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躁鬱25歳がオススメする、尾崎豊の曲3選。

「この人は魂で歌ってる」
尾崎豊の曲を聴いて、思った。

心にではなく、魂に響いてくるアーティストはこの人が初めてだった。
今回はそんな尾崎豊さんの中で、個人的にオススメしたい曲を3つご紹介する。

1.シェリー

最初は声がガラガラで心配になる。笑
でも、後半。全力で伝えようとする姿に、引き込まれた。

シェリー 俺は転がり続けてこんなとこにたどりついた
シェリー 俺はあせりすぎたのか むやみに何もかも捨てちまったけれど
シェリー あの頃は夢だった 夢のために生きてきた俺だけど
シェリー おまえの言うとおり 金か夢かわからない暮しさ

転がり続ける 俺の生きざまを
時には無様なかっこうでささえてる
シェリー 優しく俺をしかってくれ
そして強く抱きしめておくれ
おまえの愛が すべてを包むから

シェリー いつになれば 俺は這い上がれるだろう
シェリー どこに行けば 俺はたどりつけるだろう
シェリー 俺は歌う 愛すべきものすべてに

尾崎豊「シェリー」

いつになれば俺は這い上がれるだろう。
どこに行けば俺はたどり着けるだろう。

この葛藤、魂の叫びに、全身が震えた。
もがき、苦しんでいる人には是非聴いてもらいたい。

2.ダンスホール

尾崎豊がオーディションで披露し、16歳で作った曲。

圧倒的な感性と優しい表現力に驚かされる。

安いダンスホールはたくさんの人だかり
陽気な色と音楽と煙草の煙にまかれてた
ギュウギュウづめのダンスホール
しゃれた小さなステップ
はしゃいで踊りつづけてる おまえを見つけた
子猫のような奴でなまいきな奴
小粋なドラ猫ってとこだよ
おまえはずっと踊ったね

(中略)

夕べの口説き文句も忘れちまって
今夜もさがしに行くのかい
寂しい影落としながら
あくせくする毎日に疲れたんだね
俺の胸で眠るがいい
そうさおまえは孤独なダンサー

尾崎豊「ダンスホール」

16歳でこの歌詞が書けるか?いや、書けない。
短編映画のようなリアルな情景。
哀愁と優しさの入り混じった感情が、引き出される。

静かな夜に、一人で聴くと、
彼の創り出す世界観にどっぷりとはまれるのでオススメである。

3.僕が僕であるために

最後はこちら。

心すれちがう悲しい生き様に
ため息もらしていた
だけど この目に映る この街で僕はずっと
生きてゆかなければ
人を傷つける事に目を伏せるけど
優しさを口にすれば人は皆傷ついてゆく
僕が僕であるために勝ち続けなきゃならない
正しいものは何なのか それがこの胸に解るまで
僕は街にのまれて 少し心許しながら
この冷たい街の風に歌い続けてる

尾崎豊「僕が僕であるために」

言わずと知れた名曲だ。

僕が僕であるために。勝ち続けなきゃならない。
正しいものは何なのか 。それがこの胸に解るまで。

歌詞がぶっ刺さることもさることながら、歌っている横顔の綺麗なことよ。
こんなに目が透き通っていて、顔をくしゃくしゃにして歌う歌手は見たことがない。

同じ時代に生まれることはできなかったけれど、こうして曲を聴いて感動できることに感謝だ。

「名曲は色褪せない」

魂で表現したものは、時代を超えても、受け取った人の魂を揺さぶるんだろう。

だから尾崎豊が好きだ。
感受性が豊かすぎて、つらいこともあっただろう。
それでもその葛藤を歌にして、多くの人を勇気付けた。

そんな人を心から尊敬する。
僕もいつか、自分の文章で、誰かの魂を揺らせたら嬉しい。

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