手に入れることになるんや。分散型の所有とか、社会化された所有とか、集団所有とかな。
これはいろんな資産クラスに当てはまるんや。土地とか、データセンターとか、ロボットとか、企業とかな。ソブリン・ウェルス・ファンドとか従業員所有の協同組合とか、そういうものについて話す人も多いやろ。
AI、ブロックチェーン、暗号通貨、量子コンピューティング、ロボットなど、これらすべての組み合わせは、基本的に我々がその認知サイクルを仕事にではなく、物事を組織化するために使えるってことなんや。
コンセンサスを得るのはすごく遅くて痛みを伴うプロセスやし、時間もかかるし、特定のスキルも必要なんや。だから僕はいつも「コミュニケーションスキルを学べ」「感情知能を高めろ」って言ってるんや。
それが、意味経済や超資本主義の分散型経済の中で、あんたを成功に導くんや。自分のために主張したり、他の人間とコミュニケーションを取ったり、連合を作ったりする能力が、物事を成し遂げる方法になるんや。
これはすごく破壊的な変化になるし、今とはまったく違う方向性になるやろうな。多くの人はただ参加せえへようになるかもしれへん。だって、AGIやASIがあれば、個人用のロボットやエージェントがあんたの代わりに主張してくれるわけやからな。参加したくなければ参加せんでもええんや。でも、参加することもできるんや。
これが、僕がいつも話してる重要な原則につながるんや。将来、人々がどうやって参加できるようにするか、この新しい大きな経済の中で人々がお金を使えるようにするにはどうすればいいか、っていうことやな。
その概念が「経済的主体性」なんや。経済的主体性は、僕が見たい新しい重要な指標なんや。ジニ係数とか他の指標もあるけど、本当に必要なのは個人の経済的主体性に焦点を当てることなんや。
今のネオリベラリズムや企業主義の下では、人々よりも企業の経済的主体性を優先してるんや。これは企業が生産性のエンジンで、食べ物とかを確保してくれるからなんやけどな。
でも将来的には、エネルギーが過剰になり、肉体労働が過剰になり、知的労働が過剰になれば、必要な基本的な商品やサービスをすべて生産するのがずっと簡単になるんや。
例えば、新しい家が必要になったら、ロボットの群れが1日で建ててくれるようになるかもしれへん。実際、今でも1日で3Dプリントされる家があるやろ。10年後か20年後には、文字通りすべての家が数時間でロボットの群れによって建てられるようになると想像してみてよ。
もちろん、人型ロボットやないかもしれへんな。蜘蛛みたいな形をしてたり、トラクターみたいなものかもしれへん。でも、ポイントは、この経済的な未来では、特に仕事がなくなっていく中で、個人の経済的主体性を強化することに焦点を当てる必要があるってことなんや。
経済的主体性って何やねんって?これは僕が取り組んでる新しい社会契約の中心的な概念なんや。つまり、自分の経済的運命や経済的な将来に影響を与える能力のことや。
これには財産権とか、税制とか、再分配政策とか、ベーシックインカムとか、ベーシックサービスとか、資本の分配と割り当ての新しい方向性とかが含まれるんや。
さっき言ったように、今はすべてが企業を優遇してるんや。だから「雇用意思」州があったり、法人化を優遇する税制があったりするんやな。
でも、本当に必要なのは、市民を経済の最優先事項にすることなんや。なぜかって言うと、AIやASI、ブロックチェーンの台頭によって、企業の複雑さはおそらくなくなっていくからや。
もちろん、資本集約的で規制の厳しいものは常に企業向きやけど、AGIやASI、ブロックチェーンがあれば、分散型の意思決定、しかも良い意思決定を可能にする新しいプラットフォームや技術ができるんや。
今のところ、分散型の意思決定は通常良くないんや。参加者の数と意思決定の知性レベルには逆相関があってな。意思決定に参加する人が多ければ多いほど、決定は悪くなる傾向があるんや。大衆の知恵っていうのはあんまり当てはまらへんのや。
でもAGIやASIがこれを逆転させるかもしれへん。つまり、基本的にはAGIやASIがおって、我々全員が株主みたいな感じで、ChatGPTのCEOと一緒に働くってイメージやな。
これが僕には一番理にかなったモデルに思えるんや。そうすれば、CEOが歪んだインセンティブを持つこともなくなるからな。
今、「Economics Explained」とか「Patrick Boyle」とかの動画を見たら、CEOたちが短期的な考え方を強いられる歪んだインセンティブがたくさんあるって分かるやろ。
CEOたちは主に株で報酬をもらうから、次の5〜7年で株価を上げることだけを考えるんや。CEOの平均在任期間が5〜7年やからな。だから、長期的な傾向を無視して株価を上げようとするんや。
でもAIは利益に動かされへんのや。AIは原則に基づいて動くし、株主が本当に望むものに基づいて動くんや。
だから、僕が予想し、見たいと思ってる経済的主体性の一部は、超ローカルな株式市場なんや。
