小島はじめ

20代。日記のような。 0524.pooooooooo@gmail.com

小島はじめ

20代。日記のような。 0524.pooooooooo@gmail.com

最近の記事

ペットショップで犬を買う

’21年12月10日 20:30 我が家に子犬を連れてきた。やってきたのではなく連れてきたのだ。 ぱやぱやの体毛をふぁさふぁさとさせながら、子犬は部屋を探検し、私の膝の上に乗るとあっという間に寝てしまった。 子供の頃から、犬や猫が当たり前にいる生活に憧れていた。友達の家にいくと”動物”という小さな違和感が家の中にいる。安心と刺激の両方をくれる存在、それが私の中での”ペット”だ。 両親はそれぞれの実家で犬を、私が生まれる前に野良猫に餌付けをしていた。しかし、私が生まれる

    • ひとりっ子外食考

      昔から外食が好きである。私の両親は大学教授で、私はその両親のもとに生まれた一人っ子だ。小さい頃からいかにも上品なレストランで、膝にナプキンを置き、小さく切ったハンバーグの切れ端をスッと口に入れ、 私「お父さん、このハンバーグおいしいね。」 父「そうだね、母さんの方のステーキは、お味はどうですか。」 母「とっても美味しい。グレイビーソースがとっても上品で。」 などといった会話を繰り広げて見せる。しかしながら家ではこうだ。 母「いやーーーーっ! はじめ! あんたお皿まで

      • ナイスカロリー!!!

        この前、実家に帰ったら大量の野菜を食わされた。 というか、食わされたのは大量のキャベツだ。 数日間の間、サラダやおひたし、無限キャベツに味噌汁、メインのおかずがロールキャベツだったこともあった。 父親が、最近健康に気を使い始めたのがこのキャベツ地獄の原因らしい。 そんな!キャベツを食べると健康になると思っているの?! それとも「赤ちゃんはキャベツ畑で生まれるのよ」的な、生命の源的なこと? もしくは「健康の為」というのはじつは建前で、バストアップしたいとか? 『長生きしたけ

        • Season of 生チョコ

          生チョコが好きだ。 あの柔らかさこそ、チョコレートの甘ったるさに一番似合うんじゃないかと思う。 でも、生チョコはいつでも手に入る訳じゃない。 北海道の定番お土産ROYCE'の通販で買ってしまえばよいのだが、「今食べたいぜ!」という時はどうしても困る。 東京に住んでいる私が、街でふらっと生チョコを手に入れるのは至難の技なのだ。 バレンタインの時期は、デパートやスーパー、各コンビニでもサクッと手に入る。しかし、バレンタインを過ぎると生チョコは店頭から姿を消す。冬にも西瓜がス

        ペットショップで犬を買う

          ありあまるあまり

          なぜだかわからないが、昔から人にプレゼントをするのが好きだ。 プレゼントをあげて「ありがとう」と言われる。すると、ミントアイスを食べた時の様なすうっとした爽やかさと共に、大好きだよという気持ちが込み上げる。 プレゼントをあげて喜ぶ様子を見てもなお「私の気持ちはこんなもんじゃないぞ」とムキになり、好きな気持ちが込み上げて来るのかもしれない。 「71÷8=8···あまり7」の「あまり7」の部分だ。この「あまり7」を伝えるのが、プレゼントを人にあげる本当の目的なのかもしれない。

          ありあまるあまり

          エロが好き

          唐突かつ単刀直入に言う、私はエロが好きだ。 下ネタや、他人が話すの性の話、学術的な性の話、俗的な性の話、とにかくあらゆるエロという概念に興味がある。 それは、決して肉体的に体験してみたいとかでは全くないし、別に体に全く変化は起こらない。 私は性やセックスにかなりマイナスなイメージを持っている。 原因は、私が性に触れた最初の体験がかなりトラウマになっている為かもしれないと最近思う。 エロを笑いにしたり、多様な形のエロを肯定することで自分のトラウマをどこか正当化し納得できる

          エロが好き

          まだ七七日

           玄関を開けると、亡くなったはずの人が佇んでいた。そんな時、あなたはどう対応するだろう。 驚くだろうか、喜ぶだろうか、泣き崩れるだろうか。この問いに1つの答えを出すことは難しい。人と人との関係性は、その組み合わせの数だけ存在する。また、死への捉え方や定義も人それぞれだ。  古典落語に、『粗忽長屋』という噺がある。 近所の河原で一人の水死体があがる。八さんは友人の熊さんが亡くなったと勘違いして悲しみ、熊さんを連れてくる。 ところが、熊さんも熊さんでおっちょこちょいで、自分が死

