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大変な中でもよくがんばった、広島戦を振り返り(お好み焼きを食べながら)

サンロッカーズ渋谷は11月13日・14日、広島ドラゴンフライズとアウェー・エフピコアリーナふくやまで対戦。

B1初年度で苦戦した昨シーズンから一転し、大型補強で注目を集めた広島。
寺嶋良選手や辻直人選手、ニック・メイヨ選手などを擁し、10月は怒涛の9戦7勝。
サンロッカーズに昨シーズンまで所属していたチャールズ・ジャクソン選手も待ち構えています。

サンロッカーズはここまで4連勝。
劣勢だった展開を接戦で粘り最後に勝ち切るような試合が続きましたが、流れはいい感じに来ています。

以前からRCCラジオの「ごぜん様さま」というローカル番組をradikoで聴いていたこともあり、勝手に親近感を覚えていた広島県。
しかしまだ行ったことはなく、いつか行きたいと思っていた場所でした。

本場のお好み焼きを食べられるかも楽しみにしつつ、6時55分羽田空港発の飛行機で広島へ向かいました。

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(ちなみに本場のお好み焼きは食べられました。JR福山駅高架下にある「広島焼 勝成」にて。おいしかった)

ディフェンスで圧倒したGAME1、10人で最後まで戦ったGAME2

GAME1は、82−69でサンロッカーズが勝利。

サンロッカーズは序盤からオールコートディフェンスを徹底しプレッシャーをかけ続け、しつこいマークで素早いシュートを防ぐよう対応。
ターンオーバーを誘発する一方でミスは少なく、点差を縮められる場面はあったものの、終始優位に試合を展開しました。

しかし、4Qの序盤でジョシュ・ハレルソン選手がファウルを受けた際、足の着地がまずく右足を負傷。
攻守ともに調子の良かった彼がコートを去った時には、嫌な予感もよぎりました。

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それでもベンチで「結!」とハドルを組み直した後、コート上では引き続き強度の高いディフェンスを披露。
一度もリードは許さず、全員得点で5連勝を飾りました。

試合後中継でインタビューを受けた広瀬健太選手は、スリーポイントを含めた6得点3アシストの活躍を見せました。

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GAME2は、64-69でサンロッカーズが敗戦。

ハレルソン選手が欠場という中、1Qの序盤で高橋耕陽選手も接触がまずく負傷。
10人でプレーする状況になっても守備の徹底は継続し、一時リードを許しながらも接戦を演じ続け、3Q終了時には9点リードする展開に。

しかし、4Qに朝山正悟選手が、そして辻直人選手が2連続でスリーポイントシュートを決め同点に。
その後、強度を高くした広島のディフェンスに苦戦しシュートを決められない場面が続き、気づけば広島がリードする状況に。

最後の10分間にサンロッカーズは9点しか取れず、悔しい敗戦。
この日はベンドラメ礼生選手の誕生日でしたが、勝利でお祝いとはなりませんでした。

27得点3スティールと気を吐いたジェームス・マイケル・マカドゥ選手は40分フル出場、初のスターターとなったマックス・ヒサタケ選手も約31分出場。
日本人選手も相当ハードにプレーしていたのは確かで、まずは本当におつかれさまです。

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私にとっての災難は会場を出た後も続きました。
福山駅で帰りの空港行きバスに乗るはずが、交通事故で渋滞が発生。
空港に着くのは90分遅れる見込みだと運転手から聞かされ、「飛行機に間に合わない!」と急いで新幹線のチケットを購入したのでした。

広島だからこそ出せる「平和」の演出

ドラゴンフライズのホームゲーム演出には、平和都市の特性を活かしたものも多くあります。

試合開始約45分前のオープニングではクラブ理念を提示するムービーが流れ、そこでは厳島神社の鳥居や原爆ドームなど、象徴的な名所が登場。
原爆で壊滅的な被害を受けた時の様子、アメリカ大統領やローマ教皇が広島に来た際の写真もあり、改めて広島が歴史的に重要な都市だと認識させられます。

試合開始直前には対戦チームのデザインをモチーフにしたおりづる交換が行われる他、試合終了後には「最もフェアなプレーをした選手」を各チーム1人ずつ表彰する「おりづる賞」の取り組みも。

アウェーチームの退場はスタンディングオベーションで見届け、その後のセレモニーは対戦相手が去った後で実施。
どんな結果になっても気持ち良く終われるし、演出面でも慌ただしさがなくいいと思います。

一方で気になった点としては、「モヒカンアビィは一人で踊るのにフライガールズの介抱は必要ですか?」ということでしょうか。

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(広島県の県鳥「アビ」がモチーフのマスコット。実物もグッズも生で見ると結構かわいかったです)

今回の音楽紹介(広島の音楽編)

ドラゴンフライズには歴代の応援ソングが3曲あります。

今シーズンからは第3弾のテーマソングとして、HIPPYさん「D CAN'T STOP IT (feat. KAYLLY)」を使用。
フライガールズがオープニングでパフォーマンスを披露します。

第2弾のテーマソングは、2018年に起用された森本ケンタさん「Dragon Shout」。
オープニングでドラゴンフライズの選手が入場する時に使用。

初代テーマソングは、Monster Roar「広島ドラゴンフライズのテーマ」。
D-51も参加したユニットによる楽曲で、2015年に起用されました。
(この曲はCD販売限定で、オンラインショップから購入ができます)

さて、サンロッカーズは12月、ホーム8試合を含む10試合を戦います。
特に後半のホームでは琉球ゴールデンキングス・千葉ジェッツと西・東地区それぞれの強豪と対戦。
どうか1勝でも多くつかめるように、そして誰もけがすることがないように。

では、また。

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