續池均(Kin Tsuzuike)@7SP

セブンシーズ・アンド・パートナーズ㍿CEO|走人|MTR Method™️|医食同源La…

續池均(Kin Tsuzuike)@7SP

セブンシーズ・アンド・パートナーズ㍿CEO|走人|MTR Method™️|医食同源Lab|筋肉チューニングUROOM|Growith|ゲルマニウム|メタトロン|分子栄養学|筋拘縮|コーチング|無為自然|循環|整体|中庸|老子|氣|山|水|ワラーチ|4児|サッカー|世界を変える

マガジン

  • MTR ー山が教えてくれたことー

    Mountain Trail Running   ー山が教えてくれたことー MTR Method™️の開発責任者である著者が自身の體をつかって行った人體実験のノンフィクションです。門外漢が好奇心と探究心で世界へ挑戦します。

  • 目の輝きが蘇ったJリーガーの話

    『Mountain Trail Running ー山が教えてくれたことー』シリーズのスピンオフ短編です。サガン鳥栖44番、堀米勇輝選手の再生物語。たった4ヶ月の出来事が走馬灯のように駆け巡った記憶。MTR Method™️の開発責任者である著者が自身の體をつかって行った人體実験のノンフィクションです。門外漢が好奇心と探究心で世界へ挑戦します。

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MTR Method™️とサッカー

筋拘縮の解除 MTR(Muscle Tuning & Reactivation:筋肉再活性化)とは、人間が感じる痛みの原因を根本的に解決し、ヒトがホモ・サピエンスの本能にしたがってアクティブに動き回るようなエネルギーが全身から漲ってくる画期的なメソッドです。実は、痛みの原因のほとんどが神経ではなく、筋肉が硬く縮こまり血管が圧迫されることで起きる血流障害によるものです。筋筋膜性疼痛症候群(MPS:Myofascial Pain Syndrome)、通称「筋痛症」というのが本当

    • I型肉離れ(軽傷)から早期回復する㊙️技

      肉離れという単語が生む誤解 肉離れは、強い筋収縮や過度な伸長によって筋が断裂する事で、主な症状は、疼痛・内出血・損傷部の陥凹と定義されています。"離れる"とありますから、このことから"断裂"を想起しますよね。ですが、実際は症状によって下記のように3段階に区別されており、多くの場合が軽傷のI型もしくは繰り返しの損傷によるⅡ型の中等症です。 ・Ⅰ型(軽傷):腱・筋膜に損傷がなく、筋肉内に出血を認める(出血型) ・Ⅱ型(中等症):筋腱移行部の損傷を認めるが、完全断裂・付着部の裂

      • 足・足首・足趾・裸足

        ワラーチとの出会い SNSの中のとても狭い界隈の話なのですが、私が「足の人」と言われるようになって数年経ちました。きっかけは2018年11月から始めたランニングです。アマチュアながらサッカーを40年近くプレーしてきたのでサッカーが體の一部のような人生でしたが、2018年の初夏、ある日突然スパイクを脱ぎました。ボールを蹴らない人生を半年過ごしたころ、積読していた『BORN TO RUN』という本がふと目に止まりました。部活のトラウマなのか走るのがあまり好きではなかったのでRU

        • リアクティベーション®️と骨格基準の身体操作

          リアクティベーション®️とは リアクティベーションとは"再活性化"を意味します。現代の私たちの體は、人体工学的視点から考えると過剰とも思える負荷がかかる運動や、化学物質が多く含まれる食事、より複雑怪奇になってしまったストレスフルな社会生活で被るメンタル不調とホルモンバランス異常など、外的な環境要因によって不活化しています。 人間にはホメオスタシス(恒常性)が備わっており、神経系、内分泌系、免疫系が作用することで内的および外的の環境因子の変化にかかわらず體を一定の状態に維持

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        MTR Method™️とサッカー

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        • MTR ー山が教えてくれたことー
          20本
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          4本

