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コミュ力入門②〜学校では教えてくれないな〜

さて、今回は前回の引き続きの連載だな。
前回、思ってる事を言語化する話をしたね。読んでない方はそっちから読んでくれると今回の連載の内容が理解しやすいと思う。

さて今回は

②伝える場所を考える!(早漏になっちゃいけないよ)

という事を話したいと思う。
具体的に言うと、自分の伝えたい事を伝える方法だな。大きく分けると

①場所
②タイミング
③方法

今君は、何かを伝えたい相手がいて、それに対して自分の言葉を持っている。
まずこの状態を想像してほしい。

そこでまず重要なことは、時と場所を選ぶ作業だ。少し遠回りをして説明することにするよ。
例えば、A君がB君に自分のツイートをリツイートしてほしいとする。

その場合君がA君だったら、B君にどうしてお願いするだろうか。
おそらく

1LINE
2電話
3直接会ってお願いする
4手紙を書く

この4択くらいだろう。多分ほとんどの人が1だろうね。
けどBESTは基本的に直接会ってお願いする。

多くの人が勘違いしているのは
大事な話の時は直接会う、または電話。と考えている。
この認識は正しい。が、同時に間違っている部分は、小さな頼み事はラインでいいと考えている事だ。

例えば君がもしB君でA君に「今週空いている時間はあるかい?話したいことがあるんだ。」
と言われた場合、お?っと思うだろう。

B君はA君に会って、カフェで席に着いた時に
真剣な顔で「お願いがあって、リツイートしてほしい。」と言われたら
「え?そんなことで?むしろ全然いいよ!」と思うだろう。

大事なのはこの部分で、普段ラインで済むような事を直接会ってお願いをしに来た時の小さな驚きなんだ。

小さな頼み事ってのは、それが相手にとって些細なことでも、自分にとっては大切なことってのはよくある。

実は、この「そんな小さなことに、、」と相手に思ってもらえることはとても大事なんだ。それは誠実に見える。こいつちゃんとしてるなっていう印象を強く与える。逆の立場に立って考えると想像しやすいと思う。もちろんそれをパフォーマンスでやっていたら後でボロが出るから真剣の心がないならまずだめ。そもそも誰かに何かを伝える時は常に真剣じゃないといけない。そこは舐めちゃいけないんだ。

基本的に、小さな頼み事ほど大きな頼み事をするときのように振る舞い、大きな頼み事もそれなりの頼み方をするのが重要なんだ。

もちろんケースにはよるけど、人にものを頼む時や、大切な事を伝えたい時に本気な人は確実に相手に気持ちが伝わるようにベストを尽くさないといけない。これは一番のセオリーなんだな。その気持ちにそこまでの誠意が乗らないなら伝える事の構えとしてまだまだなんだな。

でも、多くの人は、自分にとって大切な頼みを、頼み事の大小でその伝える方法を変えてしまう。

まずこれでは前提の認識が甘い。ちゃんとしている人はその辺りをちゃんと抑えている。ライオンはネズミ相手にも手を抜かないってのと一緒。だから、相手に「そんな事をわざわざ会ってお願いしに来たんだ。」と思ってもらえたらそれはある程度、出だしとしては良いと考えていい。

重要なことは相手に伝えるために、何が一番いい方法かという事を考える事なんだ。

例えば、相手に哲学の話をしたい時、クラブでするのは場違いだ。
クラブはそんな真面目な話をするところではないからね。
じゃぁ、その話をする用の場所を考えないといけないね。
でも、多くの人は、伝えたいことを伝えたい気持ちが強くて我慢できずに、伝えるのにベストな場所と時間を考えられないんだ。

だから、焦ってメールにしてしまったり、相手が時間のない時に早足で伝えようとして伝えられないって事が多い。すなわち、これが早漏なんだな。

恋愛をしたら分かるだろうけど、伝えたい気持ちが強いと、待てないんだ。
そしてベストは、相手にそのことを伝えて考えてもらえる時間も込みで場所とタイミングを考える事なんだな。

例えば、相手が忙しい時期なら伝えたとしてもその後考えてくれる時間が少ないかもしれない。その場合はセオリーとしては「待て」だな。
例えばラインでも、真面目な話あるんだけどいい?と聞いて相手があまり真摯に対応してないな。と感じればその時は基本「待て」だな。

そもそも確実に伝わるベストな場所とタイミングを自分で計算できることがすでにコミュニケーション能力なんだな。でもこれを多くの人が知らない。
すぐに早漏気味に、相手の事を考えず伝えてしまう。
必ず伝えたいなら、まずは伝える時間を作ってもらうことだ。厳しいことを言うようだけど、もし伝えたい時間が作ってもらえない場合、その人との人間関係がそもそも出来てないってことなんだ。この場合、最悪伝えずに終わるという選択肢もあり得る。それは覚悟しないといけない。

だからそのくらい、相手に伝える場所と時間を確保するってのは難しいんだ。
この認識を疎かにしちゃいけないよ。

私の場合だけど、まず大切な話は直接会って伝える。ラインで今送れても、直接会えるタイミングが来るまでは待つ。仕事なんかの場合は、とにかく先に概要だけ伝えて、あとは直接会った時に気持ちを伝える。これが基本。もし、直接会える時間を向こうが確保するのがめんどそうならメールで伝える。ただこれはすでに負け戦だから、角が立たないようにちゃんと負ける。

あと、直接会って伝えるタイミングがあっても、その人のその日の感じやその場の空気を総合的に考えて、例え伝えたいその人が目の前にいても伝えない事がある。そして別の機会を伺う。伝えるのに最高の舞台を用意できるまで待つ。そのくらい伝えるってのは大変な作業だと心得ている。

手紙の強みは、直接会って渡す場合だが、例えば会食などの場合、その場でちゃんと伝えきることが出来ない可能性がある場合に強い。

手紙は強さはラインとは違って、その手紙を読む時間を作ってもらえることだ。
ラインを読んでる最中に他のことをする心理的な負担と
手紙を読んでいる最中に他のことをする心理的な負担の大きさを考えれば分かりやすいだろう。気持ちの寄り道を手紙は防ぎやすい。だから手紙を読むその時間は自分の事を考えてもらえる。

もちろん、手紙を渡す際にちゃんと会って気持ちを伝えて「その旨を手紙にさせていただきましたので、これ受け取ってください。」とちゃんと相手の目を見て伝え承諾をもらうことは重要だよ。

こんな風に、まず、相手に確実に伝わる場所とタイミングと方法をちゃんと考えることが大事なんだな。

相手に伝えたいことがあるなら、場所、タイミング、方法は相手の立場に立ってちゃんと計算する。その計算能力は経験とセンスだからそこは失敗しながら磨いていこう。重要なことは一回深呼吸をして、懐深く”待つ”事、早漏になっちゃいけないよ。

それじゃ、また来週。

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