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コルク彫刻の見本だぞ(加工動画あり)

こんにちは、チャン・キナニンジャ(@ninnin217)です。
今回はコルクシートへの彫刻です。
コルクといえば私の中ではワインやシャンパンの栓というイメージが高いのですが、その他にもカバンやお財布などの小物作成にも使える実は優秀な素材だな〜と思っています。断熱性・吸湿性に加えて弾力もあり空気も程よく通しますし、何より見た目がかわいいですよね。

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コルクガシという木があって、その木の皮を砕いて作られるのが普段私たちが目にしているコルクみたいです。コルクガシの木って初めて聞きました笑。
では今回はそんなコルクに彫刻をしていきましょう。

■数値調整

いつもお馴染みのパワー70でやっていくとコルクだと結構焦げてしまいますので、今回もパワーは調整いたしました。30固定でスピードの調整で彫刻していきます。

■マステが無い方がいい素材もある

今回の彫刻ですが、マステなしで行っていきます。
焦げやもやをつけたく無いのでマステで保護をするのが基本だとお伝えしてきましたが、あくまでも基本なので素材によってはマステなしの方が加工結果が良い場合も全然あります!
そういった時は思い切って保護せずに数値調整で見た目を綺麗に仕上げられるように、テストをしていきましょう。

個人的にコルクに彫刻を施してコースターのようなものを作ったことがあるのですが、彫刻し終わった後のマステを剥がそうとするとマスキングテープの粘着面が残り(おそらく加工時の熱の影響もあり、結構ぺったりしてた)、なんだか質感も良くなければ、その粘着面に若干の焦げがついたりしてとっても手間だったので、私的にはコルクはマステ無し一択です。

■レーザー加工の様子(動画あり)

今回もちょっと斜めから撮ってみました。MDFほどでは無いですがコルクも若干煙が発生しやすい素材ですね。コルクを固める際の接着剤やコルクとコルクの間に空気の層があるのでおそらく煙が出やすいのだと思います。

カットの様子もちょっと注目です。めっちゃ火出てる〜〜〜!笑
これ実はですね、レーザーカッターのエアアシストという機能をOffにしておりまして(ミスっただけ)、ちょっと発火してしまいました。
でもこれぐらいの発火と少量の加工量であれば、あまり焦らずに加工終了まで見守っていて大丈夫です。(何個も作るとか、物凄く繊細な加工の場合は別です)

レーザー加工時にちょくちょく発火することはあるので、必ずすぐに火が消せる状況を作っておくことと、焦らずにいることもすごく大切ですよ。

■彫刻の仕上がりは・・・?

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30/90以下に関しては、うっすらでもしっかり輪郭のあるうさぎちゃんが彫刻できました。
30/20.10は20.10は周りにもやが出ていますが、それ以外はそこまで目立つようなもやはなし。
裏面はコピー用紙を引いての保護で、周りはほんのりですが色がついています。丁寧にやるのであれば、裏面だけ粘着を弱めたマステなどを貼ると良いかもです。
※粘着面を何回かタオルとか洋服につけてマステ側に繊維をくっつけておくと素材にあまり張り付かないので良い感じです。

■断面には注意!

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コルク断面はかなり焦げがついた状態!
マステ保護せずに加工した素材は、気をつけないと断面の焦げがしっかり作品についてしましますので本当に注意です。みてよ指真っ黒。笑
丁寧に断面は乾いたペーパーで拭いてあげましょう。

■まとめ

今回はコルクシートへの彫刻でした。曲面があるので固定などに注意は必要ですが、もちろんコルク栓なども彫刻できますよ。自分のコレクションの中に、オリジナルのコルク栓なんかあったら少しオシャレですよね。やってみようかなぁ〜。まあお酒お家で飲まないから、コルク栓が手元にないんですけれど。

またねっ

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