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Vol.1 本好きのための「Amazon Kindle読書術」

■なぜこの本を書いたか

初めまして。和田稔と申します。普段は会社員として働きながら、新しいワークスタイルを模索するブログ「モンハコ~問題の8割はコミュニケーション」を運営しています。2014年に初めてKindle読書術に関する本を出版し、2019年11月29日(金)に4度目の改訂である『《増補改訂版2020》本好きのためのAmazon Kindle 読書術』が発売されます。

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本書は、「読書をしたいけれど時間がない」「電子書籍に興味はあるけれど今一つ使いこなしきれていない」という方に向けて書きました。
私自身、学生のころまでは読書が好きで特にエッセイなどをよく読んでいました。ですが、社会人になり仕事をするようになってからは、仕事で読む必要のある書籍以外は全く読まなくなっていたのです。

この状況を変えてくれたのが電子書籍です。

現在、年間100~150冊程度の本を読んでいます。その中には、電子書籍で読んでいるものもあれば、紙の書籍で読んでいるものもありますが、本の内容によって、また自分を取り巻く状況によって最適な媒体を選択して無理なく読書を楽しんでいます。なにより私の生活の中に読書という習慣を取り戻すことができたのは電子書籍の影響が大きいので、本書では、電子書籍ならではの様々な機能を活かして読書を生活にどう取り込んでいくかをまとめました。

書籍は他者の人生を疑似体験できるもっともコストパフォーマンスの高い媒体だと考えています。自分だけでは処理しきれない困難に直面したときに、自分の周りに相談できる人がいつもいるとはかぎりません。

自分の経験の外にある知識を得るためにもっとも手軽な方法が読書なのです。本ならば、1冊1000円前後で購入することができます。私自身、読書をするなかで新しい視点に出会い、救われた経験が何度もあります。

もちろん近年はインターネットを検索すれば大抵の情報は探せる時代になりました。それで事足りる場面もあるでしょう。ですが、この情報が氾濫している時代に敢えて有料で提供されている電子書籍だからこそ、作り手側もインターネットだけでは手に入りにくい情報や知恵を提供しています。また検索すれば出てくるとはいえ、散在している情報をまとめた形で編集し、読者に読みやすいものを提供してくれています。この時代に有料で活字の情報が提供されるということは、それだけ価値があるということなのです。

■Kindleは忙しい現代人の読書に最適

仕事のこと、家庭のこと、その他優先したいプライベートなことを含めると読書にさける時間は決して多くはないはずです。

Amazonが2012年から本格的に日本でのサービス提供をはじめたKindleは、スマートフォンやタブレットなど様々な端末で利用でき、隙間時間を有効に利用して読書をするのに最適です。

■Kindle基礎知識からアウトプット術まで紹介

端末の選び方、基本的な使い方は書籍の第1部で解説していきます。またKindleにはAmazonのクラウドサービスという側面があります。あまり知られていませんが、単なる電子書籍サービスを越えた様々な便利な機能があります。この部分については第2章で書いています。

そして第3章では、Kindleと組み合わせて利用すると便利な様々なアプリやツール類、その活用法についてまとめています。読書をするだけではもったいないので、読書記録を手軽に取る方法ソーシャルメディア上で本の情報をシェアする方法など、読書をより楽しく実りあるものにするちょっとした工夫を紹介しています。

第4章はKindleをスマートフォンの音声読み上げ機能を利用することにより、オーディオブックのように使用する方法・その具体的な活用法について書いています。近年、iPhoneのSiriのようにスマートフォンの操作に音声を利用することが一般的になってきました。そして、そしてそれらの機能がよりKindleに新しい可能性を提供してくれています。

更に第2部では、多読で得た情報をKindleで整理する方法を紹介しています。

この記事や書籍を通じて、読んで頂いた皆さんの読書ライフがより豊かになれば幸いです。

次回は具体的なKindleの使い方についてご紹介します。


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