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果物【イチゴ】の英単語・漢字・特徴の紹介

果物のいちごってどこが果肉の部分になるかご存知ですか。このような質問をしたらほとんどの方は「赤い部分ですよね」と答えられるかもしれませんね。でも、実は赤い部分は果肉じゃないんですよ。

「じゃあ、果肉はどの部分を指す」と疑問に感じられたかもしれません。

この記事では、イチゴの英単語・漢字・特徴について紹介していきます。イチゴの果肉のことも解説していますので、最後まで読んでいただければ嬉しいです。

イチゴに関する情報

イチゴはバラ科の多年草になります。一見して種子に見える一粒一粒の痩果(そうか)が付いた花托(かたく)の部分を果物として食べることになるんですよ。

ここに出てくる語句については、以下を参考にしてくださいね。

●種子・・・種のこと
●痩果・・・果肉がない1個の種を持つ果実
●花托・・・植物の器官

この説明をもう少しわかりやすくしますね。下の画像のイチゴには数えきれない種状のものがたくさんありますよね。この種が本当は果実なんですよ。

一方で、下の画像で赤い部分が花托になるんですが、イチゴの茎が暑くなって変化したものになるんですよ。この花托は痩果を守る役割をしているんですね。

そうなるとイチゴの種って何なのか、気になるかもしれませんね。実はこの痩果の中に種子が入っているんですよ。イチゴは茎の周りに実が付いたもので、茎が膨らんでいくと同時に表面に広がることになるんですね。

つまり、痩果自体が果実でもあり、種子の役割をしていて、一人二役ってことになるんですよ。

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狭い意味では、イチゴはオランダイチゴのことを指します。このイチゴがスーパーなどで売ってるイチゴのことになるんですよ。

一般的にオランダイチゴに含まれないキイチゴなどはノイチゴともいわれています。

イチゴの歴史

イチゴの歴史は古く、紀元前3800年頃にはイチゴの痩果がスイスの遺跡から見つかったとされています。このころのイチゴはノイチゴでした。
18世紀になるとオランダの農園でオランダイチゴが作られるようになったんですよ。

日本では平安時代にノイチゴを食べていた記録があります。そして18世紀に入った江戸時代の末期にオランダからオランダイチゴが入ってきたことが日本でのオランダイチゴの始まりとなります。

日本一イチゴを生産している都道府県の珍メニュー

日本では栃木県で一番多くイチゴが作られているんですよ。栃木県だけでイチゴを作るための面積を3割くらい占めているので、納得ですよね。

栃木県にある真岡(もおか)市はイチゴの産地の一つにあたるんですが、イチゴをふんだんに使った炒飯(チャーハン)があるくらいなんですよ。

イチゴへのこだわりがすごく、ご飯を炊くときにもイチゴを仕込んでいるんですよ。この段階でイチゴ感があります。さらに炒飯の上に生のイチゴをアレンジしているのですよ。

このイチゴたっぷりの炒飯は11月~翌年の5月までの期間限定になるみたいです。

イチゴの産地らしい珍しい炒飯のメニューです。

コメント 2020-08-01 183108

画像引用元:文珍楼

イチゴの由来

イチゴは、日本書紀には「イチビコ」、和名抄には「イチゴ」と書かれていました。
この呼び方が統一されて「イチゴ」と呼ばれるようになったとされています。

イチゴの漢字

イチゴの漢字は「」です。

「母」の漢字は「乳房」のことを表しているんですよ。そこから「乳首のような実がなる草」ということで草のクサカンムリが付けられたという説などがあります。

イチゴの英単語

イチゴの英語は strawberry です。日本語ぽく読むと「ストロベリー」になります。

ストロベリーのストロー(straw)は麦藁のことを指していて、berryは「小さい果実」のことを指しているんですよ。

参考として、麦のイメージ画像を貼りつけました。

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花托(果実)の表面にある痩果(種)が麦藁の切れ端に似ていることなどから、今の英語が成り立っていると言われていますが、ちょっとわかりにくいですよね。

ドイツ語ではイチゴは Erdeere ですが、「Erd(地面)+beere(小さい果実)」って考えた方がスッとイメージがしやすくなると思います。

果実全般を表す単語

berry は「小さい果実」のことを表すことを説明しましたよね。
このberryには「柔らかくてつぶれやすい果実」のことを指していると言われることがあるんですが、berry以外で他に果実全般を表す単語があるんですよ。その単語のことが気になりませんか。

ヒントは下の果物の写真にありますよ。

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では、正解を発表しますね。正解は apple なんですよ。

意外と思われた方もいるのではないでしょうか。このことについて詳しく知りたい方はリンゴの記事を読んでいただければ嬉しいです。

appleとberryのことも比較して記事にしていますよ。

まとめ

子供も大人も好きなイチゴは栄養価も高く、体にいい果物なんですよ。でも、食べすぎるとよくないんですよ。

イチゴをたくさん食べたいと思っていても、1日に食べる個数は8個くらいに留めた方がいいんですよ。8個くらい食べればビタミンCは十分に摂れるからなんですね。

とは言っても、イチゴ狩りのときにはたくさん食べたいですよね。たくさん食べたいときにはあまり気にしすぎないようにすることも大事ですよ。

イチゴが余ったときには凍らしておきましょう。イチゴは凍らせても栄養価がほとんど変わらないんですよ。シャーベットなどにして食べてもいいですね。

次回も果物の英単語を元に深堀した記事をアップしたいと思います。



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