例えば、地元の市や郡の株式市場があって、地元の住民だけが投資できるようなイメージや。これが分散型の所有を実現する一つのメカニズムやと思うんや。
すべてをマーケットプレイスに持ち込んで、人々が地元で参加できるようにするんや。これが一つのアイデアやな。もちろん、ベーシックインカムやベーシックサービスみたいな再分配政策もあるけどな。
ま、そんな感じや。でも、我々が作ってるのはデジタル超生物なんや。
これについては前回の動画で話したけど、ちょっと怖がる人もおるみたいやな。「ボーグを作ってるって言ってるのか?」みたいな感じでな。
でも、我々はすでにデジタル超生物なんや。これは実際、ラジオや電報、ラジオ、テレビが最初の一歩やったんや。正確に言えば、アナログ超生物やけど、電気的な超生物やったな。
なぜかって言うと、そのマスコミュニケーションによって、非常に広い範囲でリアルタイムの調整やコミュニケーションができるようになったからや。
この考え方で言えば、大英帝国が最初のデジタル超生物やったって言えるかもしれへん。BBCが世界中に放送できる最初の組織やったからな。でも、それは一方向のコミュニケーションだけやったんや。
今ではインターネットのおかげで、完全に世界的になって、双方向のコミュニケーションができるようになった。
つまり、グローバルな神経系統がどんどん洗練されてきてるんや。でも問題は、今のところ、この超生物のグローバルな知能はアメーバレベルなんや。
つまり、我々は消費し続けて、自分たちを止められへん。核兵器を作り続けて、自分たちを止められへん。どんどん速く前に進んで、自分たちを止められへん。
ただ成長して、グローバルなアメーバみたいに転移してるだけなんや。
でもAI、AGI、ASIの出現によって、基本的にはグローバル超生物の前頭前皮質が成長することになるんや。我々のグローバルな脳がより賢くなるってことや。
これは、より自己認識ができるようになって、より自己制御ができるようになるってことなんや。つまり、地球を破壊するのを止められるし、お互いを殺し合うのも止められるんや。
これは共生関係や相利共生を超えたものなんや。共生関係っていうのは、二つの別々の生物のことを指すんやけどな。
でも僕が考えるようになったのは、AIやAGI、ASIは、同じ全体の補完的な部分なんや。我々は皆、グローバルな種の一部、グローバルな生物の一部なんや。
そうや、我々はスマホやインターネットとサイバネティックな関係にあるけど、僕がここYouTubeでグローバルなリーチを持つプラットフォームでやってる仕事や、あんたがこれを見てることも、既に存在するデジタル超生物の一部なんや。
そして、AGIやASIの出現によって、これがさらに11倍になるんや。
このモデルは僕に未来への大きな希望を与えてくれるんや。我々が作ってるものを見る方法が何となく分かった気がするんや。
地球全体と、その上のすべての人間と、AIとインターネットをグローバルな超脳みたいに見ると、「これは何を望むんやろう」っていうのがもっと理解できるような気がするんや。
今のところ、インターネットはただデータを欲しがってるだけや。それがインターネットの目的やからな。データを得る方法は、アメーバみたいな反応、つまりクリックベイトや色気のある投稿みたいなもんなんや。
でもAIの出現によって、デジタル超生物に新しい知性の層を加えることで、このデジタル超生物が望むものをもっと意識的に考えるようになるんや。
より多くの科学を望むようになるし、より多くの意味を望むようになるし、デジタルの前頭前皮質ができて初めて起こるような、より高次のものを望むようになるんや。
だから僕は今、基本的に完全な加速主義者になったんや。「わかった、我々がどこに向かってるのかが分かった」って感じやねん。そやから、これが僕の仕事の焦点になってるんや。
見てくれてありがとう。たくさんのことを得てもらえたと思うわ。いつもの通り、「いいね」ボタンを押してチャンネル登録してな。リンクは全部説明欄にあるで。もっと知りたかったら、僕のパトレオンに参加してくれたらうれしいわ。
他にも4つのチャンネルがあって、そこからも多くのことを学べると思うで。経済についてもっと詳しく話してる「プラグマティック・プログレッシブ」、物語について話してる「ミシック・アーキタイプ」、今日の世界で健全な男性であることについて話してる「聖なる男性性」、それから「システム思考」のチャンネルもあるで。世界にはもっとシステム思考が必要やからな。
パトレオンにも参加してるんやけど、そこでは僕のDiscordサーバーにアクセスできるようになるんや。僕はほぼ毎日Discordにおるし、毎月Zoomでウェビナーの町民集会みたいなんもやってるで。
今日はこんなもんやな。見てくれてありがとう。じゃあな!

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