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5:WavetableをSEQUENTIAL PRO 3用にコンバートするスクリプト[Octave/Matlab]


2020年7月30日にSEQUENTIAL PRO 3にWavetableをインポートする機能が追加されました。16個の同じ長さのシングルサイクル波形をアップロードしてWavetableに変換するWebアプリが公開されました。

https://www.sequential.com/2020/07/user-wavetables-for-pro-3/

推奨されるPro3にインポートする波形のフォーマット
・個々の波形の長さが1024sample
・個々の波形のフォーマットが16bit-48kHz

通常のWavetableシンセサイザーは16bit-44.1kHzのフォーマットを採用しています。SEQUENTIAL PRO 3用に複数の波形を一括で48Hhzに変換するOctave/Matlab用のスクリプトを紹介します。
*リサンプリングではないので、音質に変化はありません。


Octave用のスクリプト

Files = dir('*.wav');
rootname = 'file';
extension = '.wav';

for n=1:length(Files)
 [name, ext] = fileparts(Files(n).name);
 [y,fs] = audioread(Files(n).name);     
 
 Newfs = 48000; %設定するサンプリング周波数
 filename = [rootname, num2str(n), extension];
 audiowrite(filename,y, Newfs);
end 

フォルダの中に上記のスクリプトをコピーアンドペーストしたmファイルと1024sampleのシングルサイクル波形を入れる。

キャプチャ1

スクリプトを実行すると、フォルダにfileという名前の連番のファイルが出力されます。

キャプチャ2

コメント 2020-08-04 161420

出力されたファイルをPRO3 Wavetable Generatorにドラッグアンドドロップ。

コメント 2020-08-04 161757


*私が作成したWavetableは多数のシングルサイクル波形で構成されているので、連番で16個の波形を選択すると変化幅の少ないWavetableが作成される可能性が高いです。なので、2つ飛ばしや3つ飛ばしで波形を選択した方が良いです。

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