どんな時代になったって漫才が廃れてたまるか

大事なことだけ。
今日、数ヶ月ぶりに劇場でのリアルタイムの漫才を観ました。もちろん生ではないけど、リモート漫才でもない、ちゃんとした舞台での漫才。
ソーシャルディスタンスに配慮された、それはそれはとにかくスタッフさん関係者さんの配慮と努力によって実現されたのであろうことが明らかなものでした。感動しました。ありがとうございました。ここを見てる見てないとかじゃなく、本当に感謝しかなかったので、ここでも言いたい。

今までの劇場でやっていたこととは全く(感じ方に個人差はあると思うけど)違う、新しい形のもので構成されたライブでした。
距離を感じさせない漫才だったり、距離を生かした漫才だったり。距離が考えられたコーナー、立ち位置。どちらにせよ、そのライブ自体がとても「前向き」なものだったようにわたしには感じられました。今までやれていたことがただできなくなって、出来ることを出来る範囲でやったような、そんなマイナスのものでは全くなかった。そう思わせてもらえました。

こんな状況になって最初の頃にも思ったけれど、芸人さんという方たちは転んでもただでは起きない(表現自体はあまりいいものではないけれど)といった感じで、どんどん自発的に新しいことに挑戦して実現することでわたし(たち)に笑いと勇気をくれました。
今日も同じで、どんな逆境があろうとそれそのものを笑いに変えてしまえるんだと、証明してもらった気がしました。

わたしは漫才が好きだったけれど、わたしにはネタだけじゃなく、トークもコーナーも人柄もすべてひっくるめて好きな芸人さんがいて、その上ありがたいことに劇場がなくてもものすごい頻度で生配信をしてくれる素晴らしい方々でした。漫才を観に行けなくてもたくさん楽しませてもらえた。
そんな方々を好きになってとてもよかった。その一方で、今日また久しぶりに漫才を観て、わたしはやっぱり漫才が好きだなと思った。この人達の漫才を好きになったんだと思いました。どんなにその人そのものを好きになったとしても、漫才が好き。一生この人達の漫才が観たいとそう思いました。

応援にはいろいろな形のものがあるけれど、わたしはこの人達の漫才をずっと観ていられるような応援をしていきたいと思いました。応援という名の自己満足だけど。わたしが好きな漫才を観るために応援する。ただそれだけのことで。ただ、ご本人も漫才がしたいと思っているとしたら、そこはwin-winで最高だと思う。

今日改めて好きなことを再確認できたような気持ち。だから早く、また今までみたいに生で漫才が観られることを楽しみにしてる。もしかしたら今まで通りじゃないかもしれないけど。
漫才とは、を語るのが主旨ではないので深く言及はしないけど、わたしの勝手な見解では、最高の漫才は双方向であるべきだと思う。話には聞き手が必ずいるように。誰に向けたものかで変わっていくものだと思うから。ライブってそういうものだと思うから。いつか前みたいに、わたしたちの笑い声や笑顔を受け止めながら漫才をしてもらえることを楽しみにしています。やり方は変わっていくのかもしれないけど。
やること自体が目的のものだったとしても、やりがいを実感しながらやっていくことが大事だと思う。人を笑わせたいと思う人には、笑いを返していきたい。そんな想いがより強まった。そんな日でした。
とっても楽しかった。これからが楽しみだった。サンパチマイクが1人1本だとしても、間にアクリル板があったとしても、漫才という文化がいつまでも守られていってほしい。わたしはこんな最高のもの、他に知らないから。そのためにできることはしたい。そんな感じです。
十分長い。

絶対に大丈夫。わたしはそう信じているけど。ですよね。
ありがとうございました。大好きです。

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