きもの着方教室 いち瑠

「きものを楽しむ」ためのコミュニティーとして全国に約50教室を展開するきもの着方教室い…

きもの着方教室 いち瑠

「きものを楽しむ」ためのコミュニティーとして全国に約50教室を展開するきもの着方教室いち瑠です。生徒さん方の「きものにまつわる素敵なエピソード」をメインに紹介していきます。堅苦しく考えず、自由なマインドできものに興味を持っていただけると嬉しいです。

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私と祖母と着物と

両親の離婚により、中学2年生から大学を卒業するまで、祖母の家に、祖母、母、妹、私の4人で暮らしていた。 その期間、私は祖母のことを、日本語が喋れる宇宙人だと思っていた。 聞いたことのある話を何度も繰り返し話してくるし、一緒に暮らす上で守ってほしいルールを伝えてもおかまいなしだし、カチンとくるような一言を連発するしで、とにかくストレスが大きかった。 どれも祖母には悪気がなく、余計にタチが悪かった。 私は祖母を世間の常識が通じない、宇宙人だと思うことにし、極力距離を置き、

    • 着物ファッションショー

      着物ファッションショーのモデルを依頼されたのは、 約5年前のことでした。 母の知人から振袖を私の地元 滋賀県長浜市で行われる ショーに出展したいとのことで、 モデルを務めてほしいと突如お電話をいただきました。 その振袖は、その方のお母さまが結婚式で着られて以来、 代々大切に受け継がれてきたものでした。 黒地にたくさんの花の刺繍が施されており、 重厚感がありとても美しい着物でした。 私にとって、着物を着るのは成人式以来だったため、 最初は物めずらしく、 軽い気持ちでお引

      • 着付を学ぶきっかけから今

        日常に着物が当たり前だった祖母のおかげで、 私はたくさんの着物を譲り受けています。 古典な柄、今でもモダンな柄。 着物はステキだと思いつつ、着る機会もないし一人で着られないと 桐ダンスから目を逸らしていました。 ある日、外国人の友人からメールが来ました。 結婚するんだけど、着物で披露宴に参加してくれないかと。 「無理だ。一人で着られない。海外に着せてくれる人なんていない。」 と焦りました。が、海外滞在中に世話になった友人からの懇願。 日本人の友が自分の結婚式に着物を着て来

        • 着物が着られるようになったら

          幼い頃、私は着物が好きで母の着物をタンスからひっぱり出して 着てみたりして遊んでいました。 大人になってから着物とは遠ざかり、 成人式に着物を母に買ってもらって着たぐらいで ほとんど着ることはありませんでした。 社会人になり、 働くようになってから忙しくなり着物から遠ざかっていました。 入学式や親戚の結婚式等、 着物を着る機会もありましたが、 自分で着付けができず美容院に行かなければならないので、 着物を着ることはほとんどありませんでした。 今まで働いていた会社を定年

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        私と祖母と着物と

          「きもの」という相手への思いやり

          産まれた時から洋服に囲まれて生活してきた私にとって、 またルーツの半分が外国でもある私にとって、 日本の伝統と文化を身にまとうことは懐かしさもなく、 非常に新鮮な体験ではじめてのものと出会う感覚であった。 普段着としてきものを着る日本人も少なく、 街を歩けばむしろ珍しい現代の中で、 非日常体験の提供として 京都を筆頭に再び日本の伝統と文化のパッケージとして 「着物レンタル」のように きものが形を変えて戻ってきているように思う。 外国人観光客にとっては異文化交流として、 日

          「きもの」という相手への思いやり

          私と四季と着物

          私の記憶の中で、一番初めに着物と触れたのは19歳の時です。 ちょうど次の年に迎える成人式に向けて、振袖を選んだのが初めてでした。 私は現在27歳ですが、 同年代の女性のほとんどが成人式の時に初めて着物を着る ということを経験していると思います。 その時から自分の中でぼんやりと 「着物っていいなあ」と思う気持ちがありました。 その後、大学を卒業し、 社会人になってから何か習い事をしたいな、と考えた時に 真っ先に思い浮かんだのが着付けでした。 きっかけとしては前述した通り、

          着物との出合い

          私は小さい頃から着物に興味があり、 長い年月は経ちましたが、今自分で着られるようになり、 とても嬉しいです。 おばあちゃん子だった私はテレビでよく時代劇を見ていました。 その影響で着物に興味を持ったのだと思います。 初めて着物に触れたのは小学生の時、 母と祖母に浴衣を着てみたいと自らお願いした時です。 しかし、家族の誰も着せられないとのことで、 近所の方にお願いし、着せてもらうということがありました。 この出来事がきっかけで自分で着られるようになろうと思いました。 今、

          3度目のチャレンジ

          一番はじめに着付けを習ったのは、今から10年程前でした。 友人から着付けを習っていることを聞き、 着物を着られるってかっこいいな、素敵だな、 と思ったことがきっかけでした。 祝い事などで、祖母や母、叔母が着物を着ていても 特に何も思わなかったのですが、 同年代の友人が習っていることにとても良い刺激を受けました。 習い始めて、ある程度は着られるようになりましたが、 コースが終わると着物を着る機会もなく、 せっかく覚えたこともあっという間に忘れてしまいました。 そして当時はま

