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16期 しゃち

お疲れ様です!しゃちです!
 22で引退するかどうか悩んでいると去年から言い続けてからあっという間に一年以上が経ってしまいました。周りからは「なんだかんだしゃちは23も残ると思うよ」と言われ、自分でも何となくそんな気がしてた笑
でも、最後の最後まで悩みに悩み抜いた末、最終的に22で引退することを決めました。この決断をするまでに様々なことを考えたし、考えるべきことがありすぎて考えるのを放棄していた期間も短くなかった。
それに、何より自分は16期の同じ2入であるちいそらなほともまた違った立ち位置(歳とか同期男子が自分含めて4人しかいないなどの意味で!)であったというのもあって、何をもってどう決断すればいいのか分からなくて困ったし苦しく感じることもあった。

なので、まずは引退を決断した理由について書いてからみんなに伝えたいことを書いていこうかなと思います!

まず、引退を決断した理由なんだけど、「引退の決め手はこれだ」と言える主な理由は

“下駄っぱーずでやり残したことがほとんどない“

というところかなと思います。

他にもいくつか理由はあるけど、やっぱりこれが大きいのかなと。

「22で引退するつもりでこれからの22の期間を過ごしていく。」

22パフォのコンテンツでみんなの前でこう宣言させてもらいました。

「まだおれには23があるから!」

と22を中途半端にこなすなんていうダサいことはしたくなかった。

だって、そんなことをしたら22では何してたの?ってなるじゃん。そんな風に時間を無駄にしたくなかった。
だから、自分の中でタイムリミットを設けた。
もし、22を本気で全力で過ごした上で、それでもなおどうしても
「やりきれなかった、このままじゃ引退できない」
と早稲田祭を目前にした時に思うのであれば23も残ろう。そう決めていた。

結局、自分のやりたかったこと、成し遂げたかったことって何だろう、このまま引退して後悔は残らないのかなど、たくさん考えることにはなったけれど、22で引退するという決断をしたことに後悔はありません。

個人的な話が長くなってしまったんだけど、ここからはみんなに伝えたいことを書いていくね。
みんなに伝えたいことは2つ。

➀やりたいと思ったことは“出来るだけ早く”挑戦してみる

②自分の役割

まず、「➀やりたいと思ったことは“出来るだけ早く”挑戦してみる」について。

「やりたいことに挑戦してみよう」という言葉をよく聞くと思うんだけど、ここでみんなには、“いつ”挑戦するの?ということについて考えてみて欲しいなって思う。

自分が何かに挑戦してみるときに大切にしているのは、“初めて”という部分。

自分は21で早稲田祭のCEの担当、22ではおの恋の担当を務めさせてもらったんだけど、どちらも“初めて”というところに価値を見出していました。

CEは、16期が振り作りを経験することが出来る初めての機会であったこと、おの恋は、15期も含めて誰一人遠征経験がない中で遠征の担当を経験することが出来る初めての機会であったこと。

ダンス未経験で振り作りなんか自分に出来るのかという思いはもちろんあったし、上の代がいる中で上手くまとめていくことが出来るのかなとも思ってた。だけど、自分以外の16期が振り作りや担当の仕事に勤しんでいる姿を、「自分もやってみればよかった」と後悔の念を抱きながら見ることは自分には出来なかった。遠征経験者が誰一人いない中で、初めての遠征を自分が先頭に立って引っ張り、今後の道標となるような遠征・演舞を作りたかった。

担当や振り師というのは最終的にはそれなりの人が経験することになるものなので、「いつ・何の」の特に「いつ」という部分を大切にしてみるのも一つの考え方なのかなと思います。
もちろん、いろいろタイミングもあると思うから、全ての場合に“初めて”という部分を重視する必要はないし、「初めてであるというところに一番価値がある!」とか言うつもりもありません。
ただ、やってみたいことに挑戦する機会が身近に転がっているのにも関わらず、その機会を逃すなんていうもったいないことはみんなにはしてほしくない!し!一回やってみると、物事に対する見方などがガラッと変わって、自分の視野が広がると思う。

14期のある人からこんな言葉を頂きました。

“一歩踏み出してみたら想像と全く違う世界が待っている可能性があるから、どうか機会を減らすことだけはしないでほしい。やってみてムリだったらそれで良いので。”

踏み入れたことのない世界に足を踏み入れるのは怖いしかなりの勇気が必要だと思います。でも、一歩踏み出しさえすれば、今までとは違う世界が広がっているということを下駄っぱーずでたくさん学びました。
みんなも自分には向いていないとか、自分には荷が重いなどと理由をつけて自分の視野を自ら狭めるのではなく、何かに挑戦するというのは、自分の世界を広げる貴重な機会であると捉えられるようになってほしいなと思います。

