なぜ、地域でワーケーションを行うのか。

TETAUというチームでワーケーション推進を行なっている。リゾートワークとか、いつもとは違う環境で仕事するとか、ワーケーションにはそういう文脈もあるけど、TETAUが考えるワーケーションは、それはそれでいいけど、それじゃない。

地域のサイズ感が理解を深める

SDG‘sなど、地球規模で課題を考えなければいけないと思わされる機会は多い。地球あっての人間。理屈では理解できるけど、自分の仕事や行動にリンクできない。

地球規模を自分ごととして捉えられる人からしたら、ヤキモキするかもしれないけれど、思考が及ぶ範囲は人によって異なる。会ったこともない人、行ったこともないところに想像を行き渡らせるのは難しい。

そんな時、地域はとても良いサイズだと思う。人が見える。地域の見える。テーマを絞ることである程度短時間で、把握して、考えることができる。

物事を俯瞰で見て、課題を掴み、考え方を深め、高め、行動に落とす。その訓練をするには、地域のサイズはちょうど良いと思う。

地域の課題を解決するには刺激が必要

正直なところ、都会から人がやってきて、その人たちが課題を解決してくれるとは思わない。そこまで課題は単純じゃないし、本当の意味で課題を解決していこうと思えば、複雑に絡み合った課題を紐解いていくだけでも時間がかかるし、実際に効果を出していくには、ここでやろうと腹を据えてやったとしても実現可能かどうかはわからない、と思っている。

地域のことはその地域にゆかりがあって、そこを大事にできる人が主体になってやるべきだと思っている。つまりは骨太だということ。

スキルの高い人材が、地域にたまにやってきても骨になるのは難しい。筋肉としては稼働しても、骨が弱いと筋肉を生かすことはできない。

ただ地域が骨太になるためには、刺激が必要だ。もっと具体的に言えば、疑問に思う機会が必要で、そして考える機会になればいい。

ワーケーションがうまく作用して、疑問を生むことを目指している。

「違い」が疑問を呼んでくれるのではないかと期待している。

きっと、それが進む間には衝突もあることだろうと想像している。でもその「衝突」こそTETAUが望んでいいることであり、「(表面的に)仲良く」することは、望んでいるものの本質ではない。

まだ始めたばかりで、これからこの考え方も変わるかもしれない。今はそうだと信じてやるのみ。

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