        記事

          栄養ストラテジー

          「栄養は足し算ではなく引き算」で腸活 当社がサッカー選手のコンディショニングサポートを始めてから圧倒的に増えたのが筋肉チューニングと栄養についての問い合わせです。TwitterやInstagramでも多くの選手、トレーナー諸氏から栄養について聞かれたりDMをいただきます。今回は、そんな声に応えるべく当社が考える栄養ストラテジーを整理し余すところなく共有してみます。 最初に断っておきますが、私は管理栄養士でもアスリートフードマイスターでもアスレティックトレーナーでもありませ

          "全治4週間の肉離れ"の正体

          サッカー界でよく耳にする軽度の怪我。実際に筋肉が断裂しているわけでもないのに"肉離れ"という名称は、ネーミングセンスが悪いし早くやめてもらいたいものです。逆に考えれば肉が離れたもの("離れる"という単語は断裂を想起すると思うのですが、実際は軽い損傷もしくは損傷すら起きていない)が4週間で再生するっていうのもおかしな話ですし、本当に誤解が誤解を生み本質から目を遠ざけています。そして、これが筋拘縮(硬く縮こまって不活性化している筋繊維の塊)の蓄積による"急性の筋肉の硬直化"による

          "全治4週間の肉離れ"の正体

          ピーキングサイクル

          サッカー選手が週末のゲームに臨む時、心身ともに100%の状態にあるかどうか。これはとても重要な視点のはずだが、国内のプロサッカークラブの現場において”ピーキング"という概念がどこまで浸透しているのか疑問に思うことは多い。ピーキングとはピーク(Peak)、つまり頂点、最高潮を目指すという意味だが、プロサッカー選手は観衆の前でのゲームが本番なので、ここに絶頂をもっていき最高のプレーを披露するのが役目だ。だが、現実はゲーム前のトレーング負荷が高すぎたり疲労回復が追いつかずピークから

          ピーキングサイクル

          心拍数と酸素欠乏の筋肉

          心拍数を知る当社がサポートしているプロサッカー選手たちに光学式心拍計GARMINの装着を推奨しているのは日頃から心拍数を捕捉し共有することで体調の変化やパフォーマンス変動をモニターできるからに他なりません。心拍数は1分間での心臓の鼓動数ですが、これは酸素や栄養素を血液に乗せて体中に巡らせる能力を示しています。単位はbpm(beat per minutes)で表されます。(*体内には地球の赤道周回3周分にあたる約12万kmにも及ぶ毛細血管網があり、その隅々まで心臓のポンプが血

          心拍数と酸素欠乏の筋肉

          「人は體の中に100人の名医を持っている」ヒポクラテス

          人間のもつ自然治癒力を比喩表現した古代ギリシャの名医ヒポクラテスの名言です。過去にツイートした自然治癒の智慧を集めてみました。どれも再現性の高いものなので重症化して服薬に頼る前にぜひお試しください。もしご不安であれば自然医療を標榜しているドクターにご相談されてみてください。

          「人は體の中に100人の名医を持っている」ヒポクラテス

          ニュートラルステップと浮遊と脱力

          ニュートラルステップとは 先日、久しぶりにサッカー日本代表の試合をテレビ観戦した。それがブラジル戦だったことと、サポートしているJリーガーたちの伸びしろが日本代表のどのポジションの戦力強化につながるかを客観的に分析するためだ。趣味としての戦術分析も楽しいが、今はライフワークとしてのヴィジョンを掲げ会社経営をしているので、サッカー選手の個人能力の向上に重点をおいて観戦した。だから特に勝敗に関心はなく純粋に個の違いに着眼していた。 試合が始まり数分で、この数年でまたブラジルと