次に、「②自分の役割」について。

みんな知っているように、自分は下駄一歪んでいるよね笑
初めは、「歪みって何だよ!ふざけんな!」くらいに思っていたんだけど、今となっては、自分にしかない唯一無二のアイデンティティだと思っています。もはや誇りでさえある笑だって、1浪2入のやつなんてそうそういないもん笑

そんな自分だからこそ、みんなよりも歳が上であるからこそ、常に堂々と振舞い、下駄っぱーずという団体を俯瞰する必要がある。それが自分の役割なんだと思いながら今まで過ごしてきました。時には、親のような目線でみんなのことを見ていました笑

でも、これって別に誰かにやれと言われたものでもなければ、誰かにお願いされて引き受けたものでもありません。自分が団体のために何が出来るのか、どんなところで貢献することが出来るのかと考えたときに自分なりに出した答えでした。

一度、下駄民一人ひとりのことを思い浮かべて、その人たちが下駄っぱーずの中でどんな役割を果たしているか、どんな存在であるのかについて考えてみて欲しいなと思います。

自分はたまたまみんなと違った「歪み」という強みを持っていたからこそ役割を見つけることが出来たのかもしれない。けれど、誰もがその人にしか務まらない役割を担っているのではないかと思っています。

自信満々に自分の役割は俯瞰的に見ることだったと言っているけれど、実際は大した働きは出来てなかったかもしれないし、「お前何もやってなかっただろ、何言ってんの?」って思う人もいると思う。ただ、これは自分なりに自分の中で意識していたことなので多めに見てくれると嬉しいです。笑

何が言いたかったのかと言うと、必ずしも周囲に影響を与えることが出来るとは限らないけれど、意識一つで自分の行動は変わるはず。自分にしか出来ないこと、自分だからこそ出来ることを見つけて行動することが出来るようになってほしいなと思います。

ここで、実は、この引退ブログを今年書くと決まった時のために、かなり前からみんなに伝えたいなあと思ったことをその都度メモに残していました。笑(このことからも分かると思うんだけど、どの15期よりも引退について考えてきた時間が長い自信がある笑)
せっかくなので、箇条書きでそれらも一緒に載せておきます。踊りのことと踊り以外のことに分けて書きます。対して踊りが上手くないのに何言ってるんだよと思われるかもしれないんだけど、最後なので許してね笑

【踊りのこと】
・自分の苦手な動き、FBなどで指摘された自分が出来ていない部分を素直に認める。→変な意地やプライドは捨てよう。おれも初めは変なプライドが邪魔して「自分は他の人よりも踊れるんだ!」って思い込んでた。笑でも、今思えば周りにはもっと踊れる人がたくさんいたし、ただの根拠の無い自信でしかなかった。踊りの上達は不要なプライドを捨てることから始まると言っても過言ではないんじゃないかなと思ってる。

・踊れる曲とは何か
→みんなにとって「踊れる曲」とはどんな曲ですか?振りを全て覚えている曲のことですか?自分はそれだけではその曲は「踊れる曲」とは言わないんじゃないかなって思っています。自分にとって踊れる曲とはなんだろうと考えたときに辿り着いた答えは「1曲を通してこだわりがある曲」でした。自分にとっての「踊れる曲」はmonoとええじゃないかです。どちらの曲もうまい人たちの動画を何度も見て研究したり、自主練で直接教えてもらったことを自分の踊りに落とし込めるように自分の動画を何度も見返したりと、たくさんの時間をかけて向き合ってきました。特にええじゃはたくさんの14期に自主練をしてもらって極めてきた曲なので、一番思い入れが強く一番好きな曲です。monoも15期よりも1年遅い振り入れではあったけれど、15期に負けないくらいmonoに向き合ってきたつもりです。
こんな感じで、「踊れる曲」とはどんな曲なのかを自分に問いかけてみてもいいのかなあって思います。1曲でもいいからこの曲だけは誰にも負けないっていう曲を作ってほしいなとか思ったりします。

・自主練では動画を必ず撮って何回も見返す。
→練習した時の動画を撮って後で見返さないと、練習でやったことが身についているかどうかわからないよね。
あとは、動画をたくさん撮って残しておくと、前の自分よりどれだけ成長出来たかを実感することが出来るからシンプルに楽しい。笑周りの下駄民とその動画を見て懐かしいなあって話すのも楽しいよ笑

・目標とする人を決めてその人の真似をする
→これは注意が必要で、初めからその人の踊りを真似しようとすると変に癖が付いたり、その曲しか上手く踊れないみたいな事態に陥りかねないから、基礎の動きが定着してから真似してみるのが良いと思う!偉そうに言ったけど、おれは基礎の動きを疎かにし続けて最後まで苦労したからみんなには同じ思いをしてほしくない!17期は偉い!練習部屋でもアイソレやルーティーンを練習する姿を見て感動してた笑どうか初心を忘れずにこれからも踊りを磨き続けていってほしい!16期もまだまだ全然遅くない!から今一度自分の踊りを見つめ直してみると良いと思う!

