
未来を生き抜くための「本当の知恵」を学ぶ出版シリーズ、始動。
金風舎で新しい出版シリーズを始めることになった。
シリーズタイトルは「次世代の教科書」。
この記事では、なぜこのようなシリーズを作るに至ったのか、編集部の思いをお伝えしよう。
困難な未来を生き抜くための、次世代の教科書を。
「次世代の教科書」というタイトルで新しい出版シリーズを作ろうと思ったのは、先行き不透明な時代を生きる私達にとって、最低限進むべき方向を定めるためのコンパスのようなものが必要だと思ったからだ。
それは具体的な知識やスキルというよりも、「自分がどんな知識やスキルを身につけるべきかを判断する思考力」だと考えた。
なぜなら、これからは特定の知識やスキルを身につければ人生安泰、という保証などどこにもないからだ(厳密に言えば今までだってなかったのだけれど)。
自分が今何を学び、何に向かって進むべきかを、自分の判断で決められる力こそ、私達が真っ先に身に着けなければならないものだ。
そういう力は、たぶん学校の勉強だけでは得られない。
今まで学校の教科書で習っていたような知識は、安定した時代を安全に生きるためにはピッタリ合っていた。けれど、先行きが不透明な時代に、「それさえあれば」生きていけるという保証はどこにもない。
だから、困難な時代を生き抜いていく私達にとっての「新しい教科書」が必要だと思った。
それは今までの学校の教科書を塗り替えていこうということじゃない。
むしろ、学校の教科書の知識を「どう使えばいいか」を判断するためのトレーニングガイドのようなものだ。
それはきっと、私達一人ひとりの中に根付いて、一生役立つスキルになる。
だから「次世代の教科書」では、ただ知識を詰め込むんじゃなくて、それを生き抜く力に変えるための「問い」の形にして、読者にじっくり考えてもらおうと思う。
どんなに役に立つ文章も、それを自分自身の人生に引き寄せて考えられなければ、右から左に素通りするだけになる(一夜漬けで覚えた知識がすぐ抜け落ちてしまうように)。
だけど、文章が心の奥底に刺さる「問い」として自分の中に入ってきた時、それは絶対に忘れることがない。たとえ知識そのものは抜け落ちたとしても、問いに悩み、自分なりに答えを出したという経験が、きっと人生の岐路に立たされたときの力になる。
私達は、読書を通してそういう力を作りたい。
ひとりではなく、みんなで。
私達は、「次世代の教科書」というシリーズを、これからの時代を生きるすべての人達に届けたいと思っている。
でも現状、試行錯誤の中でやっと土台を作っている段階で、完成といえるまでには正直程遠い。
それでも、このシリーズが向かう先が、社会とそこで暮らす人々にとって価値のあるものになるということは確信を持って言える。
だから、このシリーズが本当に「次世代の教科書」としてふさわしいものになるかどうかは、今これを読んでいるあなた自身が見届けてほしい。
そして、ぜひあなた自身が「次世代の教科書」とはどのようなものであるべきかを考えてみてほしい。
なぜなら、きっと「次世代の教科書」は誰か一人の思惑で作るものじゃなく、あらゆる人の意見やアイデアを織り交ぜて作るべきだから。
そんな未来も、決して夢じゃないと思っている。
先行き不透明な時代を生きるすべての人達へ。
次世代の教科書づくりを、始めよう。
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