キムラケンジ(キムケン)

会社員兼 レシピ本制作者/絵描き/物書き/北海道うまれ函館育ち

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【ごはんのはなし。第4話】曲げわっぱの優越感

職場へ弁当を持っていく日々が続くと、「正直タッパーみたいなものでいいかな。軽いし」という気持ちになってくる。 実際に私も、メインで使っているのは100円均一のタッパー弁当だ。しっかり密閉してくれる上に、私は食べ終わったら職場ですぐ洗うので、におい移りもしていない。 容量もそこそこあるので、男の昼食としても十分なほどの量となる。カバンにも入りやすく、非常に重宝しているし、これからも使い続けようと思っている。 ところで私は、自分でいうのも恥ずかしいが、とてもミーハーなところ

    • 【ごはんのはなし。第3話】結局たまごサンドに落ち着く

      レシピを書くようになってから、どれほどのメニューを考えたろうか。おそらく数千はくだらないと思うが、その中にはもちろん、パンをつかったメニューも数多くある。 料理家と呼ばれる方や、レシピ制作に従事されている方たちが必ず思うであろう「あまりスタンダード過ぎず、ちょっと風変わりなレシピにしよう」という思いに囚われた時期もあり、手間暇をかけて色々なメニューを考えていた。 ざっと見返してみたところ「和風ローストビーフサンド」だの「メイプルナッツチーズのモーニングバゲット」だの「納豆

      • 【ごはんのはなし。第2話】ガリバタびしゃがけ選手権

        ガーリックバター、通称「ガリバタ」という単語からにじみ出る背徳感はなんなんだろうか。ニンニクは人間に必要な栄養素が詰まっているし、バターの栄養価も相当なものだ。栄養豊富で知られるアボカドが「森のバター」とよばれることからもそれは明白だろう。 しかし「ガリバタ」となると一転、堂々と食べすぎてはいけないような、でも隠れて舐めまわすほど食べたいような、そんな気持ちになるのは私だけだろうか。 とはいえ、日常生活でガリバタ料理を食べる機会は少ない。代表的なガリバタトーストも、外食先

        • 【ごはんのはなし。第1話】丁寧に暮らすこと

          ここ最近、丁寧に暮らしている。 どのぐらい丁寧かというと、朝は5:30に起きて60分程度走り、ゆったりとお風呂につかり、野菜を中心とした朝食を食べて、そして挽きたての豆で淹れた珈琲を飲んでいる。文字にするだけでもたまらなく丁寧だ。 しかもこの珈琲豆、近所の珈琲屋で買ったものなのだが、なんとその場で焙煎してくれるというものである。これもまた丁寧だ。 200gで1000円少々なので、一般に流通しているものに比べれば若干値段はするかもしれない。ただ私はランチ外食などをしないの

        【ごはんのはなし。第4話】曲げわっぱの優越感

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        • ごはんのはなし。
          4本

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          【漫画】再現!大戸屋のチキン母さん煮【レシピ】

          外食メニューを自宅で再現! 第1話 大戸屋のチキン母さん煮 【登場人物】 じゅんぺい(ぺーやん) 30歳、フリーランスのライター。東京在住。みみことは幼馴染。外食を再現するのが好き。 みみこ(みみちゃん) 30歳、ウェブ会社勤務。最近地元を離れて東京へやって来た。じゅんぺいのマンションから自転車で5分のところに住んでいる。 □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ 大戸屋のチキン母さん煮 【2人分】 チキンカツ 2枚 人参 1/2本

          【漫画】再現!大戸屋のチキン母さん煮【レシピ】