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          少数精鋭の成立ち ー採用と育成ー

          組織論というとやや堅苦しいので成立ちという言葉に置き換え、私の本業である企業経営者として組織をどう捉えているかを記そうと思う。大学を卒業後、大手食品メーカーのサラリーマン生活を7年経てITベンチャー企業へ異業種転職。その会社がたった1年後に倒産し、社長1人とアルバイト1人が四畳半一間で営業していた、これぞまさに零細ベンチャー企業を絵に描いたようなマンションカンパニーへ再び転職。つまり、事実上の脱サラをしたのが2002年、今からちょうど20年前の春だった。 今でこそGAFA(

          少数精鋭の成立ち ー採用と育成ー

          血流と大循環の要衝 ーBTPとはー

          BTPとはBlood Trigger Point(当社の造語)の略で、概念は血流が滞りやすい要衝を指している。MTR Method™️では血流を最適化させる筋肉チューニングがメインとなるが、チューニングをかける部位には優先順位がある。いくら栄養摂取を強化しても、筋拘縮によって血管が圧迫されて血流が滞っていればその栄養が足先まで届かないので栄養改善の効果は半減する。だから、要衝となる筋拘縮を確実に解除し血流を確保していくことで酸素と栄養が行き渡りチューニング効果も上がってくるの

          血流と大循環の要衝 ーBTPとはー

          選手が躍動するクラブの姿

          プロサッカークラブの現場本格的にプロアスリートの體のケアをするようになり、なぜ選手が簡単に壊れてしまうのがわかってきた。現代医療が筋拘縮の蓄積による弊害を甘く見ているというのは当然だが、率直に言うとそれ以上に組織全体が技術向上や戦術理解度に重きを置き過ぎているからだ。本来であれば、実際にピッチでプレーする選手の體についてもっと掘り下げて手厚くケアしてしかるべきだと感じるのだが、何せ選手はクラブと契約した個人事業主なので、組織にとって契約相手である選手一人一人の質を担保する動

          選手が躍動するクラブの姿

          目の輝きが蘇ったJリーガーの話

          第4話 開幕スタメン年明けから一斉に始まる各クラブのシーズン開幕前の全体合宿。長いシーズンを乗り切る體をつくるためにかなりハードに追い込む傾向があるのだが、これがまったくの逆効果なので多くのクラブで筋肉系の怪我で離脱者が続出する。筋肉がロックしたように硬く縮こまる現象を認知していないスポーツ医療現場の弊害がこうしたトレーニング負荷にも影響を及ぼしているのだ。普通に考えれば、怪我で離脱者が続出するようなトレーニング負荷をかければ、ギリギリで生き残ることができた選手でさえも怪我の

          目の輝きが蘇ったJリーガーの話

          Mountain Trail Running  ー山が教えてくれたことー

          第20章 マフェトン理論 「ラントレしたいです!」韓国でE1選手権を戦っているニコルからメッセージが届いたのは二〇一九年一二月一六日の夜。一二月二九日の皇后杯決勝で長かったシーズンが終わり、いよいよオリンピックが開催される二〇二〇年が幕を開ける。所属クラブである読売ヴェルディベレーザの始動が一月下旬なので、それまでが自由に使える貴重な時間だ。そこで、私はこの一ヶ月間の過ごし方を提案した。体のリフレッシュを図り疲労を抜く。これは週二回のチューニングと栄養改善である程度カバーでき

          Mountain Trail Running  ー山が教えてくれたことー

          目の輝きが蘇ったJリーガーの話

          第3話 見習いと同じ釜の飯を食う初回の筋肉チューニングの後しばらくの間、彼の調子は上がらなかった。それもそのはずで、チューニングスペシャリスト2人による180分間の筋肉チューニングで體全体の筋肉が弛緩されて感覚がずれていたのだ。シーズンも終了間際で彼が再びピッチに立つ可能は極めて少ない事から決断したセッションはそれだけ効果絶大だったという事だ。もちろん、これは予想通りの展開だったので私は慌てる事もなく彼に状況を説明し、焦らずプレーをアジャストさせるよう伝えた。 ランニング能

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