          まだ七七日

          金魚の水換え

           どういうわけか、金魚の水槽の水替えを忘れる。 ヤツは気付かないうちに濁っているのだ。 面倒くせえ~非常に面倒くさいなあ~ と一旦スマホを手に取る。  Twitterで「老害」という言葉が目に留まる。ネットスラングで「老いた害」、もしくは、老いそのものを害悪として表現する言葉だ。最近、私の父は、人の話を聞けなくなっている。パッと話の最初だけ聞いて、その先を想像すると、そのまま話の内容を決めつけて話す。ゆるやかに確実に老いていく父親や祖母を、私は理解できない。なぜスマホを

          金魚の水換え

          柑橘のマーマレード

          湯船に長く浸かった後、水をぐーーーっと飲むのは至高だ。その後、私はヨーグルトやデカくて少しすっぱい柑橘を食べたくなる。この2つ両方叶えたいなと思い、ヨーグルトにいれるジャムを作ることにした。 1/23 近所のスーパーで、デカい柑橘の中で最安のものを買った。名前はわからん。八朔(ハッサク)かな? 【材料】 *デカめのよく分からん柑橘(3つ) *砂糖(大さじ5) *白ワイン(大さじ1) *レモン汁(2,3滴) ※皮の苦味を取るのが面倒くせえ!時間がないわよ!という人は、①

          柑橘のマーマレード

          柿と砂肝と春菊のサラダ

          生理の時は、血肉溢れる食べ物を食べなければと思っている。高校3年のセンター試験前に貧血で倒れ、12月まるまる何も出来なかった事があるからだ。実力的に浪人する事がわかっていたので、結果にはあまり関係なかったのだけど。ガハハ 10/30 生理だ。血肉だ!そして秋だ。何かを嚙み切るという行為は、自分に野性的な生命力を感じるので好きだ。 【材料】 *砂肝(小さめの1パック) *柿(1個) *春菊(市販の半束) *塩(3つまみ) *黒胡椒(お好み) *赤ワイン(なくてもおけ) ①

          柿と砂肝と春菊のサラダ

          ジャスミン梅酒

          今年の春、私は、東京都内のおばあちゃんの家で一人暮らしを始めた。おばあちゃんは、脳梗塞でもう植物状態になっている。多分、もうこの家には帰ってこられない。その為、家の掃除やメンテナンスを条件に、私がこの家に住み着いて良いということになった。 6月7日 『海街diary』で毎年梅酒をつけてるのを見ていいなあと思ったので、梅酒を作ることにした。私はお酒をあまり飲まないけど、何だか人が集まる家になる気がするからだ。 【材料】 *梅の実(片手に乗せて持てるくらいの袋に入ってた量)

          ジャスミン梅酒

          京都と八王子

          今日、自分の卒業展示会で「危機感」をテーマに、目を背けたくなるような主張や危機感について話す父親と同世代の建築家を見た。 私の父親は研究者だ。学問は経済学を専攻している、というか人生が経済学専攻って感じだ。 私は、その建築家の話を聞いてる中でなぜ自分が東京へと戻ることに固執したのか、またなぜ実家や地元が嫌いなのか、その理由にハッキリと気付いてしまった。話を聞いてる間はモヤモヤとしていた、モヤモヤとした逃げ出したいような気持ちを自転車に乗って帰るその道中で、ハッキリと言語化

          京都と八王子

          まだ名前のない恋人未満たち

          「友達以上 恋人未満」という言葉がある。「プラトニックラブ」という言葉がある。「セックスフレンド」という言葉がある。「エアセックス」という言葉がある。 男女の友情がアリなのかナシなのか、我々現代人はその答えを探すべく今まさにジャングルの奥地へと足を踏み入れている。 私は互いに恋愛感情なく男の子とセックスをしたことがある。髪の香りや自分の肉体とは違う感触、普段見せないその子の表情や声色が新鮮だった。しかし同時に私はその感覚が初めてではないと思った。恋仲ではない異性との交わり

          まだ名前のない恋人未満たち