生存戦略

調子のいい人間が嫌いだ。

こちらの成果を我が物顔で提示する上司やこちらの足元を見て金額交渉だったりをしてくる取引先なんかには左手で中指立てながら右ストレートでぶっ飛ばしたいところなのだが、それは社会が許してくれないのでこうやってSNSで呪詛をつぶやいていくのだ。

思うにこういう人間は昔からそういう生き方をしてきたのだと思う。

ゲームのカセットを借りパクしたり、ラーメン屋に友達を先に並べてあとから割り込んでくる。

そんな奴だったに違いない。俺のスーパー武道伝返せよ。


しかしながらこんなご時世になり、彼らの図々しさがより一層強さを増してくるのだ。

まじめな奴が思い悩み、図々しい奴が得をする。今まで以上にそういう時代になっていくと思う。

そんな時代だからこそ、そんなやつもうまく使ってうまくやっていこう。


とにかくホウレンソウを早くしたほうがいい。

社会人だったら普通でしょと思われるかもしれないが、要は使いどころだ。

クレームが起きたり、取引先が面倒なことを言ってきたら、上司にすぐ相談し、気づいたら上司が顛末書を書いている。これが理想だ。

また、自分の成果は決裁者にすぐ報告し、

上司はこれとこれだけやってくれてめっちゃ助かりましたー

と上司の機嫌もうかがいつつ実際にはほとんど自分がやったということをアピール。

あと重要なのが上司に任された仕事や、上司への提案はさらに上司をBCCに入れてメールで内容を確認する。(自分の手間が少ないとき限定)

基本的に偉い人達は忙しいアピール仕事ができるアピールがうまいので、

1任された仕事を10に増やされた上に手柄をハゲタカが如くかっさらわれるので、保険をかけておく必要があるのだ。


中間管理職の自分が言うのも皮肉なもんだが上司なんてもんは本来、結果と金を出すためだけに存在している空虚な存在なのである。

人の手柄を我が物顔で振りかざし、プライベートでも店員に横柄な態度をとるような人間には、ゆとりという名のもとに激動の時代を生き抜いたわれわれ世代から正義の鉄槌が下るのである。

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