自分の推してる馬のみレース回顧(カラテ編その3)

新潟記念の回顧

 まずはレースの流れから振り返ります。
前半1000mが60.5後半1000mが58.4といったペースでスローで流れたレースであったといえると思います。
 序盤は隊列が定まるのに少し時間を要しましたがゴールドスミスがハナを進む形に。途中でカイザーバロースが抑えきれずにハナを奪い先頭に立つも、後続に動きは無く、各馬最後の直線での切れ味勝負といった形に。
各馬馬場の内を開けて(1頭だけラチ沿いを走っていたが)真ん中から外ラチのほうへ大きく広がり追い比べに。残り300m程からカラテが馬場の3~4分所あたりから先頭に立つとそのまま押し切ってゴール。2着には大外急襲を決めたユーキャンスマイル、3着には粘った3歳馬フェーングロッテンが入りました。

1着のカラテは2着とは1馬身4分の3差の快勝でした。

 ここからはカラテの走りに焦点を絞ります。
カラテはそれなりに良いスタートを決めれたので、近走よりは前目に位置を付けることができました。先行集団の一角でヒートオンビートの後ろという好位置。パトロールビデオを見るとわかりますが、馬場の良いところと悪いところの境目ギリギリを上手く走ることができていました。
直線に入ると横に各馬広がった影響で前が完全に空き、ヒートオンビートに馬体を合わせるように加速していきますが、手ごたえが良く残り300mほどでは完全に1頭抜け出す形になり、そのまま押し切りました。
 カラテの力もありますが、馬場の良いところをしっかりと使った菅原騎手の好騎乗も光りました。

今回の結果からわかること

 今回のカラテの走りは元来のカラテの走りが戻ったといえると思います。
 以前中山記念の際に書いた記事で、「年を重ねてズブさが出ていて、差しが多くなったのも最初の行き脚がつかないからだろうと予想できます。」と書きました。今回は距離も伸びたこともあり序盤に位置を取りやすくなったことも好走の要因だと思います。ほかにも、今回は状態面が良かったから上手くスタートできたなどもあるかとは思いますが。
 とはいえ元来の走りといったのは、もともとカラテは先行タイプの馬で、昨年の東京新聞杯でも4コーナーでは4番手で迎えていて、関谷記念でも7番手、マイルで強い走りをしていた時は先行策でした。今回は7番手追走と、昨年の強い走りをしていた頃に重なるからです。
 距離延長に関しても、中山記念の回顧記事で、マイルよりも2000mで楽しみと書いた通り、「マイルよりペースの落ち着く中距離のほうが現在のカラテに合っていた。」といえるでしょう。前走の安田記念では状態面が万全ではなかったとはいえ、その前のマイラーズC、東京新聞杯でも追走には苦労しており、道中から鞍上の手が動いている場面も見られました。
しかし、今回の新潟記念では楽に追走でき、気分良く走れていました。

次走について

 次走は毎日王冠から天皇賞秋、もしくは天皇賞秋へ直行と発表されました。中距離のG1で見れるのはすごい楽しみですね!
 
 いったん冷静になってカラテが通用するか考えてみると、可能性はあると思います。パンサラッサやジャックドールがレースを引っ張ると考えるとそれなりにペースは流れると思うので早い流れを嫌うカラテだと先行策ではなく差しになるとは思いますが、有力馬では前のほうの脚質が多いのでしれっと外から差しきる、なんてこともあるかもしれません。なんにせよまだ中距離では底を見せていないので楽しみですね。

最後に

 素人の適当な回顧ですが楽しんでくださったり参考になったのであれば幸いです。
 僕は今回久しぶりのカラテの勝利でテレビの前で滅茶苦茶テンション上がりました。やっぱり推し馬が勝つのは嬉しいですね。またG1で見れるのも楽しみですし。何より菅原くんのあの勝った時の笑顔が最高でしたね!
 色々語りたいですがこの辺で。また記事を書くこともあると思うのでまた見に来てくださると嬉しいです。
 閲覧いただきありがとうございました!

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