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久々の出張でした

先日数ヶ月ぶりに京都出張してきました。
6月いっぱいまでの飛行機減便の予定が延長となり、現在1日1往復の飛行機で伊丹まで。行きも帰りも搭乗者は50〜60名程度だったかな?

今回の京都出張の目的は、
①客注商品の仕入れ
②同業他社や業界の現状を聞くため
でした。主には②かな。
これから商売を続けて行くために、色々な情報を仕入れるために京都室町界隈を歩き回ってきました。

京都市内を南北に通る室町通りの、主に北は御池通りから南は五条通りまでの間に数多くの呉服問屋さんが建ち並んでいます。今でこそ呉服問屋さんだったところがマンションやホテルになっていたりしますが、一昔前までは大変活気のある通りでした。

その問屋街である室町を2日間かけて回ってきました。

普段の7月の京都と言えば祇園祭で大変賑やかなんですが、今年の7月は流石に少し静かでしたね。

4〜6月の呉服小売店の状況を数件の問屋さんで聞いてきましたが、みなさん口を揃えて、「6月は好調でした」と。
以前の記事で書いたように、我々呉服店は展示会という形をとってお客様を動員し、売り上げを作っています。
その展示会が6月は軒並み好成績だったそうです。うちは6月中止しましたが・・・。
6月はコロナ禍が少し落ち着き、Stay Home続きでうずうずしていた消費者さんが買い物をされたようです。もちろん買われた着物を着用する予定がある訳ではなく。10万円の給付金の恩恵があったかどうかはわかりませんが、美しいものを購入することで心が満たされる、そのために着物を購入した方が多かった6月だったようです。購入件数はコロナ禍以前より減少傾向にあるようですが、単価は以前よりも高くなったようです。

うちのお店も7月には展示会を開催予定ですので、お客様の心が満たされるようなご提案を心がけたいと思います。

しかし、今年は夏物が大打撃を受けています。
うちのお店では浴衣を6月初めから店頭に並べると同時に半額セールを行っています。それでもなかなか売れません。
今年は全国各地の夏祭りが中止となり、浴衣の出番がありません・・・。小売店もそうですが問屋さんも大量の在庫を積んでおられました。浴衣を始めとする夏物の製作自体は昨年末から今年の初めのところで完了しているので、来年の夏まで寝かせておくしかありません。利益どころか製作に費やしたコストの回収すらままならない今年の夏です。

暗い話をしててもしょうがないですが、お客様にも喜んでいただけて、かつ我々もなんとか生き残れる手だてを考えなければなぁと思っています。

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