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憧れの自社開発に入社!……と思いきや……

どうもこんにちは。きむです。
今回はIT業界、というか色んな業界にもありそうなこんな罠に注意してね!と言う学生?に向けた記事になります。


ITを志すきっかけ


私は高校時代に多少プログラミングを齧ったものの、大学は商学部という文系に進みました。その理由としては情報技術よりもビジネス全般を学ぶことで今後のITやテクノロジーの未来を予想できる。そしてそれを活かしたビジネスを見つけられると考えたからです。いわゆる「先見の明」というやつです。

そして就活を迎え、最初は業界を絞らずに何社か受けてみるも手応えもなく、「嘘つき合戦のようにペラペラと中身のない言葉を並べる面接にこれで人生を捧げられるのか」と思うようになっていきました。

そこで私にできることはなんだろうと考え、日本をIT先進国にするんだ!という強い願いが奥底から湧いてきました。

そのためにも、IT業界、それもSESではなくモダンな技術を使った自社開発の企業に就職して、まずは自分が最先端ITのプロフェッショナルにならなくてはならないと思い、未経験可の自社開発企業にエントリーするようになりました。


期待に胸を膨らませ大学を卒業…


そして高校時代にITパスポート、基本情報技術者試験などの資格を取得していたこと、プログラミング全くの未経験が応募する中でプログラミング経験者であったことなどが幸いし、数社受けた段階でなんと内定をGET!

これはもう運命なんだと心が踊りました。当時付き合っていた彼女とすぐさまお祝いのデートをし、完全に浮かれていました。

その後、その内定を承諾し就活を終え、アルバイトに明け暮れた大学4年生では、バイト仲間などにも内心「俺はフレックスタイム制の私服勤務、しかも港区の綺麗なオフィスで働く上級国民なんだぞ…」なんて思っていました。完全にコンプ丸出しの厨二病拗らせてます。草生えるって感じです。

その後卒論や単位数なども問題もなく卒業し、ついに会社に入社します。


突然の通達


そして新入社員研修が始まりました。そして例のCOVID-19の感染拡大によってすぐに緊急事態宣言が都に発令されます。しかしそこは流石最近のモダンなIT企業、すぐさま朝礼から研修まで全てリモートワーク(Zoom)に切り替わり、しばらくは在宅で課題やかんたんな講義という形式になりました。「やっぱりこれが自社開発の強みだよなぁ」なんてまだ浮かれていました。

そして研修が明け5月の月末、宣言も解除され、出社すると上長から「一人ひとり面談して今後のこと伝えるから呼ばれたらこっちの会議室に来て」と言われます。そして同期のうち半数以上が子会社のSES企業へ出向であることを伝えられます。(もちろんも)

そこで改めて自分自身のポテンシャルの低さ、技術力のなさ、そして最大の業務経験の無さによる評価の低さを痛感しました。

そんなこんなで現在はC言語を学んでいるきむでしたとさ…


結論


軽く自分の現在の状況になった話をしてきましたが、結局何が言いたいのかというと「スキルが高い人は自由さも手に入るがそうでない人も多数いる」という現実を知らせたいのです。

これはそういう働き方を新卒で目指すことを諦めろ!と言いたい訳ではなく、やっぱり難易度は高いので、目指すならきちんと業務経験の無さをカバーできるくらい知識や技術で武装していけということです。

また、私自身が目指していなかっただけでSES企業は悪だと言うつもりもありません。むしろ専門外の文系卒がITの世界に飛び込みやすいという点でかなり評価できると思います。(ブラック企業はまた別問題)

プログラミングには向き不向きがかなり分かれますし、好き嫌いもかなり出ます。

全くプログラミング経験がない人が正社員として収入を得ながらそういった経験ができるというのは他の学問や業界を考えると珍しいと思います。

なので、なんとなく試しにITとかやってみたい!という方であれば就活序盤で滑り止めSES企業も受けとくかぁくらいの気持ちならおすすめできます。(本命は別にした方がいいと思います。)


最後に


こんな風に自分の行きたい会社に内定を貰えたからと言って安心してはいけません。こんな罠もあるんだよと皆さんに伝えておきたいです。もし不安なことがあれば、OB,OGや繋がりのある先輩に一度配属の仕組みなどを聞いておくと良いかも知れません。

長々と書いてしまいましたが私はまだ金髪で働くことを諦めていません!

ここからしっかりと技術力をつけ、転職なり出向からの復帰なり頑張っていこうと思いますので今後も是非読んでってください!

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