・「ミスった」で終わらせない
→誰でもミスはするし、おれだってミスなく1曲踊り切ることが出来たことの方が少ないと思う。けど、ミスをミスのままで終わらせていたらそのミスは当然なくならないし、また同じところでミスするのって情けなくない?笑どうしてそのミスをいつもしてしまうのか、どうしたらそのミスがなくなるのかを考えよう。

なんかすごく長くなってしまったのでここからは本当に箇条書きにしておくね笑
・練習を全然していないのに「踊れない、やばい。どうしよう。」と言うのは違うんじゃない?
・演舞直前に仕上げるのではなく前々から準備をして本番で本来の踊りを見せる
・強みを持つ
・誰かと互いの踊りを見比べる機会を設け、その人の上手い部分を探して取りいれてみる
・自分の踊りに対してプライドや責任感を持つ(歪んでないやつね笑)

【踊り以外のこと】
・人として当たり前のことをする
→これはおの恋のときも伝えさせてもらった!本当にこれに尽きる。期限を守るとか連絡を怠らないとかいろいろあると思うけど、総じて一人の人間として当たり前にすべきことを出来るようになってほしい!おれだって忘れてしまうことはもちろんある!でも、それがずっと続く人が多すぎない?って思っちゃうかな。

・良い意味で自己中になる
→これもまた22パフォの時のコンテンツで話させてもらったことになります。誰かのために何かの仕事をするのも素晴らしいことだと思う。でも、誰のために下駄にいるの?自分のためじゃない?もし自分のために下駄にいるんだったら、自分がやりたいことをした方が良くない?

・自分の中でタイムリミットを設ける
→自分の場合は、パフォでみんなの前で宣言をしたことで、踊りに、下駄民に、そして下駄っぱーずという団体に対しての向き合い方が変わったターニングポイントだったんじゃないかなと思ってる。制限をつけるとその分焦りも出てくる。けれど、そんなのは当たり前で、その焦りをマイナスなこととして捉えるのではなく、自分が成長するためのもの、つまりプラスのものとして捉えることが出来るといいなって思う。どうか、心に余裕を持った状態でトライしてみてほしいなあ。

・まだ時間があると思わないで欲しい
→時間が経つのは本当にあっという間。みんな口を揃えて言うよね。引退が迫ってくるとなおさらそれを感じるので、今この時間から時間を大切にして過ごしていってほしい。「次頑張ればいいや。」って言い続けていたらいつか終わりが来るよ?それで本当にいいの?今やらないでいつやるの?いつになったら本気を出すの?

各期、そして16期男へのメッセージ

【14期へ】
下駄に入会した当初、同期はおろか、上の代の15期ですら歳が自分より下でどう周りと接したらいいかわからないまま日々過ごしていました。そんな状況だったから、同い年や自分よりも歳が上である14期の存在は自分にとってあまりにも大きく、たくさん頼らせてもらいました。甘えさせてくれてありがとう。21は14期がいたからやっていくことが出来た、そう思っています。
たくさん話を聞いてくれて、22になって自分たちの演舞をたくさん見に来て応援してくれて、たくさん遊んでくれてありがとう。これからも遊んでください。とてもとても感謝しています。ありがとう。

【17期へ】
こんなことを15期ではない自分が言うのは違うかもしれないけれど、きみたちは恵まれた、幸せな代だと思います。やっと19までのように対面での練習、演舞が増えてきてまだ多少制限はあるけれど本来の下駄っぱーずの活動を心置きなく楽しむことが出来ているのではないかと思います。1年生の初めから、心から下駄の活動を楽しむことが出来るという経験は幸せなことだし、正直結構、だいぶ、かなり羨ましい笑
歳が3つも離れていて歪みまくりの先輩と関わってくれれ、そして慕ってくれてありがとう。17期が入会してくる前から「しゃちさん!」って呼ばれるのを心の中で楽しみにしてた笑今でも「しゃちさん!しゃちさん!」って駆け寄ってきてくれるの嬉しいんだよ実は😊
17期の成長を近くで見届けたかった。仲が良いし、元気だし、かわいいし、面白いし、結束力があるし、向上心が高いし、素敵な代だと思っているよ。23では16期に刺激を与え続ける存在としてだけではなく、自分たちが23を作り上げるという思いを持って臨んで欲しい。16期を超えていく勢いで求め続けてください。
よく言われるように、「楽しい」という感情だけでは上手くいかないことがこれからたくさん出てくると思うし、壁にぶつかって逃げ出したくなることも出てくると思う。でも、そんなときこそ、初心に戻ってどうか着実に乗り越えていってほしいな。
きみたちなら出来る!!!