          和の心

          私が着付けに関心を持ったのは、 定年退職後、時間ができて、気晴らしのカラオケを唄うとき、 着物が着れるとどんなに良いだろうと思うようになった頃。 伯母より着物・小物を沢山いただきました。 昨年初め「リビングおかやま新聞」にて 募集記事をみて、いち瑠の1月生になりました。 初級 プチおでかけの時、伯母から頂いた「草履」を履いて自宅より。 着物を身につけてお出かけに参加。 古いぞうりだったので「足袋」に色が着いたのに気が付きました、、、 が、、、こすれて「草履」の色が着いたの

          着物を習い始めたきっかけ

          私は子どものころから浴衣が大好きでした。 毎年、夏祭りや花火大会などには浴衣で行き 毎年のように新しい浴衣を買って楽しんでいました。 しかし、 着物はといえば、成人式で振り袖を着たぐらいで ほとんど着る機会がない生活でした。 20代前半ごろから 着物を着てみたい、着付けを習ってみたい と思うようになりましたが、なかなか時間もなく お金もかかるイメージなのでトライできずにいました。 30代に入り 夫が外国人ということもあり 着物を自分で着られない、着方が分からないという

          着物を習い始めたきっかけ

          母の着物から・・・

          私の母は、茶道・華道・着付けを習っていたので、 着物を着ることが多く、そのため多くの着物と帯も持っていました。 その母を見ていた私も着物が好きで、 機会があれば母に着付けてもらっていました。 しかし、母と同じように着付けを習う時間に余裕はありませんでした。 その母がなくなり、母が残してくれた着物と帯… 高価なものだけに簡単に処分してよいものか、 どうすることもできず8年が経ってしまいました。 そして、昨年の春、私も退職し時間に余裕が出てきたときに、 いつも会っている仲間

          母の着物から・・・

          着物と私

          もともと着物は好きでしたが、子育て中は余裕がなく 着物を着るとか買うなどと言う事は考えられませんでした。 昨年末っ子の娘が成人式の振袖を見たいと言うので お店を何件かまわり気に入った振袖を見つけました。 そのお店で着付け教室があると言うので娘ではなく私が通うことに。 とりあえず着られるようになれればいいと思っていたのですが、 始めてみると、着物は美しく・格好いいと魅力を再認識しました。 きちんと着たい、きれいに着たいと練習しているのに、 まだまだ思い通りに着られない自

          着物との出会い

          私が一番最初に着物に出会ったのは、前に通っていた専門学校でした。 はじめは習っているという感覚というよりそこまで興味もなく一連の流れで着るという事だけでした。 その後、自分で着たかというと1回か2回ぐらいでしょうか・・・。 その間に記憶も薄れ・・・。 そのまま月日は流れ、ある時、着付けてもらい着る機会がありました。 その時に少し知識があった中、帯締めが少し違った結びになっていた事に気がつき、指摘をしたことがきっかけになりました。 中途半端に知っているのではなく、しっかり勉

          三姉妹のイベント

          私には3人の娘がいます。 着物が大好きな私は3人の入学式、卒業式には着物を着て出席していました。しかし、当時自分では着付けが出来なくて近所の美容院にお願いしていたので当日は大忙しでした。 「自分で着付けが出来たらいいな」とずっと思っておりましたが、仕事・家事・育児をこなしていく多忙な日々が続き、着付け教室へ通いたいと思いながらも時間が作れずに10年余り経ちました…。 しかし、長女の成人式の振袖を購入したのを機に着物への愛着が更に湧いてきました。その購入においての特典で着付

          母がきっかけ

          母が着付けの資格を持っており、成人式には家で着せてもらいました。 当時の私にはよく分かりませんでしたが、帯結びもこだわって変わった結び方にしたので、後ろ姿がしばらく写真館に飾られたほどです。 祖父の葬式の際は、伯母2人と祖母を着付けた後自分も着る姿を見ていました。 特に教わる機会はなくても着せてもらえばいいと考えていましたが、いつまでもそう出来る訳ではなく、自分で自分で着られるようになることにも少し興味を持つようになりました。 数年前、一度教室に申し込んだものの、仕事が

          日本の伝統文化「着物」の素晴らしさ

          私が着物に興味を持ち始めたのは19歳のころです。 今から25年前になります。 きっかけは、茶道を習い始めたことです。 先日公開された映画「日々是好日」(故 樹木希林さん出演)を見て、改めて日本の伝統文化の素晴らしさ、そしてそれを若い世代に伝えていく事の大事さを学びました。 そのようなきっかけもあり、着物について学びたいと思ったしだいです。 茶道のおかげで着物を着ることは苦ではなかったのですが、たとえ作法がどんなに綺麗でも、着物の着方に無知だと損をしてしまうと感じました

          日本の伝統文化「着物」の素晴らしさ