【15期へ】
21の期間や22が始まったばかりの頃は、自分とは違うタイプの人たちの集まりだと斜に構えていたので、自分から関わろうとしないどころか、むしろ避けるくらいの勢いだったのかなと思います。ごめん。笑伝えたいことに「一歩踏み出してみよう!」とか書いたのだけど、15期に対して長い間一歩踏み出すことが出来ませんでした。
でも、いざ接してみると、確かに自分とは違うなあと感じる部分もあるものの、みんななのことを鼓舞してくれる人がいたり、深い思考を持つ人がいたり、期同士の仲が良くまとまりのある代だなあと感じるようになりました。
前までは、ただうるさいなあとか、バカだなあとしか思わなかったのに、今では見ていて微笑ましいというか、15期のことを15期としてちゃんと受け入れることが出来ているように思います。なんだか、自分も変わったなと思う瞬間です。笑
初めは、「おれこのままで15期と上手くやっていけるのかなあ」と自信がなく、不安を抱えながら活動していた22が、これだけ楽しく、充実していたと言うことが出来るのは、間違いなく15期が下駄っぱーずを引っ張り続けてきてくれたからだと思います。ありがとう。

【16期へ】
まず、2個上同期を受け入れてくれて本当にありがとう。とても感謝しているよ。初めは、おれもみんなもお互いにどう接したらいいかわかんなかったよね笑どうやらとても怖がらせてしまっていたようで申し訳ない笑
おれにとって16期は同期ではあったけれど、やっぱり最後までみんなの親というような感覚は抜けなかったな笑年齢いじりばっかりされたしね笑
そんな、自分にとってもはや子供のような同期だったけど、少しずつ成長して頼もしくなっているのではと思ってるよ。
でもね、まだまだ全然足りない。今更だけど17期という後輩が出来たという自覚はちゃんと持ってる?担当代として今年一年どんなことをしてきた?もうすぐ幹部代になるけど、その自覚はある?自分のすべきことは分かってる?人任せにしちゃってない?今のままで本当に大丈夫?
厳しい言い方になってしまうけれど、今のまま23が進んでいくとしたら正直かなり心配。このままだと、17期に先を越される日が来てもおかしくないよとさえ思ってしまう自分がいる。みんなも身に染みて感じていると思うんだけど、17期の勢いってすごいと思う。
今一度、一人ひとりが自分に何が出来るのか、自分は何をすべきなのかを見つめ直し、そして行動に移していくことが必要になってくるんなじゃいかなと思っています。

最後に、説教じみたことを言ってしまってごめん。そして、先に引退することになってしまってごめん。おれは先に引退して23には何も関わらないからそんなことが言えるんだって思う人もいると思う。でも、みんななら出来ると思うし、14、15期から教わったことを次はきみたちが下に受け継いでいく番です。どうか、最後まで本気で向き合って欲しい。何かあったらいつでも相談してね。

みんなが「何で引退するの?来年も一緒に残ろうよ」と言ってくれたこと、とても嬉しかったよ。一緒に引退することが出来なくてごめんね。でも、ありがとう。

来年みんなが引退する時に、みんなのやりきった顔を見ることが出来ることを楽しみにしているね。応援してるよ。

【16期男へ】
でかい背中を見せ、そして頼もしい3男になってくれ。期待してる。

最後に、こうして引退ブログを書いていて思ったんだけど、自分の中に
「楽しむ」とか「楽しい」といった感情が軸であったということに気付きました。

おの恋に参加してくれた人は覚えていてくれていたらとても嬉しいんだけど、しつこいくらいにみんなには「踊ることを楽しんで欲しい」と常々伝えさせてもらいました。出来ることはやってきたのだから、ここまできたら踊ることを楽しんでくれさえすればもうなんでもいいなあという思いから出た言葉でした。

自分の中の原動力は「楽しい」という感情で、「楽しい」という感情を求めて、「楽しい」という感情を得るために最後まで下駄っぱーずを続けてきたのではないか、と今となっては思っています。
「楽しい」という感情だけでこの先ずっと下駄っぱーずで過ごしていくことが出来るわけでないし、辛い、悔しいといった感情もたくさん味わうことになると思います。

でも、それらの感情一つ一つを大切にしていってくれることを願っています。
引退する頃には、なんだかんだどの思い出も懐かしく素敵な思い出になるはずだから。

今までありがとう!お世話になりました!

しゃち@みんなが「おじ」って呼んでくれるの、親しみを込めて言ってくれているような気がしてなんだかんだ嬉しかったよ。ありがとう。

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